タクト×フォルテ

タクトは一人倉庫の整理兼捜し物をしていた。
古くなった機材、武器の確認。段ボール・・・何が入ってるんだ?
いくら司令官といっても雑用係とあまりかわりがない。
「ってかなんで俺がこんなことを・・・」
ぶつぶつ言いながらも倉庫の整理兼捜し物を淡々と終わらせてゆく


なぜ俺が倉庫の整理などをしているかと言うと・・・

さかのぼること2時間前・・・
「おっ、司令官殿いいところにいるじゃないか〜」
昼飯を食っているとフォルテが隣に腰掛けてきた。
一仕事終えてきたのか、少し疲れの色がでていた。
「どうしたフォルテ?って俺の昼飯を喰うなー!!」
「まぁまぁそう堅いこと言いなさんなっ!」
俺の昼飯が〜とほほ〜・・・
「んで、何の用だ?」
ぶっきらぼうにフォルテに問う
「あ〜そうだった。ちょっと捜し物をしてほしいんだよ。
アタシが昔使ってた物なんだけどさ・・・」
ん?なんか今少し照れてなかったか?
「はぁ〜?飯喰われたうえに探し物?」
俺の怒りはMAX状態だったが、次の言葉聞こえたとき
俺の怒りはMAXから0まで落ちた・・・が、MAXになったのは
このところご無沙汰してた息子のほうだった。
「・・・・ねッ?」
フォルテが可愛らしくウィンクをする
「・・・・お、おう。任せろ」
俺は動揺を隠せないまま返事をした
「さっすが司令官殿!話がわかるぅ〜♪
じゃぁ明日までに頼むよ☆」
そう言い残しフォルテは食堂を後にした。
ってなわけで整理兼捜し物をしているわけだが・・・
量が多すぎる。
しかしまぁ・・・デヘヘ〜フォルテのあんな姿を見られると思うと・・・
おっといかんいかん!もう少しだから待っててね〜
俺の息子よ〜♪
「さぁ〜って一気にやっちゃいましょうか!」
気合いを入れ直し仕事を終わらせてゆく。
・・・・・・・・・・・ん?
「なんだこの箱は!明らかに周りと違うぞ!」
その箱は段ボールが並べてある一番奥の列にあった。
「明らかに怪しい・・・ってか、フォルテ専用って書いてあるし」
しかし・・・どうやって開けるんだ?完全に四角い物体だよな
「まぁいいかっ!とりあえず持ってこ〜」
というわけで捜し物を済ましフォルテの部屋に向か
ブイィィィン
「フォルテ〜?・・・酒くせ〜」
部屋に入るなり俺の嗅覚を刺激したの酒だった
「また呑んでのかぁ?」
奥に進むにつれて臭いは過激さを増した。
「を?司令官殿〜おちゅかれさま〜♪」
完全に酔っている・・・っておい!下着かよ!
ラッキー☆じゃなくて
「お前服を着ろ!服を!」
慌てて後ろを向き着替えるよう言う
「りょ〜はい!」
ろれつの回らない口調で返事をする
カサッ・・・シュルルル・・・
服が擦れていやらしく聞こえたせいか少し緊張してしまう
「もう・・・いいか?」
おそるおそる問う
「遅くなりました!フォルテ・シュトーレン
出動準備OKです!」
威勢良く俺に敬礼をする・・・え?
「なんだよお前その格好は!制服!?」
そこにいたのはいつものフォルテではなく少し幼い
感じがするフォルテがいた
「これを探してほしかったんだよ☆司令官殿」
完全に酔いが醒めているわけではないがちゃんと話せる
までにはなっていたってかあの箱どうやって開けたんだよ!
「あ、ああ・・・そうだったのか」
目のやり場に困る・・・可愛すぎる・・・
「どうだい?似合うだろ?アタシが学生のころに
着ていたやつさ」
クルクルと回ってポーズをとる
確かに似合う、似合いすぎる
「あぁ・・・よく似合ってるよ」
黒いオーソドックスな色に白のリボン、丸襟が特徴なのか少し大き

