レスター×ミルフィー

現在、エルシオールは白き月を目指していた。
エオニア、そして黒き月に対抗しうる兵器がそこにあるという
僅かな可能性にかけて。

途中、惑星ブラマンシュでの補給作業を終え、一行は順調に
白き月へと舵を取っていた。
ある日の午後のエルシオール、ブリッジにて。
「レスター。ちょっと休んだらどうだ?お前、全然休んでないだろ?」
タクトが番茶をすすりながら問う。その問いに対し、
「お前とは鍛え方が違うんだ。ほっとけ。」
レスターが答える。それに対しアルモは
「副指令。無理は体に毒ですよ。ほら、ヴァニラさんの事もありますし。」
と心配そうに言った。
アルモは、エルシオールのクルーで、白き月に住む月の巫女である。
レスターの事が好きで、彼の身をいつも案じているのだ。
「大丈夫だって。お前こそ休んだらどうだ?」
「私はココと交代で休ませてもらってますから…でも副指令は指令が指揮をまかせっきりにして
 ミントさんといちゃついてばかりいるから全然休んでないじゃないですか。」
アルモはタクトをチラッと見て言った。
「ぐは。…まあ、ホントの事だからな〜。」
タクトはしばらく考える素振りを見せ、こう言った。
「あのさレスター、しばらく休んでこい。これは命令だ。」
「はぁ?命令なんて大それた事を……分かった。休ませてもらう。」
フォルテ同様生粋の軍人であるレスターは、命令という言葉に弱かった。

「って言ってもな…何処に行こうか。」
レスターは頭を掻きながらエルシオールを徘徊していた。
「……展望公園にでも行ってみるか…」
そう言いながらレスターは展望公園に足を進めた。エルシオールは儀礼船にも関わらず
非常に大規模で、公園や人工海まであるのだ。
レスターが展望公園に足を踏み入れると、そこにはどこまでも続いていきそうな草原と、
あちこちに生い茂っている草むら、そして木々が目に入った。
「……空気が美味いな…空調だって分かってても
 木々があるだけで空気が美味く感じられる…不思議なもんだ。」
レスターはそう言いながら歩み始めた。

しばらく進んでいくと、やがて人影が現れた。
桃色の髪の少女。ミルフィーユがへたりこんでいた。
うつむいたその顔にはいつもの笑顔は無い。
「よう、ミルフィーユ。どうかしたのか?」
レスターが話しかけると、ミルフィーユはぎこちない笑みで言葉を返した。
「あ……どうも、レスターさん。こんな所に来るなんて、珍しいですね。」
「久しぶりに休みを貰えたからな。ミルフィーユこそどうしてここに?」
「ピクニックですよ。」
「一人でか?」
「たまには一人もいいなと思って…そうだ、レスターさん。
 パウンドケーキ焼いたんですけど一緒に食べませんか?」
「でもお邪魔じゃないか?一人になりたかったんだろ?」
「そんな事無いですよ。今紅茶淹れますから、どうぞ座ってください。」
「それじゃあお言葉に甘えるとするかな。」
そう言うとレスターはそこに腰掛けた。
「…美味いよ、ミルフィーユ。」
「……ありがとうございます。」
相変わらず元気の無いミルフィーユに、レスターは尋ねた。
「……なにか悩みでもあるのか?」
するとミルフィーユは驚いた表情でレスターを見る。
「ええ?どうして分かったんですか!?」
「態度を見ていれば分かるさ。」
「そうですか…なるべく表に出さないようにしてたから
 誰にもバレないと思ってたのにな。」
(自分ではバレてないつもりだったのか…?誰がどう見ても
 考え事してるのがバレバレなんだがな)
レスターはミルフィーユのそんなところが子供っぽく、また可愛らしく思えた。
「…俺で良かったら…その、なんだ?…相談に乗るけど?」
ミルフィーユはきょとん、としてしまった。無理も無い。
普段はタクトにしか心を開かないと思っていたレスターがこんな言葉を発するなんて
夢にも思わなかったのだから。
「……やっぱ話したくないよなぁ…すまん、今のは聞かなかった事に…」
「いえ、話します…レスターさんにこんな話するのはヘンかもしれないですけど……」
「……本当に俺なんかに話していいのか?」
「はい…私の愚痴でよければ、聞いてやってください。」
「実は私…タクトさんの事が…好きだったんです。」
