ミルフィー×蘭花

「おい、蘭花ー。先に休憩行って来ていいぞー。」
「はーいっ、じゃぁお先にー。」
そう言うと、蘭花は自室へと向かって行った。

「フンフフンフフン〜♪そうだ!昨日買ったCD、まだ聞いてなかったのよねー」
軽やかな足取りで歩く蘭花が、自室の前まで来た時、聞き覚えのある声が掛けられた。
「蘭花さぁーん!」
その声に気付いた蘭花がそちらの方へ振り返ると、そこにはピンクの髪の少女が
ケーキを抱えてこちらに歩いて来ていた。
「ミルフィーユ。…どうしたの?そのケーキ。」
「はい、蘭花さんに食べてもらおうと思って!この間作ったケーキは『甘過ぎー!』って言われちゃったんで
今日はリベンジです!今回は甘さを控えめにして…」
蘭花は、気合の入った面持ちでケーキのことを語るミルフィーユの言葉を遮った。
「…まぁいいわ。とりあえず部屋に入りなさいよ。」
「あ、はぁーい、お邪魔しますー。」
ミルフィーユを椅子へ座らせて、蘭花は冷蔵庫の方へと向かった。
「何か飲むー?」
「あ、お構いなく!さぁさぁ、食べてみてください!」
「はいはい…」
ミルフィーユに急かされ、半分鬱陶しがりながら蘭花は持ってきたフォークでケーキを口にした。
「………………」
「…………どうですか?」
不安そうに蘭花を見つめるミルフィーユ。
「……ん、美味しい!この位の甘さだったら全然平気だわー!」
「よかったぁー!これでリベンジ成功ですー!」
隣で喜んでいるミルフィーユをよそに、蘭花はフォークを進める。

「…あ、蘭花さん。顔にクリーム付いちゃってますよ?」
「え、ホント?どこどこ?」
蘭花は顔をミルフィーユの方へ向けた。
「ここですよー、ここ。口のトコロ…」
そう言いながら、ミルフィーユは蘭花の口元へ自分の口を付けた。
一瞬、蘭花の思考回路が止まった。

え、なに、あたしの顔にクリームがついてて、それをミルフィーユが口で…?

回路が繋がったらしい。
「…!!??なっ…あんた、何してんのよっ!!?」
蘭花は声をあげてミルフィーユに問い掛けた。
みるみる内に、蘭花の顔は赤くなっていった。
「何って…蘭花さんの顔にクリームが付いてたんで、舐め取りました。」
顔色一つ変えずにしれっと言うミルフィーユに、蘭花は口をパクパクするばかり。
「だ、だからって…手で拭いたりすればいいでしょ!?何でわざわざ口で…!」
ギャーギャーと叫ぶ蘭花の訴えを聞き流して、
ミルフィーユは自分の指でケーキのクリームを掬い取った。
「えいっ」
そしてソレを、蘭花の首筋へと塗りつけた。
「はぁっ!?ちょっ…あんた何す…」
「蘭花さん、こんなトコにもクリーム付いちゃいましたねー」
言うが早いか、ミルフィーユは蘭花を座っていたソファへと押し倒し、
クリームを塗った首筋へと口付けた。
「ちょっ…やめっ…!」
「んー…甘さが足りないけど、蘭花さんのおかげで美味しくなってますっ」
にこやかに笑顔で言うミルフィーユに蘭花は、一瞬言葉を失った。が、すぐに抗議を始めた。
「アンタ、いい加減にしなさ…っん?!」
今度は唇を奪われた。
喋っている最中だったので、ミルフィーユの舌が容易に侵入してきた。
『!!?…なっ…この娘、もしかして…ウマい…?』
ミルフィーユの深い口付けに上手に呼吸を出来ない蘭花は、鼻に掛かった声を出し、
キスの雨が途切れるのを待った。
そして、唇が解放された後は魚のように口をパクパクとさせ、酸素を貪った。
肩で呼吸をする蘭花を尻目に、ミルフィーユはまたクリームを掬い取り、
今度は彼女の服の前をはだけさせ、胸元へと塗りつけた。
「やっ…もう、ッホント、ヤバイから…!!」
そして、ミルフィーユがソコへ唇を落とそうとした時。
ピーピーピー。
2人の通信機がなったのだった。

『おーい。2人共、休憩中に悪いけど新しいロストテクノロジーが届いたんだ。
倉庫まで運ぶの手伝ってくれないか?』
「あ、はーい!分かりましたー、今すぐ行きますねー。」
『あぁ、頼んだよ』
何事も無かったかのように通信に応対するミルフィーユを黙って見上げる蘭花。
「………。」
「そういうことなんで、お仕事に行きましょう!」
「はぁっ!?…あ!いや、別に名残惜しい訳じゃないのよ、うん。」
咄嗟に出てしまった言葉を否定しよう、と
自分に言い聞かせるようにブツブツ行っている蘭花に
クスっと笑顔を浮かべてミルフィーユは耳元で囁いた。

「リベンジは、また後でですよv」
「!!」

「じゃぁ、先に行ってますねー!」
そう言い残すとミルフィーユは、足早に部屋を去って行った。
暫く呆然としていた蘭花だったが、ふらりと立ち上がり鏡の前へと移動した。
「あー……顔真っ赤…。情けなー……ていうか、クリームでべとべと…
あの娘、後の事考えないんだから……」

『……早く仕事おわらないかなぁ…』
無意識のうちにそんな事を考えてしまう自分に赤くなりながらも、
はぁ、と一つため息をついてタオルを濡らしに水道へと向かった。



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