めだった。胸元がきつそうに見えたのは俺だけか?
スカートはやや短めでスラーっと伸びた足がなんとも大胆だった
「どうだい?久々に青春を味わってみないかい?」
フォルテの目は何かを訴えるかのように妖艶で美しかった。
「約束したじゃないか〜探してくれたらご褒美をあげるって♪」
俺はフォルテの瞳に釘付けだった・・・青く輝く瞳に俺の姿が映る
、俺は動けなかった・・・フォルテの瞳に心を奪われている。
「俺だって男なんだぞ・・・本当にいいのか?」
高鳴る心臓が俺の理性を破裂寸前まで追い込んでいた。
「司令官殿なら大歓迎さ・・・あんな噛ませ犬とは大違いさ」
言葉の中に寂しさが見えたのは気のせいだろうか・・・?
「さぁ〜・・・楽しもうじゃないか!☆」
俺の思考探索を無視して唇を押しつけてきた。
「んッ・・・ちゅ・・・んっ・・・はぁ〜・・・」
久々の感覚に我を忘れていた
「んッ・・・んん!?くちゅ・・・ちゅ・・・」
え?司令官殿って以外と大胆・・・舌使いもうまい・・・
あっ・・・アタシ・・・濡れてきちゃったのか・・・?
「し、司令官殿・・・も、もう我慢できない・・・」
タクトは頷いてアタシの服を少しずつ脱がしてゆく
「フォルテって結構着やせするタイプなんだ・・・
見かけよりもずっと大きいよ」
な、なんでこの人はそんな恥ずかしいことをすっと言えるんだ!?
「ほらこんなに乳首が堅くなってる・・・フォルテのおっぱい
柔らかくて気持ちいいよ」
「いや・・・そんなこと・・・い、言わないで・・・」
ぴちゃっ・・・ちゅ、ちゅ・・・ちゅぱ・・・
「ほら・・・俺に吸われてこんなに喜んでる・・・
敏感なんだね」
それ以上言わないで・・・あっ、頭がおかしくなっちゃう・・・
いくら久々とはいえ感じすぎてる・・・
このままじゃ・・・どうかなっちゃう・・・
「ねぇ、司令官殿・・・今度はアタシがしてあげるよ・・・」
口で奉仕なんてアタシやったことないよ!どうしよぉ〜
いくらあと少しでイッちゃいそうだったはいえアタシは何を言って

るんだ〜バカバカ〜!?
「ん?そうか?じゃぁしてもらおうかな?」
タクトは恥じらいながらも服を脱ぎ捨て生まれたての姿になる。
「じゃぁそこに座って・・・」
タクトをベッドに座らせまじまじとタクトの怒張した物を見つめる

・・・以外とおっきい・・・大丈夫かな?
「恥ずかしいからあんまりみないでおくれよ・・・」
男性の独特の臭いが懐かしく、少し余韻に浸ってしまった。
あ、ん・・・く・・・んちゅ・・・ん・・・あむ、はむ・・・
じゅっ・・・んんっ・・・ん、んっこんなに、んっ・・・おおきく
・・・なってる・・・」
タクトは初めての感覚なのかぐっと上を向いて堪えている
か〜わいい☆
「む・・・くちゅ・・・んうっ・・・ン・・・・・・ど、どう?
気持ち・・・くちゅ・・・いい?」
亀頭の裏を少しぺろっと舐めあげると堪らなく声をあげる・・・
「じゅる・・・ずずっ、チュ・・・んんっ・・・」
「うっ、もうだめ・・・」
タクトはアタシの口の中に放出した。
「んくっ・・・・んくっ・・・んっ・・・んぐっ・・・ぷはっ・・・
はぁ・・・はぁっ・・・全部飲んじゃった・・・」
アタシって以外とうまい?なんだかアタシも我慢できなく
なってきた・・・・は、早く欲しい・・・