レスターはやはりな、と思った。それもそのはず、
ミルフィーユは普段も、笑顔を決して絶やさないような娘だが、
タクトと話しているときはそれが更に輝いて見えていたからだ。
「でも…結局……タクトさんはミントと…将来を約束するまでの仲にまで……」
「……」
「頭では二人を祝福してあげよう、そう思ってるんですけど……
 でも……あきらめきれないんです…」
ミルフィーユの目にうっすらと涙が浮かんでくるのがわかった。
その光景が、レスターの胸にきゅん、とくる。
「タクトさんが…好きで好きでしょうがないんですっ!!」
ミルフィーユは、泣き出してしまった。まるで悪戯を大人に叱られた子供のように。
レスターにとって、その光景は痛々しかった。そして、こんなに想われているタクトに
正直、憎しみさえ覚えた。
「ひっく、ひっく…くすん……ごめんなさいレスターさん…こんな話
 面白くもなんとも無いですよね……?…ひっく。」
「ううん。そんなことないさ。でも、これだけは言える。」
レスターは、まるで教え子を諭すかのように続けた。
「それはミルフィーユ。君自身の問題だ。俺がどうこう言える問題じゃない。
 ……すまない、こんな事しか言えなくて。」
「いえ…ありがとう、レスターさん……」
「……」
「……」
少しの間、沈黙が続いた。そして、レスターが重い口を開く。
「あのさ、ミルフィーユ。」
「…なんですか、レスターさ…」
レスターはおもむろにミルフィーユに抱きつき、こう言った。
「俺じゃあ…タクトの代わりにはならんか……?」
「……へ?」
「ミルフィーユ、君が…好きだ。」
ミルフィーユは状況が飲み込めずに、そのまま固まっていた。
その数秒後、レスターはミルフィーユから飛び退くようにして離れた。
ミルフィーユは我に返る。その頬はうっすらと赤く染まっていた。
「レスター…さん…?」
「ご、ごめんミルフィーユ。急にこんな事言われても困るよな…んっ!?」
レスターが言い終わらないうちに、
今度はミルフィーユがレスターに抱きついてキスをした。
「ミル…フィーユ?」
「えへへ…こんな事言われたの久しぶり…嬉しいです…」
「ミルフィーユ……」
「レスターさん、ミルフィーでいいですよ…へへ。」
ミルフィーユは笑みを浮かべ、言う。
(可愛い…もう、我慢できない……)
レスターはたまらずミルフィーユを押し倒した。
「きゃっ!」
「ミルフィー…もう…我慢できないんだ。」
「レ…レスターさん…」
レスターはゆっくりと続けた。
「君を…抱きたいんだ……って…何言ってんだ俺…ごめん……」
「いいですよ…」
「……は?」
「貴方なら…いいです。私を…抱いてください。」
「…俺なんかでいいのか?」
「はい…お願い…します……」
「ミルフィー……」
(俺はヤツの…所詮タクトの代わりなんだろうな…)
レスターはそんな事を思った。しかし、『ミルフィーユが好き』その気持ちが
彼の山のように高いプライドでさえ打ち砕いてしまう。
「んん……っ」
二人は舌を絡めあう。
ミルフィーユの舌、そしてレスターの舌が華麗にダンスを踊る。
しかしそれは意外にも
終始ミルフィーユがレスターをリードしているといった感じである。
「くちゅ……ちゅぱ……んんっ……」
レスターはミルフィーユの舌使いに目がトロンとなっていった。
「ちゃぷ……ぷは…っ……」
二人の舌からいやらしい虹色の架け橋ができる。
「あの…レスターさん。失礼かも…しれないですけど…」
レスターは悟ったようにミルフィーユにこう言う。
「何でもお見通しかな…そうだよ、俺、初めてなんだ……
 タクトと違ってこういうのには奥手っていうか…はは…」
レスターは情けなかった。そして、せめてタクトと一緒に遊んでおけば…
そんな事を思っていた。自分が宇宙一惨めとまで思えてきていた。
「いいんですよ。早い人もいれば、遅い人もいます。
 最初から上手な人なんていませんよ。」
ミルフィーユは薄っすらと笑みを浮かべた。
そして、今度は切なそうに、ゆったりとした口調で言う。
「あの…それと…タクトさんの事は……
 出さないで…ください…今、私が見ているのは貴方だけなんですから…」
レスターは、ミルフィーユがどうにもこうにも可愛くて仕方が無かった。
「ミルフィー……うん…」
