名も知れぬ惑星に、ただ平然と平地が広がる。
まれに大きな岩が転がっていたり、植物のようには見えるものがぽつんと寂しそうに生えていた。

―エンジェル隊の通り痕、泣く子も黙ってひれ伏せる。
半分冗談めかして、半分は事実を埋め込み謡われた文句なんてものさえ
あるエンジェル隊がこの物寂しさに風吹く惑星へ遺跡発掘にきて、まさか
淫辱に仄めかす淫らな檻に捕らわれた窮地に置かれているなどと、誰が考えるだろうか。


「チビ太どこーー??」
「い、いやぁっ。入ってこないでぇ!」
フォルテは自分から服を脱いでいき、滑らかな肌を露わにさせていく。
苦手な―隠してはいるが苦手なネズミの登場にすっかり混乱したまま、おぞましくも淫らに
快感の刺激をもたらし侵入してくるネズミの気持ち悪さに身をよじらせる。
ミルフィーユが傍にいたが、構ってなどいられない。半脱ぎ状態になりながら外気の冷たさと
ネズミの嫌に生温いさまに肌をびくびくと震えた。
「チビ太…どこ行っちゃったんだろう。ここ…かな?」
「ゃん!違うぅ、そこ違うぅっ」
どうしてか、フォルテに刺激を与えているのは忌々しいネズミだけではなかった。双丘を探って
くるミルフィーユの手が冷たくて、それに敏感な突起は反応を示す。
「あ、ごめんなさい。チビ太…チビ太〜…」
さも残念そうに手の中から脱走したネズミを『チビ太』と何度も呼び、眉を潜めるミルフィーユであった。
見た瞬間に気に入ってしまった彼女が『チビ太』と名付けたピン
ク色のネズミは、同じピンク色をしたノーマッドが言うところのムス
カ文明を滅ぼした形跡のあるバイオテックウェポンだった。
ところが年月を経たせた内に子孫を残すための性交の種ができず、
果てた上には雌を呼ぶための淫催剤的な息を放つようになる。
運命とは皮肉なもので、そして…今、矛先をフォルテに向けていたのだった。
そう。確かに矛先はフォルテのみに向けられていた。
おめでたい運の良さを持ち余すミルフィーユのラッキーは薄らぐことな
いまま、まっとうな無事の身でいながら気遣いフォルテの身を案じる。
「あうう……くそネズミめ…」
「ごめんなさいフォルテさん。でもネズミじゃないですよ。ハムスターのチ
ビ太です。もうちょっとだけ我慢してくださいね。…えいっ」
「あぁぁっ…! お、おまえは何もしなくていいからぁ…んっ」
下着に染みを作り出すひんやりとしていた愛液も、今ではねったりと
熱く濃いものとなっていた。
やがてネズミはフォルテの放つ甘い匂いに引かれ、まるで人の手が
フォルテの肉体をまさぐるように蠢き始める。
「あれぇ…、どこいっちゃったのかな〜?」
「あ、やめ…っ! ひゃ……なん…で入ってくるの…ぅ」
「胸の先っぽツンツンになっちゃってますぅ。
チビ太、イタズラしちゃダメだってばぁ…!」
そう言ってびくん、と背を反らせ自ら素肌を曝していくフォルテに赤くなっ
た勃起する乳首の存在を確かめるよう、はたまた面白がるようにクリクリと指の腹で擦った。
「ひ…ぁんっ。違う…の、そこじゃな……ぁあっ!」
「あ! ごめんなさいっ。じゃあこっちですか??」
「や…ぁんっ、い…やっ……、はぁ…あ」
いやいやと激しく首を振りながらネズミを拒むフォルテだが、暴れ
ちゃダメですよ、とミルフィーユに腕を押さえつけられ動けなくされ
て、その間にも慌ただしくネズミはあちこちに這い回っていく。
耐え難い嫌悪感が膨らみながら、しかし、無性に心地よい刺激
とむず痒さが疼くのだった。
「ぁん、あぁんっ! そ…そっちいくなぁっ」
フォルテはべったりと小さな舌が肌に張り付き味わわされる感覚に
爪先までもをピンと張らせて怯える。
生暖かいネズミの感触がフォルテの肉体を貪り、それは深い極み
に誘われ蠢かす。
執拗に刺激されたフォルテは、耐え難い辱めと気持ちの良さに
あまり頼りたくなかったその憎たらしいぬいぐるみを振り見て叫んだ。
「た…助けて、助けてノーマッドぉ!」
「はあ…精々ミルフィーユさんに助けてもらってください。私はここで見てますから」
「そうですよ。だからじっとしててください。お尻ヒクヒクさせないでください〜」
ぱんぱんとフォルテの臀部を叩き、あたかも制すように言うものの、
かえってフォルテを煽っていた。
「ゃあっ…あんっ…!い、痛っ……!くふぅ…んっ」
フォルテは涙ぐみながら、びくびく痙攣する太ももからトロリと愛液が
つたう光景を目にしつつ、本当は見たくもないが、ねじるように腔口に
潜り込んでくるネズミを無視するわけにもいかない。
ノーマッドは役立たずだ。ミルフィーユはいい子がすぎて反対に困ってしまう。
だから頬を真っ赤に染めつつネズミに怯えながら、ぎこちない動きで秘め
ていた腔口を自らの指でめり込ませて掻き乱すように抉っていくのだった。
「も…もぅやだぁ……入ってくるなよぅ…」
「チビ太ー!」
同じく、ミルフィーユの指がフォルテの処女膜をなぞる要領でネズミを
その狭い腔から吐き出させようとした。
だがネズミはそれらに逆らっては徐々に深く淫猥な淫唇へと進む。
フォルテをからかい、弄ぶように蠢いた。
「チビ太〜!あれ〜? 早く出てきなさい〜」
「あうっ、く…くそぉ……! っひゃ…ん、う…うぅ……」
甘い疼きが全身に馳せ、頬を上気させ、快感を埋めている―そんなありさま
ではあったが、フォルテは酷い羞じを覚えながら濡れそぼる淫裂を憎々しいネ
ズミと、何故かミルフィーユにと暴かれていくのだった。



フォルテクリーム煮・ネズミホイップ

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