「し、司令官殿・・・ア、アタシ・・・もう・・・」
フォルテの目はまるで餌を待つ子犬のようにトロンとしていた。
かわいい〜♪いたずらしちゃおうかな?
「ほら、こんどは俺がフォルテを気持ちよくさせる番だよ♪」
なんか俺いつもと違うな・・・
「フォルテ・・・可愛いよ・・・」
ぺろっ・・・ちゅ・・・ん、はむ・・・ちゅっ・・・・
「あ、あんっ・・・い、いや・・・そんなに・・・つよ・・・く
噛まない・・・で・・・」
フォルテの乳首はさっきよりも堅く張りを増していた
「そろそろいいかな?」
俺はスカートをたくし上げショーツの染みをまじまじとみる
「フォルテのアソコこんなに濡れてるよ・・・」
恥丘をすっとなで上げる、ショーツの上からでもしっかりと
フォルテの暖かさが指に伝わってきた。
「そんなこと・・・言わないで・・・」
フォルテは目を背けるがこっちのほうはさらに染みを増やしてゆく
「こんなにお漏らししちゃって〜・・・フォルテには
お仕置きが必要みたいだね〜」
フォルテをそっと抱き抱えて等身大ほどある鏡の前に移動する
「キャッ!?どこいくの?」
不安の色を隠せないのか顔には恐怖と好奇心でいっぱいであった
「ただの鏡だよ。別に気にすることはない」
鏡=自分を見る=その前で行為をする=自分を見ながら行為をする
「ほら、足を開いて・・・怖がることはないよ」
おそるおそる足を開くフォルテ
「こんなに濡らしてパンツがビショビショじゃないか・・・
濡れたパンツをはいていたら風引いちゃうよ」
すーっとショーツをずらしてゆく。愛液の酸っぱい香りが
俺の鼻をくすぐりさらに俺の物は大きく怒張した
「やだ・・・恥ずかしいよ・・・こんなの・・・」
目をそらして足をとじようとするがそれを阻止する。
「ダメだよ〜フォルテにはお仕置きが必要なんだからさ」
俺はいたずらっぽくフォルテに問う、するとさらにフォルテの
陰部から愛液があふれ出した。
「フォルテは言葉で攻められるのが好きなのか〜」
「ち、違う!そんなことはない・・・」
必死に抗議をするが時すでに遅し。
「フォルテのココ綺麗だね・・・お尻の穴も丸見えだよ」
「いや・・・お願い・・・それい・・・じょう・・・言わない・・・で」
何かに怯えたように声が震えていた。とてもしおらしくみえ
より一層俺の萌え魂に火をつけた
「ふふっ・・・ピンクで可愛いな・・・」
人差し指と中指で軽く陰唇を開き、じっくり
フォルテの女の子の部分を観察する
ピンクの粘膜が、ヒクヒクと怯えているかのように見えた
「ほら、フォルテの恥ずかしい所丸見えだ・・・よく見てごらん・・・
ここがクリトリスだよ・・・」
割れ目からぷくっと膨らんだ恥豆を軽くつつく
「んっ・・・んぁっ・・・あう・・・」
フォルテの女の香りが濃くなり、鼻をついた。
「あ、ああ、あぁぁぁ・・・・・・・」
快感に体をくねらせてもがいたせいで大きな胸は
たぷんたぷんと波打っていた
「あ、ふぁっ、あふうっ・・・ふぅ、はぁぁっ!」
少し苛めてやろうと尿道をつついても敏感に反応していた
「そ、そこは・・・ダメ・・・汚い・・・から・・・ダメ・・・」
そろそろ我慢できなくなってきたな・・・
「もう準備は大丈夫だよね?」
俺は怒張した物をフォルテの恥丘にあてがった。
「大丈夫、力・・・抜いて。俺だって、緊張してるんだからさ・・・
気持ちは同じだよ・・・多分・・・」
フォルテって経験あるよな?・・・ちょっと心配
「いくよ・・・・」
俺の肉棒が亀裂に入り込む・・・
「ふぁぁぁぁ!」
思ったよりもソコはせまく、先端を入れただけでかなりきつかった
「フォルテって経験あるんだよね?」
こんな美人の処女を奪ったの誰じゃ!不機嫌に聞く
「なかり昔のことさ・・・実はアタシ結婚してたんだよ・・・」
ケッコン・・・香港?大根?・・・・なにーーーー!結婚だと!?
「それは初耳だな・・・ってことは人妻?」
はっきり言ってむちゃくちゃ動揺していた。
こんな美人が結婚・・・悔しいぃ!今こうしてセックスしている
自分はなんなんだー!アレか?夫が相手をしてくれなく今晩
