クロミエ×ヴァニラ

エルシオール内部、クジラルームのある日の夕方。
そこに、ある少年の姿がある。
綺麗にまとまった赤茶色の髪の毛に、少女の様な美しい顔立ち。
背中には、宇宙クジラの赤ん坊らしき生き物がすやすやと吐息を立てている。
彼の名は、クロミエ=クワルク。
クジラルーム内部の人工海岸および動植物園の生き物の世話をしている少年だ。
歳のわりに思考はしっかりしており、タクトを始めとする
エルシオールのクルーの良き相談役になっていた。

「……疲れましたね…子クジラも寝ちゃいましたか…」
彼は、今までタクトの「指揮に失敗したせいでフォルテに絞られた〜」という話を
延々二時間も聞かされていたのだ。おかげで、少し元気が無い。
「さて…皆に晩ごはんを食べさせてあげなくちゃ…」
彼はそんな事を言いながらいつものように淡々と宇宙ウサギに餌をやっていた。

「ん…? これは……」
餌をやり終わったとき、ウサギ小屋の隅から変わったものを見つける。
「これは…ヴァニラさんのヘッドギアじゃないか…どうして?」
恐らく先ほど宇宙ウサギと遊んで行った時に忘れたのだろう。
しかしヴァニラがいつも肌身離さず身に着けているヘッドギアを、なぜこんな所に
忘れていったのだろう? 彼はそんな事を思った。
「ヴァニラさんらしくないなぁ…」
ヴァニラが命の次に大事にしている(と思われる)ヘッドギアだ。きっと
困っているに違いない、と思いながらクロミエは急いで他の動物に餌をやり、
子クジラを寝かしつけると、ヘッドギアを持って急ぎ足でクジラルームを出た。
(今の時間なら多分医務室ですね…)
クロミエはエルシオール内部の医務室に向かった。
ヴァニラは、普段は医務室でケーラ女医のアシスタントをしている。
ナノマシンを使ったまるで魔法のような治療、そしてその風貌から
エルシオールの男性クルーからは『白衣の天使』という名前でよばれ、
熱狂的なファンまでいたりする。
「失礼します、クロミエです。ケーラ先生、いらっしゃいますか?」
返事が無い。そして中を覗くとやはり誰もいない。
仕方が無いのでクロミエは中に入って待つことにした。

「あの…クロミエさん?」
突如医務室のドアが開き、ヴァニラが現れる。
「あ…ヴァニラ…さん?」
「私のヘッドギア…見ませんでしたか…?」
クロミエははじめて見るヘッドギアを付けていないヴァニラの顔に
見とれていた。ヘッドギアを付けていないというだけでこれほどまでに
印象が変わるのか、などと思いながら。
「あの…私の顔に…何か…?」
「あ…いや…すいません。ヘッドギアですよね? さっきクジラルームに
 忘れていかれてましたよ」
そう言いながらクロミエはヘッドギアを差し出した。
「…ありがとうございます」
ヴァニラは人にめったに見せない笑顔で受け取り、頭にはめ込んだ。そして。
「…クロミエ…さん…」
ヴァニラはめったな事では感情を表には出さない。しかし、この時は違った。
彼女は思いつめた表情で、服を脱ぎ始める。
「な…ヴァニラさん!?」
「……」
じきにヴァニラは、頭のてっぺんから足の爪の先まで、
生まれたままの姿になっていった。
「ヴァニラさん…服を…着てください…!」
クロミエはそう言いながらも、ヴァニラの瑞々しく美しい裸体に
釘付けになっていた。
「クロミエさん…私を…抱いてください…」
ヴァニラは普段は見せないような恥らうような表情をして言った。
「ええ…? 一体何を……?」
「大好きなんです…クロミエさん……」
「……ふざけないでください!!」
クロミエは雑念を振り払うかのごとく叫ぶ。
「僕の事をからかうの…いいかげんにしてくれませんか、ヴァニラさん!!」
クロミエはその言葉を発した瞬間、はっとする。しかし、もう遅かった。
「すみません…そんなつもりじゃ……ないんです……!」
普段は温和で怒る事のないクロミエが怒った。その事によほどショックを受けたのだろう。
ヴァニラは泣きながら服を着込むと、早々とその場を立ち去ってしまった。

