タクト×ちとせ

エオニア戦役から一年…本当に色々な事が起こっていた。
烏丸ちとせ少尉の入隊…。
レゾム少佐とエオニア軍の残党…。
そして、EDEN文明の外敵「ヴァル・ファスク」との戦い…。
全てが幕を閉じて、また物語が始まっていく…。
愛し合う二人の心温まる(?)物語―――

「う〜〜ん…」
司令官室の椅子で、大きく伸びをする。
「なんだかんだ言って、エンジェル隊の司令官は良いねぇ…」
アクビをして、司令官タクト・マイヤーズが一言呟く。
彼はエオニア戦役後、辺境の調査に当たっていたのだが、
ひょんな事からまた司令官に就任したのである。
「さて…と。30分くらい艦内を歩いてこよう」
立ち上がり、司令官室から出て行った。
二階の居住区まで歩いてきた。
「そうだな〜…どこに行こうかな?」
何処に行くか思考を巡らしている時、それは起こった。
「きゃぁっ!!」
奥の…烏丸少尉の部屋から叫び声が聞こえた。
「ん?ど、どうしたんだっ!?」
タクトは走って、烏丸少尉の部屋まで行った。
「ちとせ!入るぞ!!」
返事も待たずに、部屋のドアを開けてしまう…。

純和風の部屋。程好いお香の香りがする。
ここにくると何となく心が落ち着くのである。
「どうしたんだっ!?」
「た、タクトさん……?」
そこには真っ裸のちとせが立っていた。
髪が濡れている…風呂にでも入っていたのだろう。
タクトは、その姿に見惚れてしまっていた。
「きゃぁぁっ!!」
また叫び声。ちとせは顔を真っ赤にして風呂場のほうに逃げてしまった。
「ははは…な、何やってるんだろ?俺……」
そう思いながら、その場に唖然呆然と立ち尽くした。
その癖、自分のモノだけはしっかりと反応していた。
いつもの服のちとせが現れ、タクトは我に返った。
「あ…ちとせ…ごめん」
ちとせにそう呼びかけたのだが、そっぽを向いてその場に座り込んだ。
(あちゃ〜〜…怒っちゃってるよ…)
そう思っていると、ちとせが口を開いた。
「それで…なんのようなんですか?」
いつもの口調だが、ちょっと言葉に棘を感じる。
それをタクトは感じ取り、少しビビッていた。
「えっと…さ。ちとせの叫び声がしたから…心配で…。
あんな姿、見るつもりなんて無かったんだよ?でも、ごめん」
タクトは精一杯の謝罪を込め、ちとせに向かって言った。
ちとせは立ち上がり、こちらを振り向いた。
そして顔を綻ばせ、「それだけですね?」と言った。
タクトはこの言葉にズキッと心が痛んだ。
(傷つけちゃったな…はぁ…)
そう思い、反省しているとちとせがまた…
「それじゃ、出て行ってくださいね?私はこれから仕事があるので」
仕方なくタクトは部屋から出て行く。
出て行くときに、一言ちとせに言った。「本当にごめん」と。
(ティーラウンジにでも行って…落ち着こう)
自然と足がティーラウンジに向かっていた。
「あら、タクトさんじゃありません事?」
ティーラウンジに入った矢先、ミントが声をかけてきた。
タクトはどんより曇った表情で、ミントを見やる。
「やぁ、ミント。こんにちは」
「どうしたんですの?浮かない表情をしていますわね…?」
ちょっと身体がビクッとして、俯いた。
心の中はちとせの事で一杯になった。
(ちとせ…ごめんよ……俺が悪いよな…)
「ちとせ…ごめんよ……俺が悪いよな…」
思っている事と、同じ事をミントに言われた。
そう。ミントがテレパスだった事をすっかり忘れていたのだ。
「ミント…」
「まったくもう、私達の司令官はどうしてこんなに頼りないんでしょうね」
呆れたようにそう言われ、タクトは唇を噛み締めた。
「誤解を解きたいなら…真っ向勝負が宜しいんじゃなくて?」
ミントがニコリと笑って、タクトに教える。
「え…?で、でもさ……」
「何を悩んでいるのですか?タクトさんのお気持ち…もう察していますわよ?」
何を察したのだろうか?と思いながらも「あぁ、そうだよな」と言って立ち上がる。
タクトのその目は強く光り輝いていた…。
(俺は何してたんだよ…。しっかり言わなきゃダメだろうが!)
タクトは走った。例えちとせが許してくれなくても…
二度と口を聞いてくれなくても、タクトは走った。
ただ自分の想いを伝えるために…。
「ちとせっ!!」
ドア越しに大きな声で叫んだ。
「ちとせ、俺だ。開けてくれ。話があるから」
沈黙。
…が、数秒後部屋のドアが不意に開いた。
「何か御用ですか?タクトさん」
いつもと変わらないちとせ…。
だが、それはそれはちとせがそう取り繕っているだけであった。
「ちょっと話が…ある。時間、良いかな?」
タクトも平然を装った。また誤解を招くような事はしたくないから。
「え…えぇ、はい。いいですよ。どうぞ、上がってください」
「それで…お話というのは何でしょうか?」
畳の床に座り、お茶を一口飲んで、ちとせが聞いてくる。
「さっきの事なんだけどさ…」
タクトがそう言った矢先、ちとせの顔が強張った。
「あの時はごめん。見るつもりなんて無かったんだ…」
素直にそう思い、ゆっくり頭を下げた。
「もう、いいんですよ…あれは事故だっ――」
「違うんだっ!!」
(ここで甘さにしがみ付いたら…おれの負けだろ?なら…)
「本当は見たかったんだろうね。だからあの時、見惚れてたんだろう?
ったく、しょうがないヤツだよな…」
自分に言い聞かせるようにタクトは言った。
ちとせはハッとして、俯いた。
愛しい…とても愛しい…。タクトの身体は勝手に動いて、ちとせの身体を抱き締めた。
「俺…好きになってたんだろうね。ちとせの事」
抱き締めたちとせの肩は、震えていて、冷たかった。
「どうして…どうしてそう言うんですか…?」
ちとせは優しく…でも乱暴にタクトの手を振り解いた。
「どうしてそうやって私を…私を甘やかすんですかっ!!?」
「ちとせ……」
また抱き締めた。強く優しく…ちとせを抱き締めた。
「俺はちとせが好きだ…この気持ちだけは変わらない…」
「た…タクトさん……」
今度はちとせからも抱き締めてくれた。
この温かい温もりを感じたかった…ずっと…ずっと…。
ほんのり香るお香。渋みを効かせた番茶。
そして、布団……。
タクトはその空間で呆然と宙を仰いでいた。
(えーっと?どうしてこうなったんだっけか?)
思考回路を探ってみるがなんかよく覚えてないらしい。
それはそうだ。
頭の中が真っ白になるような事が起こったからである。
いや、自分で起こしたといったほうが良いだろう。

