タクト×ミント

誰かの墓に一輪の華が添えられる・・・

その墓の文字は惑星の気象のせいか薄汚れ読めるものではない。

『タクト司令官が亡くなられて・・もう10年。若くして亡くなられたとは・・』

女はため息をつきその場を去った。
添えられた華が枯れる頃・・彼女は再び現れた。

『もうアナタは戻ってこない・・全て私のせいですわ・・』

墓石にはこう書かれていたのだ。

〜トランスバール軍 大佐 タクト・マイヤーズ〜

〜銀河を守りし英雄、被弾にあたり落命す〜

英雄タクト・マイヤーズは歴史に名が残るよう死んだ原因まで書いてあった。

『部下を思いやり忠義の心を忘れず・・ホントにアナタは理想の人でしたわ・・』


トランスバールは青年となったシヴァによって治められている。

現在ミルフィーユ・ランファはそれぞれ第2・3方面軍の艦長となっている。

ヴァニラは皇国の治癒・・・フォルテは皇国の師範学校で教官をしている。
『皆さんがタクトさんの死を乗り越え第2の人生を歩んでいるのに私だけは・・タクトさんの残像が心に残っている・・』

タクトの勇姿、風貌、性格・・全て完璧だった。

ミント・ブラマンシュ・・それがこの女の名前である。

タクト・マイヤーズ大佐の死は彼女の命を護る為だった。

それはこういう物語だったのだ・・・



ドギュウウウウン!!

銀河大戦の真っ最中、トリックマスターは負傷する。
『ミント!いったん撤退してエルシオールの退路を抑えときな!!』
エンジェル隊の隊長フォルテ・シュトーレンが叫ぶ。
『全砲撃開門!エンジェル隊を援護しろ!カウントに入れ!』
そんなもの無用とタクトは珍しく自分で命令を下す。
トリックマスターの中で小さくミントは呟いた。
『まったく頼もしいかぎりですわ・・タクトさん』
『カウント入ります!  200・・・150・・・100・・・』
アルモが叫ぶとエルシオールの航宙士が慌しく動き出す。

そんな戦いが終わると昔のことを思い出す。
ミントは紋章機GA-003『トリックマスター』のパイロット性質を見こまれ月の天使-ムーンエンジェルに入隊していた。
収入にも困らず普通に暮らしていた。いつもの様に駄菓子を買いあさっていると隣に男が立っているのに気づいた。
高級貴族の服をまとい髪は青い。
『どうして貴族の方がこんな所に・・?』
ミントはそう思いながらチラチラと隣の男を見る。するとあちらも気づいたのかこちらを向いた。
『す・・・すいません!ただ・・ちょっと気になって・・』
『貴族だから・・と思ったんでよね?俺は貴族なんて位はいらないと思うんだけどね』
マイペースでおだやかに、そして微笑みながら男は言った。
『私(わたくし)ミント・ブラマンシュと申します。』
すると男は目を少し大きくさせ
『エンジェルなのか・・?』
と質問してきた。
『私(わたくし)は聖母シャトヤーン様の直属部隊です。エンジェル隊と申します。』
ミントはここで彼がひざまづくと思った。今までの貴族は皆そうだった。
『所詮、この方も自分の心を閉ざすのですね・・』
と心で思う。だが男はそんな考えに反する答を返す。
『そうかぁ!光栄だなぁ・・よろしく♪ミント・・・俺はタクト!タクト・マイヤーズ!』
『驚き・・・ませんの?』
『何を驚くと言うんだい?』
そう聞くとミントは口で少し笑いタクトを向いた。
『いいえ、なんにも』
彼になら自分の人生を捧げられる。自分の全てを預けられる。
『スキです。・・・タクトさま』
『・・?なんだって・・?』
『スキです。』
驚きが隠せずタクトという男は口をポカンを開けたがすぐにビシッとしてこう言った。
『俺がレスターより早く春が来るとは思わなかったよ・・・君が俺の事がスキなら俺も君を受け入れる』
数秒の出会いに数秒の告白だった。
タクトに連れてこられたミントは大きな施設に入った。
『ここは・・・どこですの?』
彼女の質問を流してタクトは1つの部屋に入った。
『俺が皇王から貸し与えられた部屋さ』
ようやくどこか教えられたミントはゆっくり椅子に座った。

