ヨハン(オリ)×ミント

トランスバール皇国で起こったエオニアによるクーデターから数年が過ぎた。
女皇として立派に成長したシヴァ、そして宰相であるルフトの努力も手伝って
皇国は安定期へと向かっていたころの話。

タクトは皇国の英雄として、大将の称号を得、連合艦隊指令の地位を
築いていた。ちなみに、レスターは少将の地位を得たにも関わらず、相変わらず
タクトの補佐を務めている。
一年前、タクトはミントと結婚し、ミントはエンジェル隊、そして軍を辞めた。
現在、エンジェル隊は新人である烏丸ちとせが加わり、今まで通り
五人で活動している。

ある六月に入って間もない日の事。
連合艦隊旗艦・エルシオールは、二ヶ月間の軍事演習を終え、
トランスバール本星へ帰還していた。
エルシオール内、ブリッジ。
「やっと帰ってこられた〜! ほんと長かったなー…いやっほ〜!!」
タクトがまるで子供のようにはしゃぐ。と言うよりは
暴れまわっている、と言ったほうがピッタリだ。
「たった二ヶ月じゃねーか。そんな大げさな…とりあえず、落ち着け」
椅子に座ってコーヒーを啜るレスター。すかさずタクトが突っ込む。
「二ヶ月だぞ!? もう…あいつに会えるってだけで
 飛び上がりそうだよっ! …気楽でいいね、独身は」
「何だと!? 調子に乗るなよ、ロリコンタクト!」
「ロリコン!? ふざけるな!! ミントはロリじゃない!!」
そして喧嘩しそうな二人を、ココとアルモがなだめる。
「お二人とも、喧嘩はやめてくださーい!!
 (この二人、ホントに成長しないねぇ…)」
エルシオールのクルーは、相変わらずこんな事を繰り返していた。
ミントが買い物かごをぶら下げながらスキップしている。
「ふんふんふ〜ん♪」
とても上機嫌で、耳が時折ぴこぴこ動く。
本当はタクトを迎えに宇宙港へ行きたかったのだが、
タクト曰く『命を狙われたらどうするんだ』との事で家でおとなしく待つ事になっていた。
「今日の晩御飯は…豪勢にいきましょう♪」
そんな事を考えながらミントは商店街へ向かう。

