ヴァニラ×ココモ

「う、うーん……、ここは?」
 ココモが目を開けると、薄暗い天井がぼんやりと広がっていた。
「あれ?」
 見知らぬ部屋に自分がいることに気づき、周囲を見回す。
 薄暗い、不思議な雰囲気の部屋の……ココモはその中央に、仰向けに寝かされていた。
「な、何だ!?」
 身を起こそうとするが、手足が大の字に固定され、身動きが取れない。
「な、ななななんだこれ?」
『あなたはヴァニラさんが神に祈りを捧げる際の生贄となる、栄えある選ばれた存在なの
です。ああ何て羨ましい……』
 状況の掴めないココモが、ノーマッドの声のする方に頭を向ける。
 目の前に、ノーマッドを抱きかかえたヴァニラが立っていた。
「い、いけにえ!?」
『いや、別に生贄ったって命までささげる必要はないんですよ』
「欲しいのは、命の源……」
 ヴァニラが、小さな声で呟いた。
「え? 何が欲しいって!?」
『気が進まないですが、私ノーマッドが説明しましょう。
ある日、ヴァニラさんの夢枕に、今で人々に忘れ去られた太古の女神が現れて、ありがた
い啓示を与えて下さったそうで……。そのお礼として、太古の儀式にのっとって、女神に
少年の生贄を捧げよう、という事になりまして。
とはいうものの、ヴァニラさんに人殺しをさせるわけにはいかないので、いろいろと調べ
たんですが、昔は生贄が使えないときは、生命の源である精液を捧げていたそうでして…
…。その栄えある贄に、ココモさんが選ばれた、というわけですよ』
「な!?」
ココモが、精液、という言葉に反応して、真っ赤になった。
「せ、せせせせーえき、なんて出せねぇよ!!」
『あなたたちペイロー兄弟が精通済みなのは、既に調査済みです』
「香り立つ、栗の花の匂い」
「何でマリブじゃなくて俺なんだよぉ?」
『あなたの方がいっぱい出せそうだから、らしいですよ』
「俺は牛じゃねぇんだぞーーーーーー!!」
『私に出せるものなら、あなたなんかに頼む必要は無かったんですけどね。……ヴァニラ
さんが、あなたの汚らしい性器に触れることを想像するだけでもぞっとしますが、どうし
ても祈りを捧げたい、というので、仕方なく』
 ヴァニラがココモの前にしゃがみこむなり、スルスルとココモのズボンを下ろす。
「わ、ばか、止めっ……!!」
 抵抗の言葉とは裏腹に、ココモの下半身はパンツの下で忠実に反応していた。。
 ヴァニラが両手を下着に掛け、一気に下ろすと、ぷるん!!とココモのペニスが大きく跳
ね上がった。
 そのペニスをはっしと掴み、右手をゆっくりと前後させる。
「ああああっ!!」
 びくん、と身体が震え、ココモの腰が浮き上がった。
 左手は、射精を促すように睾丸をころころと刺激する。
 徐々に右手のスピードを上げると、ココモの口から喘ぎ声が漏れはじめた。
「うっ!、うぁ、ぅあぁああ」
『えーと、あくまでも宗教儀式なんですから、余計なことは考えちゃ駄目ですよ。……聞
いてますか?』
 しこしこしこしこ…ペニスをしごく摩擦音が、部屋に響き渡る。
 やがて分泌液がペニスを濡らし始めると、ぐちゃぐちゃという音に変わった。
「手が、べちゃべちゃ」
 鈴口からとろとろ滲み出すカウパー液に驚いたのか、、ヴァニラが少しだけ目を丸くす
る。
『しかし、ヴァニラさんは何をさせてもお上手、初めてなのに男性器をこんなに器用に弄
んで』
「あう、ああうぅ……」
ぐちゃぐちゃぐちゃぺちゃぺちゃ。いやらしい音の間に、ココモの甘いため息が漏れる。
やがて、ココモの腰が、びくびくんと跳ね上がる。
「あっ!? あああっ!?」
『……早いですねぇ……。ヴァニラさんもうそろそろですよ、さぁ準備して』
ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ…左手に杯を持ち、右手のスピードを上げる。
ペニスが掌の中で大きく膨らんだ瞬間、ヴァニラはココモの亀頭の先端に杯を近づけた。
「あああぁっ!、はうっ、はぁぅっ!!」
 びちゃっ、びゅるっ、どびゅっ、びゅっ!!