「あれ? クロミエ君じゃない。どうしたの? またペットの餌でも食べて当たったの?」
「……ケーラせんせ…」
「…クロミエ君…?」
ケーラは首を傾げた。普段のクロミエなら、僕の可愛い動物たちに
ペットなんて言い方やめてください! 
などと突っかかってくるところなのだが、今日はえらく元気がないからだ。
「一体何があったの?」
「…実は……」
クロミエは今までのことを当たり障りのない程度に喋った。
「いきなり『抱いて』だなんて…まったくヴァニラったら…
 あの子、男の子へのアプローチの方法なんて全然知らないから…しょうがない子ね」
ケーラは赤面しながら続けた。
「でもあなた…ヴァニラの事が好きなんでしょう? 何でそんな言い方を…」
「好きだから…ですよ」
クロミエは歯をギリっと微かに鳴らしながら続けた。
「ヴァニラさんは…タクトさんの事が好きなんでしょう? そりゃ
 僕みたいなのが敵うわけありませんよね……」
「………」
「恐らくヴァニラさんはタクトさんにふられでもしたんでしょう?
 その気持ちを抑えられなくて…要は誰でも良かったんですよ!」
ぱんッ。その瞬間、ケーラの平手打ちがクロミエの右頬に炸裂する。
クロミエの右頬が、微かに紅色に染まっていく。
「あなた…本当にそんな風に思ってたの…?」
ケーラはクロミエを叱り飛ばすかのように続けた。
「ヴァニラはね…ヴァニラは…あなたの事が好きだったのよ!
 マイヤーズ指令じゃなくて…クロミエ君、他でもないあなたの事が!!」
「…ええ…?」
「今日ヘッドギアを忘れたのだって…恐らくあなたと会うきっかけを作る為に
 わざと忘れていったのよ…あなたと会いたいがために!!」
「ヴァニラ…さん……」
「あの子の所に…行ってあげて。今、あの子の支えになってあげられるのは
 クロミエ君…あなたしかいないの!」
「………でも…」
「行きなさいよ! 男には…やらなきゃいけない時があるの…! さあ!!」
クロミエは無言で医務室を飛び出した。
「まったく…手間の掛かる子達ねぇ…私にも…あんな熱い時期があったかしら……フフ」

クロミエは走った。夢中で走った。
途中で大福モチらしき物体とすれ違っても気に止める事無くヴァニラの部屋へ急いでいった。
「ヴァニラさん…開けてください…その、話が……したいんです…」
ヴァニラの部屋の前に立ち、クロミエが叫ぶ。しかし、返事がない。
「ヴァニラさん…さっきは…その…ごめんなさい…」
「…気にしてませんから……」
「ウソだ! 気にしてないなら…ここの扉を…開けてくださいよ!」
「………」
「話が…したいんです…僕の気持ちを…知ってもらいたいんです……!」
「………」
しばらくの沈黙。
クロミエが、ここを開けてくれるまで帰るもんか! と覚悟を決めた丁度その時。
「…クロミエさん。どうぞ。」
その声と同時に、重い扉が開く。クロミエは、案外簡単に開けてもらえた事に
肩透かしを食らってしまった。

中に入るとヴァニラは、普段どおりに椅子に座って物思いにふけっている様だった。
しかし、いつもと様子が違い、クロミエに対しそっぽを向き、
明らかにクロミエを避けていた。
「ヴァニラさん…すみませんでした…あんな酷い事言っちゃって」
「もう気にしていません……」
「………」
「話はそれだけですか? それならもう今夜は遅いです。お引取りくだ……」
その時。クロミエはヴァニラを後ろから包み込むように抱きしめた。
「クロミエ…さん?」
「ヴァニラさん…好きです。好きなんです」
「……えっ…?」
「誤解だけは…解いておきたい…。僕は決して貴女を嫌いなわけじゃ…ない!
 ヴァニラさん……大好きだ!!」
そのクロミエの行動、そして言動に対し、ヴァニラはもちろん、当の本人でさえも
思考がショートしてしまっていた。
(何でこんな事言ってるんだろう…僕は)
しばらく沈黙が続く。するとヴァニラがクロミエのほうへ振り向いて口を開いた。
「クロミエさん…うれしい…です…
 私も…貴方の事が…好きです。愛しています」
ヴァニラは頬を紅く染めて微笑みながらそう言った。
「ヴァニラ…さん…」
「じゃあ…私を…抱いてくださいますね…?」
いつものクロミエならば、ええっ!? 何でそうなるんですか!! とでも
言い放っている所なんであろうが、クロミエの心はヴァニラに対するはちきれんばかりの
想いで、そんな思考はこれっぽっちも無かった。