「ちとせ……」
タクトは背中に回していた右手をちとせの頬に置いた。
「あっ…タクトさん…?」
「好きだよ……ちとせ」
キス。
唇が触れ合うだけの優しいキス。
「んっ……はぁ。
タクトさん……」
真っ赤に頬を染め、照れくさそうに俯いた。
その仕草に…タクトの頭の中は真っ白になった。
「ちとせ…いいかい?」
口が勝手に動き、その言葉を漏らしてしまった…。
「あぁ、そっか…そういえばそんな事を言ったような…」
布団の上で胡坐を掻きながら、思い出していた。
(んで結局やることになったんだよなぁ…)
溜息を漏らし、風呂場のほうを見やる。
うっすらとちとせの影が映り、タクトは誰にも言えないような精神の高揚を感じた。

「あの…タクトさん?」
バスタオル一枚身に纏い、ちとせが風呂場から出てきた。
タクトの心は今までに無いような興奮を覚え、その姿をジィッと見つめた。
「ちとせ…」
ちとせはタクトの横にちょこんと座り、優しく微笑んだ。
その笑顔が愛しくて…タクトはちとせの肩に手を置いた。
「愛してるよ…ちとせ」
そう言うと、ちとせの唇を塞いだ。
身体がすこし強張ったが、すぐに受け止めてくれる。
舌を入れようとするが、ちとせの歯が邪魔して入らない。
タクトは仕方なく、歯茎を優しく撫で始めた。
「んんっ……」
ビクッと身体が震え、歯によって閉じられた口が開かれる。
すかさずタクトは舌を入れた。
「ん…あぁ…っ……くぅ…」
ちとせの舌を弄ぶように絡みつけ、愛撫していく…。
「た、タクト…さん……」
無理やりちとせに離れられ、唇を離した。
「ちとせ…?どうしたんだい?」
そう尋ねてみると、ちとせの頬は真っ赤になり、一言。
「あの……切ないです……」
優しく寝かせた。
ちとせの身体が壊れないように、優しく。
「で、何処が切ないんだい?」
意地悪く尋ねる。(まぁ、怒られるのがオチだろうな)と思っていたが、意外に…
「わ、私の…ソコです……」
(あれ?答えてくれたよ。そっか…嬉しいなぁ)
その言葉を聞いたとき、嬉しさが込み上げてきた。守りたいと思った。
頬にキスをして、バスタオルを脱がす。
綺麗な身体をギュッと抱き締めた。
「タクトさん…私も…好きです」
形の整った胸を優しく触れる。が、乳首にはまだ触れない。
乳房を揉みしだいていくと、そのうち我慢していた声が出てくる。
「あっ…はぅっ……イイです…」
その言葉を聞くと、タクトは安心した。
そしてもっと好きになれた。
相変わらず、乳首を弄らず、乳房のみを責め立てていると
「タクト…さぁん……その…ち、乳首…」
顔を真っ赤にしてちとせがそういう。
イきたいのに、イけなくて我慢の限界だったらしい。
「ごめん、ちとせ。意地悪だったね」
言って、乳首をコリッと捻る。
「きゃぁっ!……た、タクトさん…」
離して、捻り。離して捻り。これの繰り返しをしてみた。
時には扱いて…そのうち絶頂を迎えた…。
「イっちゃう…イっちゃいますよぉ……」
「イっていいんだよ…?」
乳首を強く摘み上げると、身体が強張り、震えてしまう。
「ははは、イっちゃったね」
「もぅ…タクトさんったら……」
「でも、悪くは無かっただろ?そこの所が気になるなぁ」
意地悪く尋ねると、ちとせの眉が吊り上がって
「怒りますよ!?」
でも、ちとせはそれが心地よかった。こうしていたいと思っていたのである。
「そんじゃ、次は下を攻めるからね」
「い、いちいち…言わないで下さい…」
覗き込む。
毛も生えていない綺麗なソコだ。
タクトはピンク色の割れ目に手を触れた。
「あぅっ……はぁ、はぁ…」