だが彼女はタクトに両方の手首を持たれベッドに倒された。
『タクト・・・さま!?』
もう1つの耳がピクン!動く。
タクトがミントの軍服を脱がしていき下着にする。
『透けている。ミントはイヤらしいねぇ・・』
『やめてくださいまし!タクトさま・・・』
『この上から触ったらどんくらい感じるのかな?』
ミントの勃っている乳首を指先でコロコロと動かすとミントが喘ぎだす。
『はぁ・・タク・・・』
下着を胸元から下ろしていくとミントの素肌が見える。
『綺麗だよ。ミント・・・・・』
手をゆっくり下の方へ下ろしていき割れ目を手でなぞる。
『やぁん!そこは・・クゥ・・』
指をクリクリめり込ませミントのピンク色になっている内部に侵入する。
『我慢しすぎだよ。ミント・・指が痛いじゃないか』
ミントの痛さはだんだん快感へ変わりタクトはそれを指で満足させてる。
『私だけ・・が!はぁ・・気持ちよくなるのは・・・・悪いですから・・』
タクトが『なんだ?』と指を抜くとタラー・・・とイヤらしい甘い液が糸状になって出てくる。
ミントはタクトのズボンのチャックに手を伸ばすとソレを開けた。
『まぁ・・こんなに大きく、私の中でイッてくださいまし』
『え!?そんな事したら・・』
コンドームもゴムも無いのだ。彼女の膣内(なか)に出してしまったら取り返しのつかないものになる。
『それはできない!』
『私(わたくし)がイヤですか?タクトさま』
ここで断ったら嫌われてしまう。こんな魅力的な女性はいない。そしてタクトの苦渋の選択は・・

『くぅ・・!痛!』
『君が望んだんだ。痛いなんて許さないよ』
 男の本能に負けました。(笑)
タクトは自分の性器を根まで押しこめると強引に動いた。
『カッ・・・!はぁ・・ん!』
ミントを苦痛と快感に満ちた顔を見てタクトは微笑を浮かべる。
『ミント・ブラマンシュ 14歳で処女喪失・・早かったかな?』
『ひどい・・・ですわ・・』
ミントはやられた事は自分が望んだことと承知するがこんな事を言われると泣いてしまう。
『泣いちゃった・・・でもEDENの時代はもっとスゴイ事をしてたらしいけどね』
そして指で涙を拭き取るとミントの胸を舐め出した。外側から少しずつ中央の突起部分へ・・
『・・・ゥ・・』
『俺と付き合うならこのくらい承知してよ・・ネ?』
ミントは恥に赤くなった顔をタクトに向けると首を縦に振った。
   ━━  エオニアのクーデター騒動から1年後 ━━

再びエオニア派の残党が内部で反乱を起こした。皇都での戦いなので簡単に言えばゲリラ戦だ。
エンジェル隊や貴族は脱出したが各住人は取り残されていた。
ミントは宮殿の奥にいたので逃げ遅れた。

『タクトさん!早く・・早く逃げましょう!!』
『ちょっと待ってくれ!ミントが・・ミント!!!』
脱出カプセルから飛び出たタクトはあたりを見まわす。
シヴァ皇王が
『脱出だ!時間がない!!』と叫ぶとタクトは目を虎にしシヴァを見る。
『貴様は仲間をも見捨てる王なのか!?それで王でいるつもりか!正義感あふれているお前は・・
 少しくらい人情を学べ!この命・・捨ててでもミントを助ける・・!』
タクトはシヴァが話すより早く走り去っていった・・・・・・
ミントが外に出ると地獄絵図の通りである。
賊は子供を殺し女を襲っている。歯をギリ・・とさせ逃げていく。
『貴様・・誰だ!?』
・・・・見つかった・・!

その男の弾丸はミントに当たる前に誰かに当たった。
『・・・タク・・!』
白の軍服が朱に染まり倒れていたのはタクト・・タクト・マイヤーズだった。
『私の・・私の事はいいから・・・・!!』
『誰が・・好きな女を見捨てられるか・・・ゲハァ!』
ミントがその場に崩れ座り込むとタクトの手はミントの後頭部を優しくよせると熱くキスをした。
タクトの血のにおいと味がミントの口の中で感じられた。
『俺は・・・絶対・・もど・・る』
途切れ途切れに言葉を発すると微笑を浮かべた。
『ごめんなさい・・!タクトさん!』


そして2度とタクト・マイヤーズは彼女らの前には現れなかった・・・
彼女らにタクトとの思い出がどんどん思い出てくる。




ミント・ブラマンシュはタクトの墓に背を向け帰っていった・・・

『精一杯、生きてね・・ミント』

そんな声が後ろから聞こえてきたのは気のせいだったのか・・?



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