 ココモが全身を弓なりに反らすたびに放たれる生白い精液を、杯に収めていく。
『ああ、ヴァニラさんが毛も生えてない、まだ半剥けの男性器をしごき上げて、びくびく
と射精させている……。なんて破廉恥、なんて淫靡、でも、なんて神々しい……』
 びっ、びゅ……びっ。
「はっ、は、はぁ……」
 射精を終えたココモが、ぐったり脱力する。
 ヴァニラが、白濁を湛えた杯を祭壇に備える。
「いっぱい出た。けど、まだ足りない」
 ヴァニラが無表情で、2個目の杯を取り出し、半萎えのペニスを、再びしごきはじめた。
「い、痛っ!?、痛いっ!!」
「もっと欲しい」
『ヴァニラさん、射精直後の男性器は敏感になってますから、あんまり強くしごいちゃ駄
目ですよ? ……でも、さっさと絞り出すのが最優先だから、ま、いいか』
 痛みを帯びた強い刺激を受け、再びペニスが硬さを取り戻す。
「痛、あっ、あふっ……」
『そうそう、その調子その調子。やっぱり若いって良いですね、中佐だとこうは行かない
でしょう……、って、聞いてないですね?』
 暫くの間、ぐちゃぐちゃと淫靡な往復音が続いた。
 往復音が止み、再び精液が杯に注がれる。
「あぅ、ああぅ、ああぁぁ……」
 立て続けの射精に、ぜいぜいと肩で息をしながら、ぐったり脱力するココモ。
「もっと欲しい」
 ヴァニラが左手の指先を舐め回すと、その指をアヌスにねじ込んだ。
「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!?」
 そのまま、くにくにと左手を蠢かすと、ココモの意思に反してペニスに再び血液が送り
込まれる。
 その様子に、ヴァニラが少しだけ口元を緩め、微笑む。
 今度は、赤く充血した亀頭の先端を、つぷっ、と咥えた。
「ああああああああああああああああ!?」
ココモが、驚きと快感と痛みのミックスされた複雑な叫びを上げた。
 ──5つの杯に白濁が満たされるまで、ヴァニラの責めは続いた──

 絞り尽くされ、動けなくなったココモの横で、ヴァニラが大きな聖杯に5つの精液を集
める。
ヴァニラはその聖杯の上で膝立ちになり、自分のタイツを下ろすと、精液でべとべとの指
で割れ目を弄り始めた。
「……ッ……!!」
突き上げる快感に声を押し殺しつつ、ぐちゅぐちゅと敏感な部分を責め立てる。
ぽたぽたと、ヴァニラの愛液が聖杯にこぼれ落ちた。
『ヴァニラさん!!やめてくださいそんなはした無いことは……え?、精液と愛液を混ぜて、
初めて女神様への捧げ物になる!? ……って、どういう神様なんですか!!』
目の前の少女の痴態が、ぐにゃりと歪んでいく。
(……そういうのは元気なうちにヤってくれよ……)
『え!!、今度は男女交合の儀式!? ヴァニラさんそれは、それだけはいけません!!
やめてください、やめてーーーーーーーーーーーーー!!!!』
(…………そういうのは意識があるうちにヤってくれ……)
 わずかに残った下半身の感覚の中で、ヴァニラの重さと熱さを感じながら、ココモは闇の
中に落ちていった。
『え!!、今度は男女交合の儀式!? ヴァニラさんそれは、それだけはいけません!!