レスターはミルフィーユの服を脱がしにかかる。
まずは、大きめの花をあしらった髪飾りをとってやる。すると、
随分と印象が変わった感じだ。
エンジェル隊一律儀に着られている軍服の上着を脱がすと、ブラに包まれた
二つの膨らみがあらわれた。そして、レスターはブラを外そうと手をミルフィーユの背中に
まわしていく。すると、ミルフィーユはこう言った。
「あの、レスターさん。このブラ、フロントホックなんですよ……」
「そ、そうなの…いや…緊張しちまってさ…ごめん。」
そう言いながらレスターはミルフィーユのブラのホックを外した。すると
服の外から見た以上に大きく、たわわに実った二つの乳房が顔を覗かせる。
その上にはピンク色に染まった、まるでさくらんぼの様な
可愛らしい乳首がツンと上を向いていた。
その乳房はまだ熟しきっていないにも関わらず、大きいのはもちろん
形がとても良く、綺麗な御椀型だった。
「それじゃ、いくよ、ミルフィー…」
レスターはそう言うと、ミルフィーユのゴムまりの様な乳房を二つ同時に揉み始めた。
「ん…っ……」
想像以上に柔らかい。とても気持ちいい。
レスターはこねる様にしてみたり、揉むようにしたり、強くしたり、弱くしたり……
とにかくいろんな風に揉んでみた。
「こんな感じで…いいのか?」
「ああんっ……レスターさん…上手…です…んん…くぅ…」
今度は、レスターは左手は右の胸を揉みながら左側の乳首に吸い付いた。
今までに体験した事の無い弾力。そして甘い香り。
レスターはそれを夢中になって舌で転がす。
「あふぅ…気持ちいい…です…あん……」
ミルフィーユの息が荒くなる。
「あの…そんなに左の乳首ばかり弄らないで…」
「す…すまない……」
「でも…気持ちよかったです…初めてとは思えませんよ。」
ミルフィーユは笑顔で言った。レスターはその光景だけで
心臓が飛び出しそうになった。

「今度は…私がいいことしてあげますぅ…」
そう言ってミルフィーユはレスターのズボンを脱がす。
「何か…恥ずかしいな……」
「私だって裸なんですから…おあいこですよ。」
そう言ってミルフィーユはトランクスも脱がした。すると、
もう既にギンギンになったレスターの物が露になる。
「大きい…ですね。」
「そうか…?」
「ここは清潔にしてないといけませんよぉ…ふふ。」
ミルフィーユはそう言うと舌でチロチロとカリの溝の部分を這わせていく。
「うッ…」
「ぺろ…ちゅ……ちゅ…っ」
そしてミルフィーユはおもむろにレスターの物を口いっぱいに頬張った。
「ちゅぷぅ…ちゅぱ……くちゅ……」
レスターの亀頭にミルフィーユの舌がヌラヌラと絡まってくる。
レスターはその気持ちよさに心ここにあらず、といった感じだ。
(気持ちいい…いきなりヤバい…)
自分のものにミルフィーユの生暖かい唾液が絡みつく快感。
ミルフィーユの一生懸命な顔がよりいやらしさを演出する。
愛しい人が自分のために……そう考えただけで
レスターの射精感は高まっていった。
「もう…だめだ……」
「そのまま出してくださって構いませんよ。」
ミルフィーユは口から物を離し、言う。そしてすぐさまに
フェラを再開した。
「ちゅば…ちゃぷぅ……んんっ」
「くっ…」
レスターは射精感で頭の中が真っ白になる。そして
ミルフィーユの口内に発射してしまった。
「んん……っ!」
「す…すまない……」
ミルフィーユは口の周りについたレスターの精液を舐めとりながら
言って見せた。
「ふふ…苦くて…おいしい……ですね…」
「じゃあ……脱がすぞ。」
既に服を脱ぎ捨てていたレスターはそう言いながら半ば強引に
ミルフィーユの下着をスカートごとずり下げた。すると
淡い桃色に染まった恥毛が露になる。
その奥には、更に濃い桃色の秘所が輝いていた。
「いっぺんに脱がさないでくださいよぉ〜…」
「どうせ脱がすんだからいいじゃないか…」
そんな会話をしながら、レスターはミルフィーユの秘所に
自分の物をあてがった。
「じゃあ…いくぞ……」
その時だった。
突如、草むらから小さい影が飛び出す。
「きゃっ!」
「なんだぁ……こりゃ、宇宙ウサギ……!?」
その直後、何か声が聞こえてきた。
「待って…ウギウギ……」
(げっ!この声…ヴァニラ!?)
