タクト×ちとせ


      何故ですか? なぜあなたは私の思いに気が着いてくれないのですか?
                私はこんなにもあなたを想ってるのに……



        ○月△日 烏丸ちとせ
   お母さま、私は生まれて初めて恋と言うものををしました。とても不思議な感じです
   その人は私が所属しているムーンエンジェル隊の司令官でもあり、
   儀礼艦エルシオールの艦長のタクト・マイヤーズ大佐です。
   マイヤーズ司令は司令官としても男性としても大変すばらしくお優しい方です。それに…かっこいいですし。
   今日まで私が紋章機で戦ってこれたのもマイヤーズ司令がいたからです。
   それでなのでしょうか?最初は興味深い人物と言うことだけだったのに……今では一人の殿方として
   見てしまってます。どうしたらよいのでしょう?やはり恋文をだしたらよいのでしょうか?それとも
   告白? でも……私には恋文をだす告白する勇気すらありません。
   父様ならこんなときなんて言うでしょうね。お恥ずかしい限りです。
   そろそろ、ページの残りがないのでここまでにしておきます。
「ふぅ、今日はここまで」
一呼吸するとちとせは愛用しているクマさん柄の日記を引き出しにしまいこんだ。
「タクトさん」
自分の想い人の名をつぶやく、こんなことをしても届くはず無いのにな、と苦笑いを浮かべるちとせ。
お茶でも入れようと、立ち上がろうとしたとき下半身にけだるい感覚を覚えた。
「まただ。」
しかしこの感覚をちとせは覚えていた…いや、このごろ覚えた感覚だ。
日記にタクトのことを書くとこうなるのだ。しょうがないな、と思いつつちとせは下半身に手を伸ばした。
「ん…ふぁ…はぁはぁ…あん…」
ちとせのそこはかなり濡れていた。下着を脱ぐと下着と秘部の間にいやらしい糸が線を引いた。
秘部の割れ目の部分を手でなぞる。空いた手で制服の上から乳房をつかみ、揉む。
はしたない、そんな言葉がちとせの頭をよぎる。
あぁ…タクト…さん…タクトさん…はぁはぁ…ああん」
頭の中でタクトと自分が交わってる姿を想像する。それに合わせて秘部の一番上にある隆起した
部分を指ではじく。ちとせの秘部からは愛液がとめどなくあふれていた。
「いい…です…気持ちい…イ……あ…ダメ…イク…いっちゃ…う」
絶頂を迎えようとしていたちとせはラストスパートと言わんばかりに突起を激しくこねまわす。
「ダメ…イク!…タクトさん…タクトさん!!…あぁぁぁぁぁ!!」
自慰行為を終えたちとせはドサッ、と畳みに倒れこんだ。行為の余韻に浸りたいのだが込みあがって
来るのはタクトへの想いと悲しさだけ。ふと気づくと涙を流していた。
(涙?私泣いてるの?なんでだろう?あぁ、そうか、タクトさんのことか)
空しい、そう思った。しかしこのままなのは体裁が悪い。ちとせははだけた制服を正すとお茶を
淹れるために台所に向かった。
「あっ、茶葉がない」 
たしか、コンビニにあったはず、そう思い出し玄関に行き、靴を履いてちとせは部屋を出た。
「やあ、ちとせ奇遇だね」
「お姉さま、お姉さまも買い物ですか?」 
コンビニに着くと、そこにはフォルテが居た。片手にはコーヒーのパックが握られている。
「そのお姉さまってのどうにかできないのかい?」
フォルテは困った顔をして言った。
「すいません」
注意しなければいけない、そう思ってもついつい口にしてしまう。
そして、ふと思った。お姉さまにもといフォルテ先輩にタクトさんのことを相談しようかなと…
「どうしたんだい? ちとせ、そんなにむずかしい顔をして?」
ちとせの顔を覗き込むようにフォルテが顔を近づけてきた。
「え? あっいや、なん、なんでもありません」
顔を真っ赤にして大げさに手を振って否定した。しかしそこはフォルテ、何かあると読み
カマをかけてみることにした。
「おやぁ? ちとせ、ひょっとして好きな人でもできたのかい?」
「どっ! どうしてそれを?!」
即答だった。普段のちとせからは考えられないほどの大声で返答した。
「えぇー!! そりゃ本当かい! ちとせ」
 (かまを掛けたつもりがほんとうだったとわね〜。)
 儲けた、と思いつつフォルテはさらにちとせから情報を聞き出そうとしていた。