寂しくて眠れないの・・・とかそんなノリか!?
「でもね・・・両親が決めた結婚だったんだ・・・」
快楽に溺れていた顔が見たこともない寂しい顔になっていた。
きっと辛いことがあったんだろう・・・
「でも夫がいるのに俺とこんなことをしてていいのかな?」
少しビビッタ・・・夫にこんなことがバレたら・・・ヤバイって!
「いいんだ・・・もうあの人はこの世にはいないんだから・・・」
なんだって?この世にいない?ってことはアレか、死んでるってこ
とか?
「・・・・・・・そう、だったのか・・・すまない。辛いことを思い出させて
しまって・・・」
部屋の空気が一気に辛気くさくなってしまったが、
勃つ物は勃っていた
「まぁ昔のことをとやかく言っても戻ってはこないさ・・・
今は今を楽しむだけだよ!」
フォルテの顔はいつもの元気な笑顔に戻っていた。
「俺が過去なんか忘れるくらい愛してあげるよ・・・」
俺は決意した・・・フォルテは俺が生涯守る・・・
「ん、んんっ!ちゅっ・・・くちゅっ・・・ぴちゃ・・・
はむっ・・・あ、あぁ・・・・」
もう一度深くキスをする・・・永久より長く・・・二人の絆・・・
なにもかもがここからがスタートなんだ・・・
「アタシも司令官殿・・・いや、タクトとなら
うまくやっていけそうな気がするよ・・・」
「あ!う、うぅ・・・・・」
ズプズプ・・・・・・・
「はぁっ、き、きつい・・・・」
こんなに体は大きいのに
「あ、ぁぁぁ・・・・・・
うあッ・・・・・あ・・・・・・!!!!」
久々の感覚なのか身体をよじって痛みを堪えている。
そんな姿が愛しく想え激しく腰を動かしてゆく
「はぁ・・・あ、フォルテっ」
ズン・・・・・・ズン・・・・!!
「う・・・・・くぁン・・・あうぅぅ・・・」
「痛く・・・ない?でも我慢してね・・・・」
ぷるん、と揺れる胸を揉んであげる。
「タクトの・・・・好きに・・・していい・・・よ・・・」
甘美な膣肉の感触に、俺は夢中で腰を振った
「あぐっ・・・う、あぁぁぁっ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
フォルテの痛みがこもった声が耳に届く。
その声がまた可愛い。
ズンッ、ズンッ、ズンッ・・・・
「んッ・・・んぁッ・・・あう・・・」
とてもスタイルの良い絞られた身体・・・
「すごく魅力的だよ・・・フォルテ・・・」
そろそろフィニッシュが近づいてきた。
一層激しくピンスト運動を開始した。
ズンッ、ズグッ、ズチッ、ズヌッ・・・・
「あンッ、ふぁ・・・・あ、あぁあ・・・・
ダ、ダメ、そ、そんなに動いたら」
ズ・・・・・ズグッ、ズコッ
ダメだ・・・・もう我慢できん!
キュッとくびれた腰をつかみ、一気にラストスパートにはいる。
「フォルッ・・・・フォルテっ・・・・!」
「あ、ふぁっ、ふぅ、はぁぁぁッ!!」
ジュ、グチュ、ヂュグリッ・・・・・・
水音が大きくなる、愛液の量が一気に増したようだ。
「くっ、い、いくぞッ!」
ずどん、と強烈な一撃をうちこみ、子宮口を突き上げた
「うあ、あ、あ、あぁぁぁっっっっ!」
「うっっっっ!」
フォルテの首に手を回し強く抱き合う。
どくん、どくん、どくん、どくんっっっ!
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
すさまじい勢いで注がれてゆく俺の精液。
フォルテの腰がピクン、ピクンと痙攣していた。
勢いがすごくて、結合部からあふれ出る。
「あ、あぁぁぁ・・・・・」
がくっ、とフォルテは快楽と幸せに溺れながら気絶した・・・・
「ん・・・・?あれ?ここは・・・アタシの部屋・・・」
目覚めるとすでに出勤時間を過ぎていた
「あれからアタシ・・・・どうしたんだっけ・・・・タクトの
声が聞こえて・・・・・・!タクトは!?」
辺りを見回すがタクトの姿はなかった。
そうだよな・・・・もう仕事の時間だもんな・・・・
シャワーでも浴びよ・・・・
ジャァァァァァァァ・・・・・
少し熱めのシャワーを浴び、昨晩の汗を洗い流す。
タクト・・・アタシ、あんたのこと好きだよ・・・・