「た…たくさん買いすぎてしまいましたわ…」
ミントが荷物を重そうに抱え込んでいた。普通の人間なら
大したことの無い量なのだが、ミントにとっては
まともに歩くことさえ難しい量であろうか。普通の人から見れば、幼児虐待である。
「もうだめですわ…休みながら参りましょ……」
少し汗ばんだ額を、初夏の心地よい風が撫でていく。
「……気持ちいい…ですわ……」
ミントは荷物を運んでは休み、運んでは休み、を繰り返しながら
自宅へと向かっていった。
(ミ…ミントたん……やっと見つけたよ……フフ…)
ミントが人気のない路地に差し掛かった時、怪しい人影がミントのすぐ後ろまで
迫っていた。
「ホント重いですわぁ〜…こんな事なら誰か連れてくれば良かったかしら…?」
しかし、荷物の重さとタクトが帰ってくる事へのうかれで全然気がつかない。
男は突如、ミントの腕を鷲掴みにする。
「…きゃあ!!」
荷物が地に落ちて、袋からこぼれ落ち、轟音が響き渡る。
ミントはその男に、奥の袋小路まで引きずり込まれた。
「あ…あなた…なんですのっ!!」
その男は中肉中背で、皇国の軍服を身にまとっていた。歳は二十台前半くらいだろうか。
「やっと二人きりだね…ひひひ……」
「あ…あなたは……ジーダマイア卿の…!」
その男はクーデターで殉職したシグルド=ジーダマイア元帥の
忘れ形見で、ヨハンといった。
大した努力もせずに親の名声と地位だけで大尉にまで上り詰めた男である。
「何を……するつもり…ですの!?」
ミントの顔がこわばっていく。
「……いいことだよ…僕にとっても…君にとっても……ひひ…」
ヨハンは顔をニヤつかせながら言った。
ミントが身の危険を感じ、腰に手をやる。まるで何かを取ろうとする動き。しかし。
「何するつもりだい…妙なまねしたら…殺すよ」
そう言いながらヨハンはミントを組み伏せ、その頬にナイフをつき立てた。
「僕は…クーデターが起こるずっと前から…
 君が好きで好きでしょうがなかったんだよ……なのに………
 僕は…許せなかったんだよ…僕というものがありながら
 あんなスケベ男と結婚してしまった君が!!」
ミントは何かを口に出そうとしても、恐怖で言葉が出ない。
ただ、ガチガチと歯が鳴る音だけが響いた。
「愛してるよ……ミントたん…くく……」
ヨハンは無理やりミントの口を自分の口で塞いだ。
「むぐぅ……っ!」
ミントは、必死に歯を食いしばり舌の侵入を防いでいた。しかし、そのうちに
舌がミントの口内へと侵入してくる。
「ん…ちゅ……んん……っ!!」
舌と舌が絡み合う。ミントの舌がヨハンの舌に捕まらないように必死に逃げるが、
すぐに追いつかれ、強制的に絡み合っていく。
「ん…ちゅ…ちゅっ……」
ミントの目じりからうっすらと涙がこぼれ落ちる。
ヨハンにとって、ミントの舌はとろけてしまうほど甘美だった。が、
ミントにとっては、それは拷問など問題にならないほどの苦しみであった。
「美味しいよぉ…ミントたんの舌…ひひ…」
「もう…やめてくださいましっ…!」
ミントが泣きながら訴えかける。
しかし、それはヨハンの性欲を増大させるものでしか無い。
「かわいい…ふふ……君はもう…僕のものだよ……ひひ……」
そういいながらヨハンは自分のズボンのファスナーをおろした。
そして、すでに直立したものが露になる。
「さあ…愛しのミントたん。コレを…しゃぶってよ…」
「いやぁっ! やめて! やめてくださいましっ!!」
ミントは必死にイヤイヤをした。
「聞き分けの無い子だなぁ…」
再び、ミントの頬に凶器がつき付けられる。ミントはもはや、
ヨハンの言いなりになるしかなかった。
「じゃあ…口をあーんして……」
ヨハンはミントの可愛らしい口に自分のものを押し込む。
「んんっ!!!」
ミントは栗の花の刺激臭に吐き気を催す。それとは対照的に、
ヨハンは生暖かいミントの唾液によって早くも射精感が込み上げていった。
「ふふ…ミントたん…気持ちいいよォ……ひひ…」
ミントは、ヨハンのものをフェラし始めた。自分がタクト以外のものを受け入れているなんて
悪夢のように感じていた。いや、そう思うしか救いようが無かった。
「さあ…しゃぶって、ミ・ン・ト・たん!」
「んんっ…んんんっ!!」
ミントは泣きながらスロートし始めた。
「むぅ…んんっ……ちゅぅ……」
ミントの唾液が、ヨハンのものに絡みついていく。
泣きながらフェラをするミントの顔が、とてつもなく愛くるしく、また、いやらしい。
「気持ちいい…もっと速くやって…ミントたん…ふふ…」
「はむっ…んん…むぐぅ……っ」
ミントは、スロートの速度を速めていく。それに対しヨハンも、
快感を貪るように腰を動かしていった。
「ク…もう……だめだ……気持ち良すぎるっ!!」
これによってヨハンは全身の毛が逆立つかのような感覚に襲われ、そして果てた。
ミントの口内で果てたヨハンの精液はミントの口の中で収まるはずもなく、
その愛くるしい顔を汚していく。
「げほっ、げほげほっ! おえっ…げほっ!!」
「気持ちよかったよぉ…あはは…」
「もう…許して…くださいませ……」
「それじゃあ…服をとっちゃおうか…ひひひ……」
ヨハンはミント着ていたブラウスを上半身剥ぎ取った。すると可愛らしいブラが現れる。
「ふふ…ブラジャーなんて付けてるのかい…見栄っ張りさんだなぁ……」
ミントの頬は、耐えられない程の恥ずかしさにより真っ赤に染まっていった。
「や…やめて……犯さないで……」
そして、ブラをも無理やりに剥ぎ取る。すると、まだ未成熟の乳房、
そして、桜色の乳首が露になった。
「やめて…くださいまし……っ!」
「もう…我慢できない……ひひ」
ヨハンはそう言うとミントを抱きしめ、左の乳首に吸い付いた。
そして、激しくしゃぶっていく。
「いや…いやぁっ!!」
「気持ちいいかい…ミントたん…」
ミントは激しく首を横に振る。
ミントは、自分が感じている事を…タクト以外の男に気持ち良くされている事実を
認めたく無かった。
「素直じゃないなぁ…じゃあ…」
今度は、指で右の乳首を愛撫しながら、ミントの首筋に
舌を這わせていく。
「んんっ…いやぁ……」
「感じてるんだろ?」
ミントは無我夢中で首を横に振った。
「素直じゃないなぁ…? そういう子には…お仕置きしちゃおうか……ぐひひ…」
そう言うとヨハンは、ミントのスカートの裾に手をかけた。
「お願い…そこだけは……ッ!」
ヨハンはミントのスカートを下着ごと無理矢理ずり下げる。すると、うっすらと
薄い青色の茂みが露になった。ヨハンは、そこに指を入れていく。
「いやっ! …やめて……ああんっ…!」
「ほら…こんなに濡らして…見た目に似合わず淫乱だなあ…グヒヒ…」
ヨハンはそう言うと、ミントの秘所に顔をうずめていった。
そして、クレヴァスを舌で舐めまわした。
「やめて…お願い…やめてくださいまし……ふわぁっ!」
ヨハンは夢中になってミントを攻め立てる。
それによって、ミントの秘所からはまるで湧き水のように愛液があふれ出てきた。
「ぷふぅ……ミントたんのって…おいしいなぁ……」
「ひゃう…やめ…てぇ……ああっ!」
ミントは快感を押し殺そうと必死に耐える。しかし、その動きが逆に悩ましく、
ヨハンの性欲を激しく刺激していった。
「ちゅぷ…ちゅぷぅっ……」
「いやぁ…ああん…はぅぅ……やめ…てぇ…ふわぁ…あんっ……」
ミントは耳を激しく動かし、快感に悶え続ける。
「…それじゃそろそろお豆さんを攻めてみようかなぁ?」
「ひぁっ! ああんっ…いやぁんっ!!」
ヨハンはミントのクリトリスをしゃぶるように愛撫した。
ミントは躰中に電流がはしるかのような刺激によって躰をビクンっ、と弓なりにした。
「ああんっ! はうっ! あん…っ!」
「ミントたん…気持ちいいだろ……?」
「やめて…おねがい…あうぅ…っ……」
ヨハンは、愛する人を悦ばせているという快感により、自分を見失いつつあった。
そして、ミントは、抵抗する事を忘れ、快感に身を任せつつあった。
「それじゃあ……ミントたんの中を…美味しく頂いちゃいますか…」
ミントの瞳は絶望で焦点がまるで合っていなかった。そして、涙すら出ることはない。
「可愛らしいミントたんと一つになれるなんて…夢のようだ…」
ヨハンはミントの秘所に自分のものをあてがう。しかしミントには
もう、抵抗する力すら残っていなかった。
(タクトさん…ごめんなさい……わたくし…もう…
 舌を…噛み切り…ますわ……。さようなら……タクトさん。愛して…ますわ……)