ウギウギとはヴァニラが最近飼い始めた宇宙ウサギである。
まあ、そんな事はどうでもいいのだが。
レスターは立ち上がると、、ミルフィーユを連れて木陰に素早く隠れた。
「ウギウギ…待って…ウギウギ…」
ウサギと彼女はそのまま園外へ消えていった。
「ふう…こんなとこ見られたらホントやばかったな…」
「えへへ…そうですね…」
「……」
「レスターさん…?」
「あのさミルフィー…このまま…しないか?」
「え…?…ちょっ……あんッ!!」
レスターはそう言い、木にもたれかかったまま松葉崩しの体勢でミルフィーユの中へ
入っていった。
「あん…あん…ッ!」
レスターは後ろから右手でミルフィーユの右の乳房、
そして乳首を刺激しながら荒っぽく腰を振り始めた。
「んん…んん…はぁんっ…!」
ミルフィーユの声を噛み殺すかのような喘ぎ声。
それによりレスターの興奮は最高潮に達していく。
「んん…はぅん……あん…!」
「ど…どうかな……ミルフィー……」
「ん……ああんっ!はうわっ!あんっ!!」
ミルフィーユは、次第に快感を我慢する事が出来ずに、声を張り上げていった。
「いいですぅ…あん!レスターさ…ぁん!!」
レスターはその快感を少しでも長く味わおうと神経を集中させる。
「気持ちいいよぅ…レスターさぁん!!…はぅん!ああんっ!!」
やがて、レスターの頭の中に射精感が浮き上がってきた。
一度ミルフィーユのフェラで射精していたとはいえ、憧れの人との
セックスはそれは刺激が強すぎるのだ。
「あんっ!…あんっ!…ひゃうんっ!!」
「ミ…ミルフィー…もう…だめかも…」
「レスターさぁん!もう…私も…イっちゃいますぅ…はうぅ…」
レスターはスロートの速度を加速させた。ミルフィーユの喘ぎ声が
より激しく、公園中にこだましていく。
「あふっ!ああん!!もう…ダメですぅ……ああんっ!!」
「くぅッ!!」
「ああんっ!はぁんっ!……レスターさぁんっ!好きっ!!」
二人は無意識のうちに、口づけを交わした。
その刹那、レスターの精液がミルフィーユの膣内に流れ込む。
「好きだよ…ミルフィー……」
「熱い…レスターさんの……熱い…です……はあ…はあ…」
「…すまない。中に出しちまって……」
既に服を着終わったレスターが、申し訳なさそうに言った。
「ああ、大丈夫。安全日ですからね…レスターさん、初めてとは思えないくらい、
 上手でしたよ。」
「そりゃお世辞かい?」
「女の子は、こんな顔でお世辞は言わないものですよ♪」
ミルフィーユは服を着ながら、あっけらかんと言う。
「……」
二人の間に、ちょっとした沈黙の時が流れる。
その沈黙を破ったのは、ミルフィーユだった。しかし、そこには
先ほどまでのあっけらかんとした笑顔は無い。
「レスターさん…」
「なんだ?」
「レスターさんは…何処にも行きませんよね…?」
ミルフィーユは、そう言いながらレスターに抱きついた。
「…どうしたんだよ…?」
「こんな事言ったら…昔の男の話なんかしたら…私…嫌われちゃうかもしれない…」
「……」
「でも…貴方…レスターさんには…話しておきたいの…」
「…話してみなよ。俺はそんな事ぐらいで君を嫌ってしまうほど
 冷たい男じゃないよ…」
「実は私…2年前まで付き合っていた人がいたんです…」
ミルフィーユはゆったりとした口調で話し始めた。
「その人とは、将来を約束するまでの仲だったんです…でも…」
ミルフィーユの頬に一筋の光が輝く。
「その人…士官学校の軍事演習中に…ミスを犯した仲間を助けようとして…」
「……」
「星に…なりました……んんっ…ひっく…」
ミルフィーユは続ける。
「だから…だから……っ!!」
レスターはぎゅっとミルフィーユを抱きしめた。
「ミルフィーユ…!」
普段は天真爛漫で常に笑顔を絶やさない彼女が、過去にそんな十字架を背負って
生きていたなんて、正直、想像できなかった。したくもなかった。
「レスターさん…」
レスターは自分の胸に、何か込み上げてくるような気がした。
「俺は…俺は…何処にも行かない…何処にも……!!」
再び、エルシオールのブリッジ。
タクトとアルモが小声で話していた。
「なあ、アルモ…」
「何ですか、指令?」
「レスターのヤツ…休憩から帰ってきたら何か余計
 やつれてるような気がするんだけど?」
「そうですねえ…副指令の性格上
 指令みたいに遊びまわってるって事は無いと思うんですけど…?」
「あ!ヒドイな〜。まるで俺がいっつも遊んでるみたい…」
「実際そうでしょうが。」
「……反論できないのが悔しいぞ。」
そんな会話を聞いてか聞かずか、レスターが声をかけた。
「なあ、タクト…」
「んん?なんだい、レスター?」
「休みってのも…いいもん、だな…」
タクトはレスターのその顔に、心地よさとやるせなさが混じっているように見えた。



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