ヴァニラはシャワーを浴びていた。既にシャワーを浴び終えたクロミエは
下着一枚の姿になりベッドの上で高まる鼓動を抑えるのに必死になっていた。
(……勢いでこんな事になっちゃったけど…一体どうなるんだろ…?)
クロミエは髪の毛を両手でクシャクシャと掻きながらヴァニラへの気持ちを
無理やり押さえつけようとした。しかし、気持ちを押さえつけようとすればするほど
先ほどのヴァニラの裸体を思い出させ、その想いが勃起という形で現れてくる。
クロミエは、その勃起した自分の物を見て、何となく情けなさを感じるのであった。

「クロミエさん…お待たせして…申し訳ありません……」
そう言ってヴァニラはバスタオル一枚の状態でシャワー室から出てくる。
クロミエはそのヴァニラの姿を見て、思わず息を呑んだ。
ほのかに湯気が立ち昇り、湿り気のある髪の毛。
りんごのように紅く染まった頬。無論、ヘッドギアは付けていない。
例えるならまさに月の天使という言葉が良く似合う。
「ヴァニラさん……素敵です…」
「クロミエさん…」
ヴァニラはベッドの傍まで近づくと、おもむろにバスタオルを脱ぎ始めた。
「クロミエさん…」
クロミエはヴァニラの躰に食い入るように見入っていた。先ほどは
必死に目を逸らそうとその躰をよく見ていなかったので、ここまでくっきりと
見るのは初めてである。
抱きしめたら砕けてしまいそうなくらいの華奢な躰。淡いエメラルドグリーンの茂み。
そして何といってもクロミエはその豊満な胸に目を奪われていた。
均等の取れた乳房の上に、淡い桜色の乳首が心地よさそうに上を向いている。
着痩せしているというのもあるだろうが、エンジェル隊の中に入るとどうしても
見劣りしてしまう大きさ。だが、それでもとても13歳とは思えないほど大きい。
「綺麗…です…ヴァニラさん」

ヴァニラが布団の中へ入ってくる。するとクロミエは恥ずかしさからそっぽを向いた。
それでもクロミエの心臓は破裂しそうになっていく。
「あの…ヴァニラさん。具体的に…どうすればいいんだか…分からなくて」
「私も…です…」
しばらくの間、二人は恥ずかしさから背中を向け合っていた。そして。
「ヴァニラさん…貴女を…包み込んであげたいです…いつまでも」
そういうとクロミエはそっぽを向いているヴァニラを
正面に返すと、腕を後ろへ回し、抱き寄せた。
「きゃっ!」
ヴァニラの豊満な胸がクロミエの胸に当たる。柔らかくて、とても心地よかった。
「ヴァニラさん…可愛いです……他の誰よりも」
「クロミエさん…暖かい…です…」
二人は、抱き合ったままその温もりを噛み締めた。
このまま時間が止まってしまえばいいのに……なんて思いながら。
「ヴァニラさん…その…キスしても、いいですか……?」
クロミエはもう既に抱き合ってすらいるのにこんな事を言った。
「はい…お願い…します」
ヴァニラが微笑みながらそう言うとクロミエはその可愛らしい唇に自分の唇を重ね合わせた。
彼は、普段から子クジラやその他の動物たちとキスをしていた。しかし、
その動物たちの誰よりも、ヴァニラの唇は、柔らかい。
「くちゅっ…くちゅ……」
二人は、ぎこちないながら一生懸命に舌を絡ませあう。それは、
何よりもとろけそうで、何よりも甘美だった。
「ぷぅ……ヴァニラさんの舌…とろけちゃいそうです……」

