「は!?なんだよ。それ!中佐!!」
エンジェルルームに響く声。
「何って…上層部からの命令でして…その…」
「な…そんなの断ってくれよ…」
「しないと減給だそうで…」
「チッ…」
フォルテとウォルコット中佐が話していると、そこに蘭花が現れた。
「どうしたんですか?フォルテさん」
「ゲ…」
「おや、蘭花さん。いい所に。…それじゃぁ、フォルテさん。お願いしますね」
中佐はそう言い、
1つのビデオカメラと、三脚を置いて去っていった。
「フォルテさーん?中佐何言ってたんですか?」
「あー…その…だな…」
言うか言うまいか、正直フォルテは悩んだ。
しなければ減給。かといってこんな事したくない。
本気で悩んだ。
「…お前と…ぇ…って…」
「え?」
「お前とヤってるところ…ビデオで撮れってんだよ…」
「へ…!?」
いやがるかな?と、心の中で思った。寧ろ、望んだ。
が。
「アタシ、フォルテさんならいいですよ?」
「は?」
まりの答えの早さに少し驚いた。
たしかに、蘭花とするのは初めてではない。
しかし、このような依頼を持たれるとは思いもしなかったため、心も揺らぐ。
「ギャラ上がるんでしょ?なら良いじゃないですか。」
「そ、それはそうだけど…。」
「じゃぁ、いいじゃないですか。それとも…アタシの事嫌いですか?」
「嫌いじゃないけど…」
少しため息をし、蘭花の顔を見るフォルテ。
「…お前にゃぁ負けるよ…。まぁ…すっか?」
「あ、はい…。」
そして二人は蘭花の部屋に。
「えーっと…ビデオこのへんか?」
ベッドに腰掛けている蘭花を基準に、テーブルにビデオをセットし、ズームアップやらを繰り返す。
「まぁいいか。撮れりゃ―良いだろ。とれりゃー。盗撮みたいだけど…いいか。」
そう言うと、ワイシャツを脱ぎ、蘭花の横に座り、早速、と蘭花に口付ける。
そしてそのまま、蘭花を倒す。
「他人に言われてやることになるなんてな…なんか悔しい。」
フォルテが蘭花の胸の谷間に顔を沈ませながらつぶやく。
「はやく、しちまって終わりにしようぜ。あたし、任務でこんなことやるの御免だ。」
「あ、はい…」
(任務じゃない時は、してくれないのかしら…、フォルテさん)
チクリ、と蘭花の胸に何かが刺さる。
「蘭花…もう、こんなに硬いぜ?撮られてるって事で、感じてんのか?」
「!!」
思いがけない言葉につい、かぁっとなる。
「まぁ…。ちょっと妬けるけどな。」
「え?」
少し、ドキッとした。
「…視姦何かにゃ負けないぜ…」
そうつぶやくと同時に、恥所に指を突っ込む。
「ひゃぁっ!?」
「へっ…。こっちはまだ濡れてないか…」