復讐ノーマッドのフォルテミルク和え

中佐の部屋から拝借した軍服をキメてみて、ランファの部屋の鏡で全身を見てみる。
バッチリだ。ノーマットはそう確信して、ニヤリと笑った。
ランファが前にキス爆発事件での人形、そのデータをノーマットは写していた。
なんだかよくわからないがロストテクノジー風味でそれに大変身。
それが幸いとなり、今からこうして役に立つのだ。
フォルテの部屋へ向かう途中、何度か手足を動かしてみたが好調。
嬉々として、歩く感覚などを楽しむ。
(ああ、これで、これで、これでやっと……!)

入った部屋の中は薄暗いが元々人工知能なので暗かろうが関係ない。
ましてや前方に進み、銃を磨いているフォルテのバックを取ることなど、いとも簡単。

「フォルテさん今日は非番でしたよね。だったら少し私の復讐に付き合ってくださいね」
「だ、誰だ!?」

驚いて眼を見開き――それと同時に銃を咄嗟に構えた。
しかし今のノーマッドは自由に動き回れる。手首を掴んで、
ソファに押し倒すまでの速さと言ったらヴァニラさんに報告したい程の事らしい。

「はぁぁ…あなた乳無いと、どうしようもないですねぇ。色気でもランファさんに勝てないし。
顔だって中の下ですか?あなたが居るだけでヴァニラさんの美しさがはっきりしますね。
引き立て役って言うんですか?いや、フォルテには無駄に勿体なさ過ぎる言葉だった、グフフッ」

お喋りなノーマットはフォルテの胸を隠す服をを剥ぎながら言葉をずらずらと並べた。
それはもうフォルテに独り言の隙間に入らせないぐらいに。

「あ。やっぱり大きいですねぇ…さて、その腐った乳を搾ってあげましょう」
「なぁっ、なに言って……お前、ノーマッドか?ノーマッドなのか!?」
「ハァ、やっと気付いたんですか。ったく知恵のない女ってどうしようもないですねぇ」

喋りつつも眼の前に広がる白く豊満な胸に興奮が込み上げ、フォルテの胸を鷲掴みにした。
ぶるん、と魅力的に激しく揺れてノーマッドを誘惑する。
そして指が食い込んでしまいそうな感触にノーマッドは唸った。
「す、スゴいじゃないですか。牛の乳みたいだ…っていうか、それしか能が無いんですけど」
「み、見る…なっ!!お前ッ、なにすんだ!!」

手で胸を隠そうとするフォルテより先に、ノーマッドは舌をフォルテの乳首に這わせた。
ザラザラした舌がフォルテの敏感な所に触れ、腕の抵抗がびくっと止まる。

「いえ、別にあなたに興味がある訳ではないのです。
将来ヴァニラさんと愛し合う事になった時の練習、つまりあなたこそが人形なのです。
人形は黙ってミルクを出せばいいんですよ。ミルクは飲んだ事がない、つまり味見です。
勢い良く出してくれても構いませんよ〜。私は全部残らず呑んであげます」
「…な…何言って……はぁっ、離せっ!!」

ノーマッドは休むことなく舌を動かし、指でもクリクリと弄くった。
ぢゅぶっ、と大きく吸って、わざと耳に通らせる。
フォルテは苦悶に眉を潜め固く両目を閉じ、ぐっと身体を強ばらせた。

「どうです?気持ちいいんじゃないですか?クククク」

片方の手は揉みながら、片方の手はクルクルこね回し乳首を刺激しながら。
ぢゅぷぢゅぷとノーマッドは吸い付く事に没頭した。
フォルテはと言うと、何度も何度も繰り返される内に妙な感覚が駆けめぐる。

「っ……や、やめろってばぁ!どけっ、どけって!!やめろっ!」
「なに言ってんですか。ほら、ちょっとだけ乳首が立ってきちゃいましたね…グフフッ」
「や…やだ……やめ………!」