「おい…貴様…何をしている!?」
突如、小路の出口の側から声がする。ヨハンは、弾かれるように声のほうに顔を向けた。
(これは…幻聴…ですの……?)
「お…お前は…ヨハン=ジーダマイア大尉か!?」
(ちがいますわ…これは……!)
ヨハンがたじろいでいる隙をつき、ミントは最後の力を振り絞って声のほうへ駆け出した。
途中、足に絡まっているスカートに何度も足をとられそうになりながら。
「タクトさぁん!!」
ミントは声の主――タクトに抱きつく。そして、泣きじゃくりながら言った。
「タクトさぁん! 怖かったよぅ…寂しかったよぅ!!」
タクトの温もりによる安堵感。これによってミントの涙はとめどなく流れていった。
タクトはミントを力いっぱい抱きしめ、頭をなでてやった。そして、こう言った。
「ミント…ごめん…」
タクトの目は、うっすらと涙をうかべていた。怒りと悔しさ、そして安堵の涙を。
タクトは、おもむろにミントの躰を自分のマントで包んでやる。
そしてその頭をぽんぽん、と二回叩いてやると、
自分の愛するものに数々の陵辱行為を行った憎き男のほうへゆっくりと歩んでいった。
「貴様…ヨハンっ!!」
「ヒィッ! 悪気は…なかったんですぅ…」
タクトは男を睨みつけながら叫んだ。
「世の中にはなぁ…やっていい事と…悪い事が…あるんだよ!!!」
その刹那、タクトの怒りの拳がヨハンの左頬に炸裂し、たまらず後ろへ吹っ飛んだ。
「立てよ…このくらいじゃあ…俺の…そして…ミントの気は晴れないんだ!!」
その時、ヨハンはタクトの膝を足払いした。タクトはたまらず後ろへひっくり返る。
いつものタクトならこのくらいの攻撃はいとも簡単にかわしてしまうのだろうが、
頭に血が上り、冷静さを欠いていたため、その攻撃をまともに食らってしまったのだ。
「うわっ!?」
ヨハンがタクトを組み伏せる。
その目はすわっており、まるで血に飢えた獣のようである。
「なめるなよ…アンタさえ…いなけりゃよぉ!!」
そしてヨハンは、ナイフを振りかぶった。
「ウソだろ…死んだ…ッ!?」
タクトは目を瞑った。その頭には、この短い、時間にすれば一秒にも満たない僅かな間に、
死への恐怖、楽しかったエルシオールでの出来事……
そして、そしてミントはどうなるのかという恐怖……そんな事が巡り巡っていった。