「あの、クロミエさん…」
「どうしました…?」
「さっきから…その…クロミエさんの…物が…お腹の辺りに……」
ヴァニラは顔を赤らめ、立派にそそり立ったクロミエの物をさすりながら言った。
「ヴァ…ヴァニラさんッ! ……すいません……」
クロミエは顔を真っ赤にして、頭から湯気を出すかのごとく言った。
それに対して、ヴァニラは無言でクロミエのトランクスをずらす。すると、
まだ皮を被ったままの美しい物が露になった。そしてヴァニラは、
クロミエの物を直に両手でやんわりと包み込んだ。
「ヴァニラさん…!?」
「その…こうやってあげると男性の方は喜ぶって…
 蘭花さんが仰っていたものですから……」
ヴァニラはクロミエの物を手で抜くように刺激していく。
「どうですか、クロミエさん…」
「その…気持ちいいです……すっごく…」
自慰などとは比べ物にならないほどの快感。クロミエはその快感に身を任せていく。
「それなら、これはどうでしょうか…?」
ヴァニラはそう言いながらクロミエの皮を丁寧に剥いていく。すると、
白く美しいまさに少年のような亀頭があらわになる。そして、躊躇することなく
クロミエの物を口いっぱいに頬張っていった。
「むぐっ……」
「ヴァニラさん…!? あ…あの…」
自分の大好きな女の子にフェラをされている。
それによってクロミエは半分パニックに陥っていた。
ヴァニラの舌使いは当然のごとく、とてもぎこちない。しかし、クロミエにとっては
意識がどこかへ飛んでいってしまいそうなほど気持ちよかった。
ヴァニラはまず、亀頭にねっとりと舌を押し付け、にじみ出た液体を
舐めとっていくかのように刺激する。
そして、裏筋をまるで子犬がミルクを舐めるかのように舐めていく。
そして、その度にクロミエの背筋に電撃が走っていった。
「クロミエさん…どうですか……?」
「は…はい…気持ちいいです……」
クロミエがそう言うとヴァニラは微笑みながらフェラを再開した。
やはり、セックスの時でも普段の献身的な性格がにじみ出るのだろう、
ヴァニラはクロミエを悦にさせている事をとてもよろこびを感じているようだった。
「もごっ…ちゅぷぅ……」
たまにカリの部分にヴァニラの歯が当たる。しかし、それすらクロミエにとっては
快感の極みであった。
(もう…なんだかどうにも…ならないよ……!)
やがて、クロミエは激しい射精感に襲われていく。それに対して、
ヴァニラの舌使いを少しでも長く味わおうと、神経を集中させた。
「んんっ…くちゅっ……」
ヴァニラは夢中になり、クロミエの物を味わっていた。その真っ赤に染まった顔は、
普段ヴァニラが魅せないような色っぽさ、いやらしさを醸し出している。
「ヴァニラさん……すいません…もう…出ちゃいそうです……」
クロミエの搾り出すような声。しかし、ヴァニラの耳には入っていないようだった。
「すいません…出ます……っ!」
ヴァニラの舌がクロミエの物のカリの部分に引っかかると同時に
クロミエはありったけの想いをヴァニラの口内へ放出した。
ヴァニラに、苦痛の表情が浮かぶ。そして、放出した液体を
少しづつ、確実に飲み込んでいった。
「苦いです…クロミエさんの……」
「それって、飲み込まなくてもいいんじゃ…?」
クロミエがそう言うとヴァニラは、照れ笑いをしながら答えた。
「…そうなのですか……? でも…いいんです…
 クロミエさんが…私の事だけを想って出された物なんですから……」
「ヴァニラさん…次は僕の番ですよね…ふふ……」
クロミエはそう言いながらヴァニラの両胸に腕を伸ばした。そして、
その形の良い綺麗な胸を手で優しく包んでいく。
「ん……」
ヴァニラの胸は、柔らかいながら適度な弾力もあり、揉み心地は最高であった。
クロミエは、それを味わうかのごとく、優しく、それでいて力強く
その胸を揉みしだいていった。
「ヴァニラさん…可愛いです……とっても」
「クロミエさん……」
クロミエは少しづつ揉み方に変化をつけ始めていく。優しく包み込むように
揉んだかと思えば、力強く捏ねくり回すかのように揉んでいったり……
そんな風にヴァニラの豊満な胸を楽しんでいった。
「ああ…ん……」
(感じてる…のかな…?)
クロミエは今度は左手で乳首をくりくりと摘むように刺激しながら、
うなじの辺りに舌を這わせた。
かすかにフローラルの香りが漂ってくる。シャンプーの香りであろうか。
「ク…クロミエさん……なんだか…切ないです…んんっ…」
ヴァニラの声を噛み殺すかのような喘ぎ声に、クロミエは興奮していく。
そして、ヴァニラを両手で抱き寄せると、今度は耳を甘噛みしていった。
続いて、首筋に舌を這わせていく。
「あん…クロミエさん…っ…気持ちいい…です……」
「ヴァニラさん…」
クロミエはヴァニラのその表情が愛らしくて仕方がなかった。
やがて、クロミエは右手でヴァニラの左胸を愛撫しながら右胸に吸い付いていく。
