ウォルコット×ヴァニラ

「ぅん……此処…は…」
気が付くと私は見たことのないベッドの上にいた
ここは…どこでしょう…わからない…
グラグラする頭を抑え
何とか今までの記憶を思い出そうとする

…えっと…私の名前はヴァニラ・H
年は13
トランスバール皇国軍少尉
エンジェル隊所属

…うん、大丈夫…

じゃあどうして今、此処にいるの?

…わからない…

此処は…

「気が付かれましたか?」
バシュ と部屋のドアが開き誰かが入ってくる

「…中佐…?」
「どうされましたか?ヴァニラさん」
「此処は…中佐の部屋…?」
「ハイ、そうですが…何か?」
「いえ…」

なんだ…
私は少しホッとする
でも…ならどうして中佐の部屋に…?

「倒れたんですよ」
「え?」
「ヴァニラさんが此処にいる訳ですよ
他のエンジェル隊の皆さんが任務に借り出されていて
ヴァニラさんが基地に待機されていたのですが…高い熱で倒れて
ここに運ばせていただきました すごく汗をかいておられたので
悪いとは思ったのですが衣服と下着の取替えもさせていただきました」

そうだったのですか…
私は返事をする

「まだ熱があるようですし直るまでゆっくりとお休みになってください
エンジェル隊のみなさんには私のほうからお伝えしておきますから」
はい…わかりました
でも中佐の部屋にお世話になるのも気が引ける
私は自分の部屋に戻って眠ることにした
しかし熱で意識が朦朧としているためかなかなか足が進まない

「ヴァニラさん?どちらへ行かれるのですか?」
「いえ…自分の部屋…に…」
「こちらにいてくださってもかまいませんよ?
それに自分の部屋まで戻るの大変でしょう?」
「い…え…中佐に…これ以…上迷惑…をかける…わけ…に…も…」

自分の部屋に進もうとするが
頭がグラグラして足元がふらつく
グラリ…
ダメだ…倒れる…

とさり…
倒れる前に中佐が私を支えてくれた

「…?」
「ホラ…いわんこっちゃない
熱が高いんですからおとなしく寝ていてください」
「でも…」
「それに熱があるときは誰かの目が届くところにいるほうが
何か合ったときに素早く対処できるじゃないですか
それに私は迷惑とは思いませんよ
エンジェル隊の面倒を見ることが私の仕事の内でもありますし」
「中…佐…」
そのまま私は眠ってしまった



どれくらいの時間がたっただろう
私は目を覚ました
その時には熱も少し下がってきて大分スッキリしていた

「ヴァニラさん…目が覚めましたか?」
「はい…」
「ミルフィーユさんがおかゆを作ってくださったのですが
食べられそうですか?」
「はい…」


おかゆを食べ終えて私はしばらくぼんやりとしていた

「ヴァニラさん」
中佐の声で我に帰る
「…なんでしょう?」
「今日はコチラで眠っていってください
何があるかわかりませんし」

はい、と私は返事をする
でも中佐はどこで寝るのでしょう
、と言うと中佐は笑って
床に毛布をひいて寝るから心配しなくていい、と言ってくれた
私は中佐に一つお願いをする
何ですか?
中佐が尋ねる

「一緒に寝てください」
「え?」
「イヤ…ですか…」
「い…いや、そんな訳はないですが…しかし…」
「お願いです…中佐といると…ホッとするんです…
なんだか…お父さんみたいで…」
「……わかりました
では、一緒に寝ましょうか」
「はい」



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