パァン!!
辺りに、乾いた音が響き渡る。
そして、むせ返るような血の臭いが漂ってくる。しかし、タクト自身に痛みは無い。
「死んで……ない…?」
タクトがゆっくりと目を開ける。すると、
頭から血を流し絶命している男、そして
銃を持ったままへたり込んでいるミントが目に飛び込んできた。
「ミ…ント……?」
ミントが、ゆっくりと言う。
「フォルテさんが…守ってくださいました…」
ミントは、エンジェル隊を辞めるときに餞別としてフォルテから貰った銃を
護身用としてスカートの中へ隠し持っていたのだ。『司令官どのと仲良くやりなよ』
そんな言葉がミントの頭の中にこだました。
「タクトさん…わたくし…わたくし……」
ミントがタクトの膝に抱きついてくる。そしてミントはその膝の上で泣き続けた。
日が、いつもと変わらずに暮れていく中で……
「離婚…しましょう…」
ミントが重い口を開く。
「何を…言ってるんだ…?」
「妻が人殺しなんて…貴方の経歴に傷をつけるわけには…まいりませんわ…」
「こんなの…正当防衛じゃないか! ミントは何も悪くない!!」
「例えそうであったとしても…ジーダマイア卿の…一人息子を
 殺めてしまったんですもの…ただでは済みませんわ…」
ミントはふらふらと立ち上がると、そのまま歩み出す。
「待ってくれよ…」
「……」
「待てって!!」
タクトがミントの腕を掴む。
「離して!」
ミントが振り返り、涙でぐっしょりと濡れた顔で訴える。
「いやだ!」
「もう…貴方に…迷惑を掛けたく…ないんですの…っ」
ぱしんっ。
ミントの右頬に、タクトが平手打ちをする。ただでさえ泣きつかれて真っ赤な
ミントの頬がより赤く染まる。
「タクト…さん…」
重苦しい沈黙。そしてタクトが意を決するように口を開いた。
「ミント…逃げよう」
「……?」
「何処か追っ手の来ない辺境惑星で…一緒に暮らそう」
「そんな…そんな事をしたら…英雄という肩書きも…
 連合艦隊指令という地位も…全て失っておしまいに…なるんですのよ!!」
「そんなの…そんなものくらい!!
 俺は…地位も名誉も失ったって生きていける…でも!」
タクトの目からは堰を切ったように涙が零れ落ちた。
「ミント…君がいなかったら…俺は…一秒でも
 生きていけない…人間なんだよ……」
タクトは、ミントを抱きしめた。そして、誓った。この腕をもう二度と放すまいと。
「タクトさん…タクトさぁん…うわぁぁぁんっ!!」
ミントは、タクトの腕の中で泣き続けた。いつまでも、いつまでも。



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