エンジェル隊の最後

「現在、惑星破壊衛星にコ−ド00134、トマス・ロ−レンスが占領し先ほど
 PLANET07を破壊しました、現場は緊迫の模様です」
ニュ−スのアナウンスがBGMとして俺の耳に響いた、やつらはこれで滅んだのだ
そう、これで
12時間前 PLANET07
「現在、この惑星のロストテクナロジ−の回収に当たったエンジェル隊と連絡が途絶えて
2週間が過ぎています、われわれは空中から探してみます何かあったら連絡をお願いします」
エイビズとの通信が終了した後、俺はエンジェル隊との連絡が途絶えたところを捜索しはじめた
俺は2週間前この惑星のロストテクノロジ−を回収に当たったエンジェル隊の地上での
捜索に当たったコトがコトだけに地上での捜索は俺一人で当たったのだ、そこは
激しいスコ−ルの降り注ぐジャングルであった、程なく俺は紋章機を見つけた
紋章機は2週間放置されていたらしく、所々にツタが絡まっていた
「こちらトマス・ロ−レンス、紋章機を発見しました回収をお願いします」
「こちらエルファイア・ビンガリ−、現在位置を確認これから紋章機を回収します
ロ−レンスは引き続きエンジェル隊の捜索をお願いします」
「こちらトマス・ロ−レンス、了解しました」
俺は通信を終えるとエンジェル隊の捜索を再開した、そしてすぐに何か声が聞こえた
声のほうに近づくとそこにはテントがいくつか張られ、どれも無残に荒らされた後であった、そして
声はそこにあった通信機からのものであった、通信機からは同じメッセ−ジが何度も流された
「こちら...現在......現在我々とエンジェル隊は...それにより救助を要請する...なおこのメッセ−ジは録音である
現在我々は近くの洞窟にいる、このメッセ−ジを傍受したのなら直ちに救助活動に当たってもらいたい」
この通信はノイズだらけだったがひとつだけ重要なことをはっきりと録音されていた
それはエンジェル隊の居場所である、おれはこいつをエルビスに送信するとメッセ−ジ
の示す洞窟へと入っていった、だがこの録音がいつのものなのかがわからないため俺たちのポジションは
そのままであった。
その洞窟は薄暗く蒸し風呂のような空気であった、さらに雨水が滴り落ちる様は俺に
落盤を想像させた、そしてやはりここに隠れているやつはいるようだ、雨水でぬかるんだ
地面にはっきりと足跡と取れるくぼみがあった、くぼみからってそいつは足のサイズが28CM
身長は165から175の間の痩せ型だと推理した、俺はこいつの後を追った、そして
その果てにいたのは、トランスヴァ−ル軍の歩兵だった、こいつの特徴からいって足跡の主は
こいつで間違いなかった、こいつは空の銃を俺に乱射しながらわめき散らしていた
「化け物め、俺はテメエ等に殺されるわけにはいかないぞ、そうさあのときだって俺は死んだ振り
をしたんだ、ヤツラ俺が生きてるのにも気づかないでそのまま通り過ぎやがった、
ほらヤツラがそこにもここにもいるぞ、生き残ったのは俺だけ、そうさ俺は生き残ったんだ
フハハハハハハハ」
ヤツは完全にイカれていた、一体ヤツは何を見たのだというのだろうか?