着替えを済ませタクトを探す。この時間なら食堂にいるだろう
「タクト・・・・」
「ん?フォルテか、おはよー」
この人は相変わらずマイペースだな。そんなところも
好きなんだけどね。
「昨晩はよく眠れましたか?お姫様・・・・」
ニヤリと不気味な笑いをしながらこちらを向く
「な、何を言い出すんだよいきなり!」
恥ずかしいからやめておくれよぉ・・・・
「そんなことより、大事な話があるんだ・・・・」
今度は本当に冗談ではなく、真剣な眼差しでアタシを見つめる
「俺、明日から惑星探索員としてここを離れるんだ・・・・」
「えっ?」
ちょっとまってよ!アタシはどうなるのさ!もう置き去りなんて
まっぴらごめんだよ!
「いつ・・・決まったのさ!」
「今さっきだ。上からの命令じゃ従うしかあるまい、
この船のことはレスターに頼んである。心配はないだろう」
「ちょ、ちょっとまっておくれよ!アタシはどうなるのさ!
昨日、生涯守ってくれるって言ったじゃないか!」
いつの間にか目頭が熱くなっていた。
「・・・・・・・すまない。」
「すまないって!タクトはそれでいいのかい!アタシより上の
命令のほうが大切なのかい!」
これじゃああの人同じじゃないか!
「俺だってフォルテと離れたくないさ・・・」
タクトはそれ以上は言わなかった。タクトだって
必死の覚悟で決断したんだと思う・・・・
「せめて、出発日を延ばすことくらいできないのかい?」
ここで引き留めたら余計離れたくなくなるのはわかっている。
でも、あの人と同じ運命を辿って欲しくない・・・・
「わかった。交渉してみるよ。」
そう言い残しタクトは食堂を後にした・・・・
それから何日が経過したのだろうか・・・・
ろくに食事もとっていない・・・・タクトのことを思い出すたびに
涙が溢れてくる。もう何日も会っていない。
会いたい・・・・・タクトに会いたい・・・・
いつの間にかアタシの心の中でタクトという存在が必要不可欠
になっているらしい・・・・・
ブイィィィン
突然部屋の扉が開いた。
「タクト!?」
ベッドから飛び起き扉へと向かう。
「タ、タクトォォォォォォォ!!」
ギュッ・・・・
「ゴメン、心配かけたね」
そこには確かにタクトの温もりがあった。
「タクト〜ぐずっ、う、うわぁぁぁぁん!」
まるで張りつめていた一本の糸が切れるようにフォルテ
は俺の胸に顔を埋めて泣き出した。
「おいおい、せっかくの美人が台無しだぜ?」
そうさ。泣くのはまだこれからだよ。
「行こう・・・・みんな待ってるよ」
フォルテの手を引きみんなの待つ広場へ・・・・
ブイィィィィィン
扉が開くと同時に
パンッ!パパンッ!クラッカーの音が二人を祝福する
「えっ?」
動揺を隠せないまま俺の手に引かれて広場の中央へと向かう
「フォルテさ〜んおめでとうございますぅ!」
ミルフィーユの暖かい声・・・・・
「タクトー!フォルテさんを泣かしたら
あたしが許さないからね!」
蘭花の元気な声・・・・・
「タクトさん、フォルテさん、末永くお幸せに・・・・」
ミントの優しい声・・・・
「神の・・・・ご加護がありますように・・・・」
ヴァニラの静かな祈り・・・・
「タ、タクト?」
何が起こっているのか全くわかっていな状態だった。
「え、えっとだな・・・・その〜うまく言えないのだが・・・・
俺と、結婚してくれないか?」
「・・・・・!?」
口元に手をあて驚くフォルテ・・・・優しく抱きしめる。
じわーっと胸に伝わってくるフォルテの涙・・・
俺はこの人を一生守っていく。そう心に誓った・・・・
「返事を聞かせてもらってもいいかな?」
「・・・・・う、うん・・・・・」
「ありがとう・・・・・」
んっ・・・・お互いの唇がゆっくりと重なりあってゆく・・・・