涙を目尻に溜めて哀願するフォルテを無視を決め、気の済むままにノーマッドは続けた。
「フフフフ。噛んじゃおうっかなー…」
「いっ!痛ぁ…っ!!」

歯形が残るぐらい強く乳首を噛みつかれ、痛みに身体を震わせた。
ノーマッドはフォルテの姿を見て満足そうに笑った。

「あれー?あ、もしかして感じちゃってるんですか?もっと弄くって欲しいって?」
「…違っ…ぁぅ……ん!」

ノーマッドの玩具へと化した乳首を指の腹でコシコシと擦ったり、爪で引っ掻くように嬲る。

「あぁ…っ……ぁ…」
「でもミルクは出ませんねぇ……どうしてでしょう?こっちが濡れてるからですか?」

胸から片方の手だけ離れスカートを捲り上げ、フォルテの足の間へ差し込んだ。
湿り気が有り、ノーマッドは早速下着を脱がせていった。

「やめ………や、やだっ…!!」

フォルテは慌てて脚を閉じようとするが、足首を掴まれ、そのまま割り込まれた。
自分の力に対するプライドが高いフォルテは今の自分を悔い無力さに悲しくなる。
そんな気も知らずノーマッドは品定めをするかのように濡れそぼった秘所を眺めた。

「もっと汚らしいかと思ったんですけど、案外綺麗で意外ですねえ」

その言葉だけで反応してフォルテの頬がカッと染まった。

「ああ、これだけグチョグチョにしてるんだからミルクは出ない筈ですね。
大体上辺の言葉だけで嫌々言っても結局身体は正直なんですよね、フォルテさん…」

益々赤くなるフォルテに自慢の毒舌で責め、
ノーマッドは割れ目より先に進んで、トロトロと流れる愛液を指ですくった。

「よくもまぁ、こんなに濡らせるものですね。ホントにあなたって人は…
こんなのエンジェル隊の方々が知ったら……。絶対ウケますよ、保証してあげましょう」
やっと喋りきって、秘裂に沿って指を動かしていった。
秘裂は既に濡れており、グチュグチュと聞こえてくる。
具合を見てゴツゴツした何本もの指を、一気にフォルテの中に差し込んだ。

「痛いっ……!」

ほぼ抵抗を諦めざる終えなかったフォルテが痛さに小さく悲鳴を上げる。
気にせずノーマッドはグルグル掻き回すように指を動かした。
確かに聞こえてくる熱っぽい証は凶器となり、フォルテの胸を突き刺す。

「そういや中佐も可哀想な人ですよね、あなたみたいな人を育てて結果これですから」
「ち、中佐は関係ないっ…」
「そうでしょうか?結構、毎晩毎晩縋り付いてたりしてたんじゃないですか?」

恩人である中佐の事までノーマッドの言葉で作り上げられた幻で侮辱される。
フォルテは屈辱に涙が零れ、更に下腹部からぐぢゅっ、ぢゅぶっと粘着の付いた音が叩き付けた。
ただでさえ今まで人形扱いだったノーマッドにされている事に羞恥心が刺激するというのに。
それでも身体は火照りを増し、息をするのも辛くなる現状があった。

「や…やめて…ぁ、っ…ノーマッド……お願い…」

小刻みに震えるフォルテの眼は怯えを湛えている。
逆にそれはノーマッドにとって満足感を与えるもので、他にどうしようもならない。

「やめて?お願い?もっともっとグチョグチョにさせてくださいって?」
「ぅっ…そんな…の……」

痛みの為に腰をよじり、しかしどこかでゾクゾクするような感覚が疼く。
ノーマッドは指を無茶苦茶に暴れさせた。
それに眼を瞑ってフォルテは耐え、喉の奥で声を殺す事でしか刃向かう事が出来ない。
「…な、なんで…こんな事……」
「アハハ。フォルテも女だったんですね…てっきり私は他の生物だと思ってましたよ」