やめてください、やめてーーーーーーーーーーーーー!!!!』
 ノーマッドが悲痛な叫び声を上げる。
 だが、もう止められない。
 ヴァニラが、気を失ったココモの上着をはだけさせる。
 そして自らも服を脱ぐと、透明さを帯びた白く滑らかな肌に、5つの杯に残ったココモの精液の雫を全部振りかけた。
 まだ大人になる前の、わずかな膨らみを帯びた乳房に、興奮しかすかに尖り始めた乳首
に、すべすべしたお腹と臍に、そして、幼く閉じた割れ目に、ココモの肉体から放たれ
た、生臭い白濁が降り注ぐ。

 自分の分泌した汗と愛液、そして精液が交じり合ったむせ返るような匂いに、ヴァ
ニラが軽いめまいを起こす。
 朦朧とした意識の中、再び、濡れた股間に手を伸ばした。
 (もう少し……濡らして……)
 ぐちぐちと、敏感な部分を指でなぞり、弄び、指先を震わせる。
 全身を揺さぶる強い感覚は、やがて痺れるような快感へと変わっていった。
「く……、う”…くっ……!」
 ヴァニラが歯を強く食いしばり、身体の奥からびくびくと湧き上がる快感に耐える。
 快楽に負けて、声を上げてはいけない。
 快楽のために、こんなことをしているわけではないのだ。
 ――セックスではない。神に交合を捧げ、処女を捧げる神聖な儀式――。
 身体を小さく痙攣させ、唇を噛み締めながら、暫くの間この行為を続けた
『やめてくださいヴァニラさん、やめなさい!! やめるのです!! 貴女のようなお方が、
そんなことをしてはいけません!!ヤメテヤメテヤメテヤメテーーーーーーーーー!!!!!』
 ノーマッドの断末魔の叫びが、前戯に没頭していたヴァニラの意識をふっと引き戻した。
 顔を上げ、ノーマッドの方を見ると、よほどショックを受けているのか、ばちばちと火
花を飛ばし、かすかに煙も上がっていた。
 ……ノーマッドが、壊れてしまう。……儀式をこれ以上見せるわけにはいかない。
 ヴァニラが割れ目から指を離して、すっと立ち上がる。
『ヴァニラさん!! 思いとどまってくれたんですね!? もうやめましょう、さぁ脱ぎ捨て
てたパンツを拾って、拾って』
 ノーマッドの言うとおりに、傍らに落ちていたパンツを拾う。
さぁさぁそのパンツを穿いて、穿いて、そして服を着て下さ……え?』
 パンツを持ったまま、ノーマッドに近づくと――そのまますっぽりと被せた。
『え、な、ヴァニラさん?何、何、何?????』
ノーマッドががたがた震え出し、さらに激しく火花を散らす。
『こ、こ、このむわっとするしっぽり濡れた感触は、ヴァヴァヴァヴァニラさんのヴァヴ
ァヴァギ……から分泌されたされたあいあい愛え……あああああ私くらい高性能に作られているとヴァニラさんの匂いまで感じ取れるんですね。ここここの何ともいえない感覚が感覚がかんかくかくかくかく……』
 ぶほっ!! 大きな煙を吐いて、ノーマッドが気絶した。
「……ごめんなさい」
 ノーマッドの目に儀式が見えないよう、目隠しをするつもりだったヴァニラだったが、
どうやらとどめを刺してしまったようだ。
 だが、邪魔者はいなくなった。
 ヴァニラが、大の字でノビているココモの腰の上に跨る。
 右手で自分の膣口を指で広げ、左手でココモのペニスを掴み、挿入しようとする。
 ……だが、精液を絞り尽くしたココモのペニスは萎えきっていて、どんなにペニスを弄
んでも、しごいても、硬くならない。
 精液が乾いて白くかさかさになり、何度も激しい摩擦を受けたためか、所々、痛々しく
赤くなっていた。
 思い切ってペニスを咥え込み、吸い付き、舌で転がしててみたが、萎えたまま。
 ――やりすぎた。
 ヴァニラが、反省と無念さを込めた表情で、ココモの顔を見つめる。
 ――どうしよう?
 暫くの間、ココモの顔を見つめ続けていたヴァニラが、ココモのペニスと睾丸に両手を
かざし、意識を集中させた。
 掌全体から温かく青白い光が放たれ、疲れきった性器を優しく包み込む。、
「あふっ……」
 ココモの表情に、安らぎの笑みが浮かんだ。
 光が消えると、痛々しかったペニスは……射精前の勢いを取り戻した。
 ヴァニラはそのペニスを2・3度しごきたてた後、すっぽりと口に咥えて、唾液をたっ
ぷり含ませた。
 がちがちに勃起したペニスは、唾液でてらてらと濡れ、サーモンピンクの亀頭があらわになった。
 ココモの脈拍にあわせて、大きくぴくぴく震えるペニスを見て、ほんの一瞬だけ満足そうな微笑みを浮かべたヴァニラ。
 次の瞬間には、緩んだ口元を引き締め、真剣な面持ちで再度ココモの上に跨った。
 指で膣口をさぐりながら、亀頭の先端を、とろとろになった股間にあてがう。
 ゆっくり、ゆっくりと体重を掛け、体内にペニスを埋めていく。
「痛……!!」
 激しい痛みが、下半身を貫いた。
 (痛い!)
 ヴァニラが、想像を超えた痛みに、思わず顔を歪める。
 だが、この痛みこそ神の試練……。苦痛に顔を歪めながら、少しずつ腰を上下させる。
 ぎち、ぎち、ぎちっ。
 狭い膣内を、ココモのペニスが行き来するたびに、新たな痛みが押し寄せる。
 ぎちゅ、ぎちゅ、ぐちゅ。
 それでも、腰をくねらせ、自分の身体をペニスで掻き回していく。
「あ、あっ」
 ココモが無意識のまま、小さく声を上げた。
(気持ち、いいの……?)