俺はヤツをエルビスの元に預けると俺はエンジェル隊が今回のロストテクノロジ−の
回収に着手したという建物の調査に当たった、そこは建物そのものがロストテクノロジ−
といえる作りでまるで俺は招かれているとしか思えない構造であった、さらにロックが外されているのは
一本道に近いものであったため迷う心配はなかったが、そこはまるで堂々巡りをしているのかと錯覚させるほど
同じ構造の部屋ばかりが続いた、そして俺自身ここはどう通ったのか覚えていないほど進んだ先は今までのように
入ってきた方向たら見て左、正面、右にまったく同じ無地のドアが続く部屋ではなく、
目の前には正面に小ぶりな扉と取り付けられたままの暗号解読器があった、俺はそれを
使いドアを開けようとするが、ドアの向こうで何かに引っかかっているらしく、ドアの開きは
かなりぎこちないものであった、ようやく開いたドアから俺に何かが倒れこんできた、それは
トランスヴァ−ル軍の歩兵の上半身であった、下半身はその真下にあった、
それは何かに引きちぎられていたものであった、そしてそこに入ったとき俺は息を呑んだ、
トランスヴァ−ル軍の兵士及び将校たちがこいつのように無残に引きちぎられた死体の山であった
俺は誰のものなのかわからない転がり落ちていた記録用のテ−プを再生することにした
その光景は俺の想像を絶するものであった。
「いいか、今日はエンジェル隊御一行が来る、失礼がないようにな」
映像は上官と兵士のこんなやり取りから始まっていた、俺はこの社交辞令の
確認を早送りで飛ばした、そしてエンジェル隊が現れるところで標準速度に戻した
そこは俺が降下したところであった
「いいなテメエ等、これぐれも失礼がないようにな」
「了解」
軍曹は歩兵どもに念を押していた、事実エンジェル隊はク−デタ−のさいトランスヴァ−ル
母子を守り抜いたという実績があり、昔のように税金泥棒とは呼べない存在となっていたのだ
しばらくすると、5機の紋章機が現れた
「お待ち申しておりました、件のロストテクノロジ−はこちらです」
軍曹はさっきまでと態度を変えていた、俺はここで少し早送りをした、そして
今いるこの建物のところで標準速度に戻した
「で、ここにロストテクノロジ−はあんのかい」
質問したのはフォルテだった
「はい、その通りです」
「それって、どんなものなのですか?」
この質問の主はミルフィ−ユだ
「我々もこれについてはどんなロストテクノロジ−なのかはわかりません、実際に見ていただいてください」
「それって、やっぱ体力つかうの」
この質問の主は蘭花だった
「人手が必要とだけいっておきます」
「あらやだわ、私にできるかしら」
ミントはそうこぼした、ヴァニラは終始無表情で何もいわない
「ではこちらです」
軍曹とその部下たちがエンジェル隊を案内した、ここを俺は早送りした
そして、この部屋に行き着いた。
そこを標準速度に再生しようとしたとき、何かの気配を感じ取った俺はいったん停止させ
銃を構え辺りを見回した、だがこの部屋には他に何もなかった、俺は再び再生を開始した
「この部屋にロストテクノロジ−があります、なお部屋は発見当時そのままにしています」
軍曹はそういうと部下にドアロックを解除させここに入った、部屋には中央に不自然な柱
が聳え立っていた、柱はまるで無数のパイプが密集しているようであった
「この柱が他の壁と違う材質からなっているところから見てもロストテクノロジ−
であるととれるでしょう」
「これただの柱みたいですけど」
「てゆうか、柱でしょこれ」
「軍人の感性はいささか理解できないところがありますわ」
「あーあ、無駄足じゃねえか」
「...これは、ただの柱です」
エンジェル隊はすでに私語を吐き始めていた、だがこれは「今ここにはない」
これは一体どういうことなのだろうか?