自分の台詞にウケたのか一通り馬鹿笑いを見せるノーマッドと眼が合い、
慌てて視線をそらそうとするが、射抜かれたように外す事が出来ない。
気まずい雰囲気に頭に血が上るのを感じた。
しかしノーマッドは指を引き上げて、次に溢れ出た愛液に視線を絡めさせた。

「なんだかんだ言って…はたしないですね……全く」

独り言のように呟いてノーマッドは自分のモノを出し始める。

「え、え……っ」

それ光景を見てフォルテは眼を剥かせて青くなり、息が止まった。
それだけは、と覆い被さる胸板を押して逃れようとするにも、力の差が有り過ぎる。

「そんな……やめ…やめて…っ」
「煩いですよ。あなたは私が喋るだけで今まで撃って来たじゃないですか。
特に私がヴァニラさんを褒め尽くす時ですか?あははー、妬いてたんだ」
「だ、誰がそんなの……撃って…たのだって、そ、それ…はお前が………」

少しでも無言を見せてみれば少しでも可愛げが伺えるのだが、敢えて反論する。
生意気に思い、言い終わらない内に潤うフォルテの秘所にあてがった。
その瞬間言いようの無い痛みが全身を走る。

「ひぅっ……いやああああああぁぁぁっ!!や…やめてっ!抜いてっ!!」
「煩いって言ってるんですよ。大体不審がって皆さん来ちゃいますよー?」

必死に藻掻くが、ノーマッドのモノと軸になっている為無駄な行為になってしまう。
思い掛けない狭さに窮屈ながらもノーマッドは全体重をかけ、慎重に埋めていく。
が、何かにぶつかった。
ノーマッドは口をぽかんと開けてフォルテを見ていたが、次第に嗤い出した。