 気絶しているココモにまで、儀式だから気持ち良くなるな、とは言えない。
 でも、こっちは痛い、すごく痛いのに、ココモは気持ちよさそう。
 ――少し悔しい。――私も気持ち良くなりたい。
 ゆっくり腰を動かしながら、口元の緩んだココモの表情をぼーっと見ていたヴァニラが、はっ、と我に返る。
「神よ、お許しください」
 痛みは、自分への試練なのに……。私は儀式の最中に、何を考えていた? 
 弱い自分の心を打ち払い、苦行を課すかのように、腰を激しく動かした。
 ぎちぎちゅぎちぎちゅ、ぐちゅぐちゅぎちゅぎちゅ……。
 激しい痛みの中で、突き上げるココモのペニスの感覚に、全神経が集中しはじめた。
「ああ、あ、あああっ」
 ココモのうわごとのようなよがり声が、だんだんと大きくなると同時に、意識が無いはずのココモの腰が、がくがくと動きはじめた。
「神よ、ご覧下さい……っ!!」
 歯を食いしばり、更に腰の動きを早め、ココモの射精を導く。
「ぁあっ!!」
 びく!、びくん!、びくん!
 ココモが大きく痙攣し、腰を跳ね上げる。
「はっ、はぁ、はう、は……っ」
 ココモが、ヴァニラを乗せたまま腰をがくがくと浮かせるたびに、ヴァニラの胎内に焼
け付くようなココモの精液の感触が拡がっていく。
「あっ、熱……い」
 猛烈に押し寄せる感覚が脳内でスパークする。
 目の前でがくがく震え、自分の体内に精を放つココモに、思わず抱きつき、唇を重ねた
くなる。
 そのすらりとした体で、全身の震えを止めて欲しい。
 そのあどけない唇に、からからに乾いた唇を重ね、その口の端から垂れた涎を舐め啜り
たい……。
 崩れ落ちるように、ココモに抱きつき――かけたところで、その動きを止めた。
 「おやめなさい……儀式の途中です」
 ヴァニラは情欲の妄想を振り払うために、はっきりと声にだして自分に言い聞かせた。
 ばくばくと暴れる自分の心臓を落ち着かせ、呼吸を整える。
 射精が終わり、ヴァニラの膣内で暴れていたココモのペニスが静かになった。
 腰を上げて、ペニスをそっと抜き取る。
 膣内射精された精液を零さないようやや内股になり、痛みを我慢しながら祭壇に歩み寄
った。
「ヴァニラの破瓜、ヴァニラの交合の儀式を……捧げます」
 精液と愛液で満たされた聖杯の前で足を開くと、ペニスを受け入れた直後の股間を、両
指でひろげる。
 どろり、どろっ、こぽっ。
 充血し赤みを帯びた膣口から、愛液と、精液と、赤い血液の交じり合った、どろどろした液体が、足の間から祭壇に流れ落ちた。
 儀式は終わった。
 ヴァニラは自分とココモの身体を拭き清めると、ココモの手足を縛っていた紐を解いた。
 「うーん…」
 ココモが、大の字の姿勢から解放されて、ごろんと寝返りをうった。
 ココモの穏やかな表情に、思わずヴァニラの表情も緩む。
 とりあえず、上着だけを羽織ると、ココモの横にぺたん、と倒れ込んだ。
 ココモの手をそっと握り、もう片方の手で、紫色の髪の毛に触れてみる。
 ややパサついた髪の毛は、見た目よりもさらさらと、柔らかい感触がした。
 耳元に唇を寄せ、ほんの小さな声で囁く。
「儀式はもう終わり、次は……」
 そう言いかけて、最後の言葉を飲み込む。
 ココモの頬に軽くキスをすると、そのまま目を閉じ、隣でいっしょに眠りについた。


『うーん……ヴァニラさん、ヴァニラさ〜ん』
 気絶、というか煙を噴いて、激しくハングアップしていたノーマッドが目を覚ました。
『あああああヴァニラさんのパンツパンツパンツ……、って、そんなことしてる場合じゃなくて』
 ノーマッドがセンサーの感度を上げて、パンツの薄布を透かして周囲が見えるようにする。
『ああ見えた見えた……え?』
 ノーマッドが見たものは――。
 床に転がって眠るココモと、寄り添って眠るヴァニラ。
 2人とも穏やかな表情を浮かべ、その手はしっかりと握られていた。
 周囲には2人の分泌した液体の染みがひろがり、饐えた匂いが漂う……。
『…………きゅうっ』
 ノーマッドが、またハングアップした。



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