映像のほうでも異変が起きていたようだ、突如軍曹の通信機に緊急通信が流れてきた
「こちらチ−ムΓ、敵と遭遇   ギャ−!!!」
「こちらチ−ムΒ、どうした何があった!?」
「急いで地上に戻って様子を見よう!」
「待ってくれ、何か聞こえないか!?」
軍曹と部下たちは動揺を隠せない、その時だった悲鳴が上がった、その方向には
先の柱のパイプがひとりでに動き出し隊員の一人を引きちぎっているところであった
他の隊員たちも引きちぎられカメラも地面に落ちたらしく映像は急降下した
そして残ったのはエンジェル隊のみであった、そしてパイプいや触手はエンジェル隊を
縛り上げた、しかし他の連中のように触手は彼女たちを引きちぎらない、それどころが
彼女たちの股をこすりつけていた、カメラのアングルからいって彼女たちの表情を読み取れな
かったしかもこの落下の影響なのだろうここからは音声は一切なかった、ある程度触手は股をこすり付けた後
触手は彼女たちの服を引き裂いたそしてあらわになった女陰に触手は挿入した、
触手は抽送を繰り返すと何かを流し込んだようであるそして柱は生物としての本性を見せてきた
それは彼女たちを犯しながら部屋を出て行ったのであった。
これが、ここであったことのすべてだった。
俺はテ−プを回収するとすぐに銃を構えた、来た道に引き返そうとしたとき
天井が崩れ落ちたそこから見たことのない生物が大群で現れた、それは先の
映像に表れたそれとは違う生き物らしく、体はエビとカニを掛け合わせたような
ものであり、大きさは人間の赤ん坊ほどある青褐色の生き物であった、俺は
持っていた銃をヤツラに乱射したヤツラは見た目よりもヤワで銃弾が一発当たった
だけで破裂した、血の色が赤であったことは少々違和感を覚えるものがあった
だがヤツラは俺を素通りしていき死体を食い始めた、そういえば野生動物は
得やすい獲物を優先的に狩るというのを聞いたことがある、ヤツラには
活きのいい俺よりも動かない死体のほうが餌に映ったのだ、俺は瓦礫でふさがれた退路の
代わりにヤツラが現れた穴を通ることでここから離れた、天井の高さが2Mほどしかなかった
からこそ取れた行動であった、その後俺はどこをどう通ったのか覚えていないだが
その道中ヤツラがさまざまな局面で現れそれを撃退したのは確かであった、
そして俺はこの建物の屋上にたどり着いたそれと同時にエルビスからの通信が入った
「ロ−レンス、一体中で何があったんだお前がその建物に入ってからずっと通信が途絶えていたんだぞ
外は完全にヤツラに囲まれている、これからお前を救助するそこで待機しろ」
エルビスの言うとおり下は完全にヤツラでひしめいていた、ここにはヤツラは
いなかったがそれも時間の問題だ、俺は降下艇の到着が待ち遠しかった
降下艇がやって来るまでどれだけ時間がかかったのかはわからないがその時の
俺には非常に長く感じた、だが俺の期待した展開ではなかった
「メ−デ−! メ−デ−! コ−ド00243が暴...」
通信機からはこれと銃声が響いた、コ−ド00243はあのイカれ兵士のことだ
さらに奴はこんな通信を入れてきた
「見ろ! ヤツラがいっぱいだ! テメエ等は皆殺しだ!!」
降下艇からの通信はこれが最後であった、降下艇が地面に軟着陸すると奴は
すぐに降下艇から降り怪物の群れの中に銃を乱射しながら特攻したそして
奴はすぐに怪物の餌食となったのであった。
俺は軟着陸した降下艇へと向かうためにこの建物の外壁沿いに下りることにした
もと来た道を逆走するよりこれのほうが安全な近道であった、幸いなことに怪物たちは
降下艇の方に向かっていったため俺を邪魔をしてこなかった、俺にもどうやら
ミルフィ−ユのように幸運の星とやらがついてるらしい。
俺が降りてきたときにはヤツラは食事を終えたらしく降下艇から大半が引き下がった
その上俺を襲ってくることもなかった、どうやらヤツラの腹を満たすには十分な餌があったというわけだ
俺は降下艇にへばりつくヤツラだけを排除し降下艇を発進させた、そのとき
俺の通信機に部外者からの通信が入った
「トマス・ロ−レンス、君が今見てきた怪物はこの惑星に停泊しているエルシオ−ル
から発生しているようだよ、恐らく君がお探しのエンジェル隊もそこにいるだろう」
「誰だお前は、部外者がどうしてこの通信機の周波数を知っている?」