「処女だったのか…そりゃ綺麗な筈ですよね。意外と言うかなんと言うか……グフフ」
「の……、ノーマッド…」

言いたい放題にして嘲笑うノーマッドと反対にフォルテは言葉すら口に出すのも辛い。
それでいても否定の声を出さずにはいられないのは羞恥心が故である。
「痛い…よ……」
強引に入ってくるモノが擦れてひりひりして、それだけ呟くので精一杯だった。
「いつも私に穴を開けてくれてたんだし、そのお礼をさせて貰います。
ブチ開けてあげますよ。でも力は抜いてくださいね。
あなたが怪我して、お優しいヴァニラさんが心配する姿は見たくない」
ヴァニラが治療する姿でも頭に浮かべたのか、ノーマッドはにやけた。
異物の侵入を拒む為の膣壁の強烈な締め付けが、よりノーマッドを煽らす。
そしてノーマッドは躊躇う事もなく、押し進め、一気に引き裂いた。
「ひ…あぁぁ―――――――っ!!!」
フォルテに今までと比べ物にならない衝撃が襲い、噛み殺せなかった声が漏れる。
「お…お願い、抜いて…く、…れっ!もう、もう許してぇっ!」
肉が裂けるかと思うぐらいの痛みに視界が霞み、涙がぽろぽろと滴り落ちる。
逃れたくても、抵抗なんて以ての外、
出来る事など下唇を千切れるかと思うほどに強く噛み締めて堪える事ぐらいだ。
「んくっ…ぬ…抜いて……やだ…や、やだぁぁっ」
「抜いてってあなた、そんなに締め付けてもらっちゃ抜く事も出来ませんよ」
「ぃっ……!うぅ……んぅ…っ…」
繋がったフォルテの秘所に血が滲み、ノーマッドのモノに伝わり血の色が絡まる。
「…抜いて……お願い…お願い……っ」
がくがくと身体の震えが止まらないフォルテにノーマッドは大きく息を吐く。
少しの希望を掻き集めただけの弱々しい視線で見てくるフォルテ。
「やぁ…っ…」
「はぁ……ま、可哀想だから抜いてあげましょう」
不意にノーマッドはそう言うと、モノを愛液と共に引き抜いた。
ひくひくと洟をすすったフォルテを見て悪戯に笑みを浮かべ、下腹部に手を滑らせる。
「…フォルテさん、やっぱりすぐにやっちゃうのは面白くないですからねぇ……」
そして今度は血が点々と床に落ち、痛々しさを物語るフォルテの秘所に指で弄り始めた。
「さっきまで痛いとか言って泣いてましたけど、結構濡れてるじゃないですか」
フォルテは何とか言い返そうとして逆に、
神経をノーマッドに絶え間なく愛撫されているそこに集中してしまう。
じわりじわりと這い上がってくる快楽にフォルテの身体は熱くなる。
「…んっ……」
ふわふわと心地良さが広がり、先程とは全く違うものである、
痛みの感じさせられない愛撫。芯へと快感が否応無しに疼く。
「ふ…ぁ………んふっ…」
くちゅくちゅ、と粘りけのある水音が大きくなった。
気遣うようにやんわりと、時に激しく出入りされ興奮が大きくなる。
その途端、ぎゅっと指を締め付けて、ノーマッドの指を濡らす。
「スゴいなぁ。ほぉら、ほぉら。もうベトベトだぁ」
日頃の恨みが募ってノーマッドはからかうように言った。
フォルテの愛液で濡れ白くなった手をフォルテの青い眼に映るようにして近付ける。
一瞬だけ普段と同じ気迫でキッと眉を歪ませたのだが、それもへなっと崩れた。
「気持ちいいんでしょう?そうでしょう?」
それを聞くとほぼ同時にノーマッドは秘裂をなぞり焦らしていく。
「…ち、違っ……違う」
「嘘吐きは嫌いです。今ここで皆さんを呼ぶ事だって可能ですよ。
そうだ、あなたの大好きなウォルコット中佐を呼んであげましょうか?」
「…………」
無言のままのフォルテに苛立ちを覚えて胸元に光る通信機に触れようとした。
フォルテ頭の中に今誰かに来られたら、ましてや中佐に――そんな思いがよぎる。
それ以上想像が出来なくなるほど恐くなって、
慌ててノーマッドを見上げて首を振った。
「……き…気持ちいい…」
(グフフッ、フフフフ……ああ、なんて愉快なんだろう…大ウケですね、フフ…)
泣き声を含めて喉から絞り出した声にノーマッドは胸の内で爆笑する。
最早目の前のフォルテはフォルテであって、フォルテではなかった。