「あっ、あう…あぅ…」
 やってしまった。そんな言葉が頭の中に浮かぶ否定しようとおもったが
 口がうまく回らない。
「ちとせここじゃなんだし、私の部屋に来てくれるかい?」
「はい」
 やはり、この先輩には隠し事できない、そう悟ったちとせは素直に返事を出した。
 そして今に至る。
 洗いざらい話した。日記のこと、タクト・マイヤーズのこと、そして自分の気持ち。
 フォルテも一言も喋らずに聞いていた。
「なるほどね、お前さんタクトのことが好きなわけだ」
「はい、最初は司令官として接してきましたが、いつの間にか一人の男性として見ていました。
タクトさんのそばにいると暖かくなるんです。こう、包まれている感じがするんです。でも……
想いだけが先走っちゃって、だめ…です……ね‥私」
 喋っているうちにちとせの瞳から涙が溢れてきた。
 まただ。またあの時と同じ、タクトさんのことをになると………胸が苦しい…切なくなる。
「ほら、ちとせ泣くんじゃないよ。いいことじゃないか誰かを好きになるのは、
だめなんかじゃないよ」
  フォルテはちとせにハンカチを差し出した。
「でもね、あんたもわかってるとは思うけど、想ってるだけじゃ相手にはなんにも伝わりゃしない
酷なことを言うけど自分で解決しな、大丈夫、あんたはそれができる子だよ」
 そう言うと両肩に手を乗せフォルテは笑顔でちとせを見た。
「は…い…ひっく……ぐすっ…私…がんばり…ますね…」
 ハンカチで涙を拭い、言葉でそして心の中で誓った、後悔はしたくない、だめでもいい、
 私のありったけの気持ちをぶつけよう………彼に……タクトさんに…
「ふっ、どうやら決心がついたみたいだね。それじゃあやることはわかってるね?
前にも言ったけどちとせはできる子だよ、紋章機での初陣でもそうだったろ? 
努力すればそれだけ結果も出る。大丈夫だよ行って来な」
「はいっ、ありがとうございます。フォルテ先輩」
 その返事に迷いは無かった、いやなにかに満ち溢れていた。
 そして踵を返し、ちとせは部屋から出て行った。
「よーし、よく言った。がんばってきな――って、もういないよ、さてと」
 フォルテはクロノクリスタルを取り出しとある所に通信した。
「あー、レスターかい私だよ。そっちにタクトは居るかい? いない? いや、
 ちょっと野暮用でね、それだけだから、 えっ、あと10分程度でドライブ・アウト? 
そう、もうそんな時間か…敵襲は予想される? 敵影は今の所無しか、
 わかった念のため待機しとくよそれと…レスター、今夜空いてる?
よかったら私の部屋に来ないかい、あぁ、楽しもうじゃないかゆっくりとね」
 通信を終えフォルテは格納庫に足を運んだ。
(なんだか、悪い予感がするねー)
 待機とはいえどうもいやな感じがする。フォルテはそう思った。
 途中、ミルフィーや蘭花が合流した。レスターからの待機命令があったのだろう。
 そして、格納庫に着いた。ミントとヴァニラはもう紋章機に搭乗していた。そこでふとフォルテは
 ちとせが居ないことに気づいた。
「あれ? ちとせが居ないじゃないか、誰か知らない」
 コックピットの画面から他のエンジェル隊員に問いかけた。
「えっ、ちとせですか? さぁ、今日は見ていませんね」
「アタシもー、さっきまでミルフィーとお茶してたから見ていませんよ?」
「私は部屋にいましたので存じてはいませんわ。」
「私も……クロミエさんの所にいましたが見ては…いません」
「そう、全員みてないか……」
 まさかあの後、タクトを探しに行ったんじゃあ……でもレスターからは全員に
 通信は行き渡ってるはず…おかしい……っ!まさか、タクトに………
「どうしたんですの? フォルテさん……あぁ、なるほどそう言うことですか
 大丈夫ですよ、タクトさんに限ってそんな獣じみた行動はしませんわよ。」 
「あっ、ミントやめておくれよ、まぁそれなら…いいんだけど…」
 ミントに心の中を覗かれそう一瞬どぎまぎするもこの子に隠しても仕方ないな、
 と思い肯定しておくことにした。それはドライブ・アウトする2分前だった。



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