触れたとたんに、ビクッと身体を震わせる。
「すごい濡れてるね。ビショビショだよ?」
押し付けるようにして、指で開いてみる。
「あぁっっ!……だ、ダメ…タクトさん…」
綺麗…その一言に尽きる程の綺麗なピンク色である。
我慢が出来なくなった。タクトはその中に舌を挿入した。
舌にじんわりと伝わる甘さと刺激感…これだけでタクトは絶頂に向かいそうになった。
「ん…んんっ……」
優しく舐め上げる。痛みを感じないように…優しく。
「だ、ダメです…あぁっ!!タク…トさぁ…ん」
その言葉にタクトは離した。勿論、意地悪を言うために。
「え?したくないの…?そっか」
ニヤリと笑いながら言ってみてみる。ちとせの反応が楽しみだ。
「えっと…その……」
「ん?なんだい?」
(しめしめ、何て言うのかな…あはは)
「タクトさんが…その、欲しい…です」
言葉を振り絞って、でも確かにちとせはそう言った。
(予想外だったなぁ…向こうから欲しがるなんて…)
タクトはそう思いながら、さっさと下着を脱ぎ、コンドームをつける。
「そいじゃ、心の準備はいいかな?痛かったら言ってくれよ?」
「はい、解りました」
しっかりその返事を聞いたタクトは、ちとせのソコにモノを押し付ける。
「好きだよ…ちとせ」
一言言って、ゆっくりと先を入れる。
「っつ…痛い…っ…」
ちとせは破瓜の痛みを堪えようと必死になるが、声が出てしまった。
「大丈夫?ちとせ?痛いならぬく――」
「大丈夫ですっ!
大丈夫ですから…続けて…くださいっ!!」
大丈夫なわけない。誰だってそう思う。でも、ちとせを信じたかった。
タクトはそれに応じて、根元まで挿入した。
「いいかな…動いても」
耳元で一言言ってみた。そろそろ動かしたくなってきたからである。
「どうぞ…いいですよ……」
「うん」
ゆっくりゆっくり動く。ちとせの鼓動を感じながら。
「あ、ん…タクトさぁん……」
「ちとせ…いいよ…凄くいいよ」
ゆっくりと貫いていく。そのうち、ちとせの顔には快楽の色が見えてきた。
「タクトさんっ…気持ち、良いですよ…っ…」
もっと良くしてあげよう、そう思いだんだんと動きを早めていく。
「あっ…はぁ……んっ…もっと、もっとっぉ…」
「そ、そんなに締め付けると…持たないよ、ちとせ」
実際タクトは暴発しそうなモノに力を入れ、無理やりに射精を止めていた。
それなのにこの締め付け…そして透き通った声の喘ぎ…淫らな表情…
限界という文字を超越していた。
「ちとせ…イきそう…」
「タクトさんっ…わ、私も……っ!!」
絶頂。
二人は疲れ果ててグッタリと倒れる。
でも、心は満足していた。愛し合える喜びがあるからだ…。
「愛してるよ、ちとせ…」
ちとせの右頬に触れながらタクトは言った。
「私もです…タクトさん……」
抱き締めた。その時のちとせの身体は温かかった…。

(俺はこの温もりを感じて居たい…守っていきたい……)
「なぁ…」
穏やかな日の昼下がりの展望公園…
「なぁ、ちとせ。キスしていいかな…?」
「ダメですよ。仮にもタクトさんは司令官なんですから」
そう言って、資料に目を通している。
「じゃぁさ、こっち向いてよ」
タクトは仕方なくそう言った。
「え?あ、はい。何です――んっ!!?」
そっとキス。
「〜〜〜〜〜〜!!」
「ははは、やっちゃったよ」
ちとせは驚いたが、にっこり笑って
「もぅ…今度は怒りますからね!」
こんな日々が続けばいい…。穏やかな…日々が…。



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