扇状に瞳を飾る睫には額から流れる雫が付き、唇の隙間から白い歯をのぞかせている。
首筋が噴いた汗に髪がべっとりと張り付いていて、白い頬は桜色に染められていた。
途方にもなくフォルテの乱れる姿に撃たれた回数も分からなくなるぐらい、
虐められていたノーマッドにとって征服感が湧き出て、快感に変わりこの上ない。
「あ…、やっ…ふぁ………」
下腹部からせせり上がってくる刺激がくすぐったさを越えて心地良く感じられる。
ふと思いついたように――黙っている事の出来ないノーマッドは口を開く。
「フォルテさん、いつもの憎まれ口と男声はお休みさんですか?」
うっ、と詰まった声が声にならず眼を反らして表情に出る。顔が更に赤くなった。
「まあ…、いつもより私はいいと思いますけどね」
「ぇ…あ……」
全く思いも掛けなかった言葉を浴びせられ、思考が麻痺する。
その間も絶えずフォルテの傍らには、色褪せぬ事無く快楽が胸を軋ませるまま。
「はぁ、フォルテさんでも照れたりするんですね、やっぱり」
「…べっ……別に照れてなんか…」
そうした困ったように顔を背ける仕草1つ1つにノーマッドの眼を愉しませた。
女として素肌を差し出し、力無く頬に涙の筋を残す姿は新鮮で仕方が無い。
爪先までもをぴくぴくと痙攣させて悶えるフォルテを誉めるように、指を這わす。
「は…ぁっ……ん……ぅんっ」
追いつめるように手を動かすと、ノーマッドを欲する証明として愛液を湧かせた。
焦らすように腰を揺らすように一撫でしてみると、官能的に乳房がタプタプと揺れた。
「…うくっ…ふぁぁっ!」
芯が熱くなるのを本能で感じ、求める欲求は溢れを止められず限度に近付いていく。
ノーマッドなんかに―――だが尚も快楽受け入れていると言った事実が脳裏を霞む。
快楽を引き出す焼け付くような指に促され、遂に胸の中で立ち込めた思いが声となる。
「ノーマッド…あ、あ…あたし……もぅ……」
虚ろな眼でノーマッドを見つめ、顔を真っ赤にしながら小さく呟くように告げる。
そう欲求するのがやっとだったのか、すぐに俯いて眼も開けていられず瞼を潜めた。
「ふう、仕方ありませんねぇ……」
口の端を歪めてノーマッドは唇をフォルテに近付け、口付けた。
「は…んっ……くふ……ぅ」
顔を強ばらせ抵抗を試みて逃れようとしたフォルテの顎を掴み固定する。
「ふ……っ…ゃあ…」
舌先でフォルテの唇を軽く舐めてみた。
それに驚き、僅かに開いた口腔へと間を入れずにノーマッドの舌が浸入した。
そしてフォルテの口腔を良いようにまさぐり唾液を含ませて貪るように舌を絡まらせる。
「……んぅっ…!」
糸を引かして離れると、口の端から溢れた唾液が乾いた唇に潤みが見られる。
今更ながら驚いて真っ赤になった耳朶を甘噛みして、フォルテにやんわりと命じた。
「つまり、こんなにパックリ涎を垂らして欲しがるココに挿れて欲しいんですね?
そうだなぁ、そのやらしい胸から、母乳でも出してもらいましょうか」
「へっ……そ…そんなの出ない…」
正に当たり前の事を言い放つ口振り、範囲外の考えにフォルテは混乱を隠せなかった。
冗談めかしているにしても、そのノーマッドとかけ離れた思惑が全く理解出来ない。
ノーマッドは力の入らない息だけの声に、勝ち誇ったかのような笑みを浮かばせた。
「知恵の無い人ですねぇ。出なかったら出すんですよ。手伝ってあげますから」
自らの意志など何一つ拒否され、まるでノーマッドをもてなすように、
痛さを覚えるほど固くつんと上を向いている乳首を怖いほど優しく引っ張られる。
ぬめった感触に身体を色っぽくよじらせ、髪を宙に踊らせ背筋を仰け反らせた。
「んんっ…!」
確実にフォルテの快感を掻き立ててゆくノーマッドの舌は胸の頂きに、周囲に舌を這わす。
「ふぁぁっ…はぁ…う」
愛液は厭らしい音を旋律に並べ、それでも足りないと主張するように音が立つ。
「あぁ…ぅ…っ……や、やぁっ…」
同様に紅い髪と同じ色にまで熟し、充血した乳首を中心にして捏ね回したり、