その後、
タクトは命令通り惑星探索員としてこの船を離れた。
フォルテもタクトの帰りを待っているといって
決心した。タクトがいなくなりレスターが司令官として
役目を果たしている。この船にはいつもどうりの活気さが
あった。
「タクトのいない毎日は寂しいけど、アタシは待つって
決めたんだ!そのことに後悔はないよ・・・・」
何年だって待ち続けるんだ!タクトがもう一度アタシの
名前を呼ぶ日まで・・・・
あの人は帰ってこなかったけど、タクトはきっと帰ってくる。
そう信じている・・・ううん、絶対帰ってくる。そう確信できた。
あれから何年経つのだろうか・・・・・長い間眠っていたような気がす

る・・・・タクトから連絡は無し・・・・あの人と同じなのだろうか・・・・
「あの人はもう・・・この世にはいないのだろうか・・・?」
芝生にに寝そべり、瞑想をする。あの日のことが昨日のことの
ようにはっきりと映る・・・・
私を置いていったあの人・・・・・私には帰る場所なんてなかった。
孤児のアタシを育ててくれた家族・・・・暖かかった・・・
その家のしきたりで18になった女は結婚をしなければならなっか

た。アタシは嫌だった・・・・でもあの人は本当に優しかった・・・・
でもあの人は・・・・帰ってこなかった・・・家を出てしまったアタシに

は帰る場所もなくなってしまった。この船に来たのも本当に偶然だ

った・・・・あの人がいなくなってから何度涙を流したのだろう?あの

人を忘れるためにタクトを愛した訳じゃない・・・今ではタクトに頼

ることでしか自分を維持できない・・・・
タクトは本当ににこんなアタシでいいのだろうか・・・・最近不安に
なることが多い。
「アタシに帰る場所なんてないんだよ・・・・・」
涙が頬を伝わりすーっと芝生に吸い込まれてゆく・・・・
「帰る場所ならあるさ・・・・ここに」
突然の声に一瞬何が起こったのかわからなかった。
「タ、タクト・・・・」
「おうよ、今帰ったぜ」
バカ・・・・・
「タクトーーーーーー!!」
再会のキス・・・・止まっていたはずの歯車がまた動き出した・・・・
永遠に終わることのない二人の愛・・・・
二羽の青い小鳥が空を羽ばたいていた・・・・
檻の中から飛び出して自由を堪能するかのように・・・・
流れていった時を埋めてくれるように・・・・
まるで二人を祝福するかのように優雅に羽ばたいていった・・・・

                         END



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