「ああんっ……んんっ…」
クロミエはコリコリとした乳首の弾力を、噛み締めるように味わっていく。
その甘い香り、弾力、そして何よりもヴァニラの反応がたまらなかった。
「ここも…してあげます…」
クロミエは、もう既に愛液でぐっしょりと濡れているヴァニラの秘所を指でなぞりながら言った。
そして、おもむろにヴァニラの秘所へと顔をうずめていく。
「クロミエさん…! そこは…汚いです…ふわぁっ!」
クロミエは美しいサーモンピンクに染まっている花弁を舌でなぞる。
「ああん…声が……出てしまいますぅ…あふぅ……」
「…ヴァニラさん…おいしいです…とっても……」
「あぅぅ…クロミエさん…そんな恥ずかしい事……言わないで…んんっ……」
クロミエは、ヴァニラの恥らうような声に興奮し、舌使いをよりアグレッシブにしていく。
「クロミエさぁん…気持ちいい…です……はぁうっ!」
(こんなのは…どうかなぁ…?)
クロミエは突如、ヴァニラの肥大化したクリトリスに吸い付き、皮をむいていく。
その瞬間、ヴァニラの躰に電撃がはしり、弓なりにのけぞった。
「ひゃうっ!! ク…クロミエさ…そこは…ああんっ! いやぁんっ!!」
ヴァニラはこれまでに無いほど悩ましく喘いだ。クロミエは自分がヴァニラの事を
悦ばせているという事が可笑しく、また、うれしかった。
「はぁん…クロミエさぁ…んっ…」
「ヴァニラさん…その…僕…もう我慢できないんです…」
「私も…です……クロミエさん…来て、ください…」
クロミエの物は、先ほど射精したばかりだというのにもう既に元気を取り戻し、
すでに臨戦態勢となっていた。
「それじゃヴァニラさん…いきますよ……」
すでにコンドームを付けたクロミエは、ヴァニラの秘所に
自分の物をあてがい、挿入しようとする。しかし、極度の緊張のためか、
なかなか狙いが定まらない。
「く…えっと……」
「クロミエさん、ここです…あせらないで……」
クロミエはヴァニラのその言葉に、自分への情けなさと彼女への愛らしさを
同時に感じていく。
「いきます……」
そう言うとクロミエは、ゆっくり確実にヴァニラの膣を貫いていった。
「痛っ…くぅ……っ」
ヴァニラは破瓜の痛みからか、悲痛な叫びを上げる。
そして、涙が頬を伝って流れ落ちていった。
「ヴァニラさん…大丈夫ですか…!?」
「痛い…凄く痛い…です…でも…
 クロミエさんが一緒なら…怖い事なんて……何もありません…」
ヴァニラは必死に笑顔を作りながら答えた。
(ヴァニラさん……僕の事を…心配させまいと…)
クロミエは、ヴァニラを強く抱きしめた。暖かい、ヴァニラの鼓動。
こんなに近くに感じられるなんて、思ってもみなかった。
「動かしても…大丈夫……ですか…?」
「多分大丈夫だと…思います…」
クロミエはおもむろに腰を動かした。自分の物に絡み付いてくる快感は
他の何物にも変えることのできない快感だった。
「あんっ…はぅん…クロミエさぁん…」
「ヴァニラさん…とっても可愛いです…」
ヴァニラからは破瓜の痛みが消え、快感へと変わっていく。
「はぁんっ! 気持ちいいです…クロミエさぁん…ふわぁっ!」
クロミエは、ヴァニラの味をゆっくりと噛み締めるように腰を動かす。
「あんっ…はぁん…あぁんっ…」
「ヴァニラさん……っ」
クロミエは、快感を貪るように腰の動きをどんどん速めていく。
「ふわっ…気持ちいい…です…クロミエさぁんっ…あぁん……っ」
大人しいヴァニラが、普段は魅せないようないやらしくも愛くるしい顔。
可愛らしい喘ぎ声も手伝ってクロミエの射精感はどんどん高まっていく。
「はぁん…クロミエさぁん……」
「ヴァニラさん…僕……もう駄目そうです…っ!」
「私も…どうにかなってしまいそうです……ああんっ!」
「もう駄目です…イきます……! ヴァニラさんッ!!」
「クロミエさぁん! 好き…大好きですぅ…ふわあぁぁぁんっ!!」
その瞬間、クロミエとヴァニラは奇跡であろうか、同時に果てた。
二人は抱きしめ合い、その余韻を味わう。
「ヴァニラさん…愛しています……」
「クロミエさん……」
二人は、幸せの余韻を、いつまでも噛み締めていた……
次の日、エルシオールは突如エオニア軍との交戦に入った。
五機の紋章機が、いつものように敵と戦闘を行う。
その中でも五番機・ハーベスターの動きが明らかに違った。
一言で言うなら、無敵なのだ。
「ヴァニラのやつ…何て動きだい!?
 あんな操縦、頭のネジが2、3本吹っ飛んでるとしか思えないよっ!!」
フォルテが思わず叫んだ。そしてエルシオールのブリッジでは。
「ヴァニラのやつ…支援型の紋章機であそこまで戦えるなんて…
 すごすぎるぞっ!!」
タクトが叫ぶと、レスターがゆっくり、そして力無く言った。
「……お前……13歳は犯罪だろ……」



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