柔らかさを持て余しかつ弾力に優れた乳房に指が食い込む質感を愉しむ。
様々な感触の中、フォルテを弄んでいる現実――それが何よりノーマッドを満足させていた。
いっぱいの唾液で濡れた乳首を親指と人差し指で摘み出すように押し潰す。
これでもかと言うぐらいに嬲りみては情に煙られて愛液は濃く、泡だったものになる。
「あ…ふあぁっ……ひ…ぁっ」
「やっぱり出ないですねー…こんな大きいのに……使えないなぁ」
熱っぽい肌にぬるぬると舌を滑らせ、むしゃぶり付きながら愚痴をこぼす。
「まぁ…フォルテさんがこんなに悦んでくれるんなら、それでいいんですけど」
「ひ、ひぅっ…んく……っ」
「ここがよっぽど好きなんですね、くふふ…」
「あぁぁっ…ふあぅ……んっ…!」
飴を頬張るようにして舐められた乳首に、息継ぎの為開かれた口から荒い息が吹きかかり、
むず痒い感覚がひくひくと断続的にフォルテを震えさせた。
「あ、んん…っ!……ぁ、あ…っあ……はあぁっ」
ちゅうちゅうと吸い上げる度に、呂律の回らないような艶帯びた声が聞こえた。
「ぁ…ひあ…い…ぃやぁ……やぁぁ…ん」
少しぐったりと俯きだしたフォルテを見て、散々弄っていた胸の責めを遅くする。
このまま絶頂に赴かせてもいいが出来る事ならフォルテをいたぶってやりたい。
予想通り、再び泣きそうになりながら苦しそうに見てくる顔に舌を這わす。
熱くなった頬を挟むように手をおいて、流れる涙に尖らせた舌で舐めて口に含んだ。
「…なに泣いてるんですか?」
わざと筋から離すように言いながら、軌跡を描くように指で弄くり続ける。
顔を背けられない状態にして、眼を見ながら舌なめずりを一度して見せてみた。
面白いぐらいに狼狽えて立つ事も不可能なぐらいかくかくと笑って震えてくれる。
「……ノーマッド……い…ぃや…」
「嫌?何が嫌なんです?」
「が…まん、出来ない……」
自ずと手をゆっくり伸ばして、自分の胸に触れて寄せ上げるように揉み始めた。
硬くなった乳首を摘んでみたり胸の谷間を作り鷲掴みにして力を入れてみた。
母乳なんて出ないと思いながら、もし出れば――紛れもない本音が胸の中に埋まる。
しかしノーマッドに与えられた刺激が感じられる訳でもなく、なんの反応も示さない。
自分が惨めに思えてきて、でも手を止めてしまったらノーマッドに見放される気がした。
「…でな…い……よぉ」
観察して眼を見つめながら追い立て、さらなる被虐心を煽らせていたが、
遂にかくん、と崩れ込んだフォルテの姿に仕方なく行動に出た。
「………だっ…だって…で…ない……」
フォルテを小さい子どものようにあやして、頬を弱く引っ張りながら撫でてやる。
「あー、はいはい、分かりました。煩いから泣かないでください」
眼を潤ませて泣いてなんか、とでも言いたげに見られても説得力がない。
あのフォルテがあのフォルテに見えなくて不思議な感覚に囚われる。
考えを否定したくて、せかして切り出した。
「いいですよ、あなたのして欲しい通りに言ってください」
「…ど…どうやって……」
ためらいがちに呟くフォルテを威圧的に見下ろして、微かな征服感に陶酔する。
強引に定めさせた潤んで揺れる双眸には、うっすらと赤みすら色付けていた。
「どうやってって……犯してください、でしょう?」
やや呆れたように冷笑しながらノーマッドは言う。
「……う、…ん」
魔性の言葉に誘導されるがままに荒い息遣いを抑えようと、胸に手を当てながら息を吐く。
ノーマッドの言いなりになっているのに、そんな理性はくだけて快楽に抱かれる。
そう、ノーマッドに身を委ねようとしている。そんな自分が信じられないのに何故か不快ではない。
程なくして、うなだれ気味にそれとなく視線を逸らして返事を兼ねて小さく頷いた。
「…犯して…ください……」
涙ぐみながら唇を震わせ、ゆっくりと切れ切れに言葉を紡ぎ出す。
フォルテの艶を帯びて一心に絞り出した言葉はノーマッドに興奮を引き出させた。
ノーマッドは満足そうに、また嘲るように笑う。
「フォルテさん、今すごくやらしい事口にしたんですよ?
普通の人じゃ絶対言えないんですよ。やっぱり、やらしい身体してるだけありますね。
でも心配しなくてもお望み通り、たっぷり可愛がってあげますよ」
正面から強くしっかりと抱き締めてそう言った直後、灼けるようにねっとりととろけ、
挿れられるのを待ち焦がれていた秘所へと、叩き付けるように一息に突き込んだ。
「ふ…ぁ…………あぁぁっ!!」
フォルテは白い喉をのぞけさせ、耐えかね甘く酔わせた声を上げた。
「ぁふ……んん…っ!」
「今度は痛くないですよね?」
「……ぁん……うぅん、痛く…ない……」
強い衝動に焦点を失い、繋ぎとめられていた身体に縋ってぐっとしがみつく。
自分から密着させた事に照れが生じたが、術も余裕も無くてそのまま逞しい腕を掴んだ。
「ぅん…っ…あぁっ!あ…ふぅぅ…はぁっ…」
ノーマッドは小刻み動かしていたものの、段々とそれは貪るように激しさを増していく。
奥に届くと結合部分が引き締まり、自らのモノを呑み込んでいくような感触が広がる。
水音を立てながら包み込み、かつ本能的に容赦なくきゅっと絡みついてノーマッドを悦ばす。
「あぁっ、あっ…ふくぅ…あ……んっ」
初めはさすがに痛みが支配していたが、気が付けば甘美な快感が強まっていた。
「ほら、これが欲しかったんでしょう?どうです…?」
ノーマッドの憎たらしい言葉に思わず背筋が弓なりに反るぐらいゾクリとする。
濁った機械音じゃない、低くて響く声に刺激されて新たに愛液の量が増す。
「う……ぁあぅ……ふっ…ひぁぁ…!」
浅く、次は深く出入りさせたりしながら掻き回してこね回し、フォルテを味わい尽くした。
「こんなにくわえ込んで、恥ずかしくないんですか…?」
「はぁっ……っ…はあぁぅ…うく…あふ…ぅ」
ノーマッドの何気ない一言に度々感じるのか、フォルテは無意識に膣にぐっと力を入れる。
そのお返しに呼応してノーマッドはより乱暴に動きを速めた。
「くぅぅ……っ、あふぅっ…あっ、はぁんっ!」
次々に愛液は沸き出すことを忘れずにノーマッドを濡らし続けた。
フォルテのモノクルの鉛が首筋にぶつかり、揺れる動きすら卑猥に見えてしまう。
淫らな粘着質のくちゅくちゅ、にちゃにちゃといった音が宴と化した部屋中に響き渡る。
「あ、あぁっ…あ…っん…ひぁぅっ!!ふぁ…ん」
ノーマッドが動く度にフォルテの柔らかい膣内はぎゅぅっとノーマッドを締め付けた。
「ノーマッド……」
おもむろに口を開いて、気持ちよさそうに眼を細めて少しだけ微笑んだ。
フォルテなりの気の遣い方に何かぐっときてしまい抱き締めている力を強くする。
反応して強ばらせた身体の反動に千切れるほどモノを締め付けられ、
それに伴い、堪らなく射精感が立ち込めて脈動を繰り返し、そのまま欲望を貫いた。
「はっ…あぁっ…ふあぅ………んんっっ!!」
太股を痙攣させて、受け止めたフォルテはびくびくっと身体を跳ね上がらせた。
「…う…っふ…ぁ……」
白っぽい液体がフォルテの開いた膣口からだらしなく垂れ、愛液と混ざり流れ出した。
「はぁ…あ……っ」
しばらくの間、フォルテは胸を上下させ荒く呼吸をさせていた。
が。逆にノーマッドのモノは一向に衰えを見せる事など無く、むしろ、
「じゃあ次はこっちを味見といきますか……」
後ろの白く柔らかなくっきりした線を沿い、蕾に触れようとする。
まだ膣中で掻き回されているような余韻が残る中で思うように動けない。
その状態をいいことにノーマッドは細く笑みながらやんわりと撫でつける。
「え、な………!ち、ちょっと待って、やっ…さ、触るなっ」
「待てません、待ちません。母乳の代わりです」
「あ、あ、アホっ、いい加減離せってば!お…お前なんか、
ミサイルに戻してヴァニラに抱き上げてもらえないようにするぞっっ」
「あー…その時はフォルテさんに抱き上げてもらいましょう。楽勝ですよね?」
「う…うるさいっ。ゃ…だ、やだぁっ!い…嫌……、中佐ぁぁ〜〜っ!」



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