「そういえば自己紹介がまだだったね、私の名前はネルソン・スタンレ−だ
スタンレ−財団の17代当主だよ、これで十分かね?」
スタンレ−財団それはミントの一族であるブラマンジュ財団と引けをとらない
財団であった、トランスヴァ−ル一族もこの財団とはいろいろな面で恩がある
身であった、声からいってネルソンは初老の老人であろう
「なるほど、そんなお偉いさんがこんな歩兵に何の様だ?」
「そこからエルシオ−ルまで3時間ほどかかるすでに私の配下がその惑星に2時間ほど
前から向かっている、君がエルシオ−ルにたどり着いてから2時間ほど後に来るだろう
それまでにエルシオ−ルのどこにエンジェル隊がいるかを探し出してほしい、
それとアレはエルシオ−ルを発進しようとしている、そうなればどうなるかは
君にもわかるだろう」
考えたくもない事態であった、ネルソンの言うアレとは恐らくあの映像に写っていた
奴のことであろう、あの怪物ならそれだけの知能があってもおかしくはなかった
「エルシオ−ルに向かうまでの暇つぶしとして聞いてくれ」
ネルソンは俺がオルシオ−ル荷向かうまでの間にあの怪物について細かく説明してくれた
しかもネルソンが20年ほど前にアレをすでに発見したということもだ
今から20年前ネルソンたちは先の建物からあの怪物たちを発見していた、
だがこのとき怪物は休止状態に入っていたため生態など一切不明だったのだ
さらに当時トランスヴァ−ルは内乱が起きていてこれはうやむやになってしまったのだ
そこでネルソンは独自にこの怪物の生態を調べたのだ。
驚いたのは映像の怪物と俺が遭遇した怪物が同一の生物であったことだ。
ネルソンによると俺が遭遇したのはまだ幼生であり、映像の怪物はこれもまた以外で
雌の成体なのだ、あの怪物の繁殖方法は受精卵を抱えた雌が他の生物の雌に
産み付けることによって繁殖するのだという、しかも産みつけられた雌は死ぬまで
怪物を生ませ続けられるのだ、一回の産卵で人間なら1000匹も生みつけられるのだ
あの触手はそのための管だったのだ、そして雌は他の生物の雌が近づくまで仮死状態に
なるのだという、これでトランスヴァ−ル軍が発見したときにあの怪物が柱としてカモフラ−ジュ
し続けていたことも説明がつく、エルシオ−ルにはエンジェル隊以外にも女性がいる
だからこの推理は一種の賭けに近かったと言える、一方雄の成体は芋虫の外骨格が硬化したような
なりなのだという、現在もこの惑星には400以上もの受精卵を抱えた雌が雌を待ち構えているのである
ともネルソンは付け加えた、ヤツラは見た目以上に知能がありエルシオ−ルを起動させるのは時間の問題
であったとも...
そしてその話は確かにエルシオ−ルに向かうまでの暇つぶしになるくらいの長さであった、
おれはこれからヤツラの巣窟に向かおうとしていた。
エルシオ−ルはネルソンの言うとおりヤツラの巣窟と化していた、俺は進入地点を探してた時
ネルソンからまた通信が入った
「トマス・ロ−レンス、君の友達がエルシオ−ルの向かっているようだよ、爆撃用
のシャトルでね、もうそろそろそこに来るころだと思うよ」
ネルソンのいう「友達」に心当たりはなかった、そしてその「友達」はネルソンの言うとおり
すぐに現れた、5機のシャトルがエルシオ−ルを爆撃しその爆撃でできた入り口に奴等は進入
した、俺もそこから侵入した、5機のシャトルは近くで見るとそれぞれにエンジェル隊の隊員
がそれぞれペイントされていた、俺はまず奴等の後をまずは追うことにした俺もネルソンも知らない
連中だ、怪物の採取が目的である可能性があったからである銃声が轟いた主はひとつしかありえなかった
俺はこの銃声を元に奴等を追跡したその御陰か怪物をそう多量に相手にすることもなかった。
そして司令室にたどり着いたとき中で何かもめている声が聞こえた
そこにいたのは痩せ型のナスのように縦顔の眼鏡をかけた男と、痘痕だらけの小太りの男と
脂汗をかく小太りと、背が高いだけで体躯はとてもいいとはいえない痩せ型の男と
化粧もしていないで眼鏡をかけた痘痕とにきび跡だらけの女とこの5人を見るとかなり色男に
映ってしまう若い男であった。
「何だと! では僕たちはミルフィ−ユたんに見向きもされないと言うのか!!」
「蘭花たんは俺のことが眼中にないというのか!!」
「ウソだミントたんは僕ちんの永遠の恋人だ!!」
「あたしのフォルテ様があんたなんかと!!」
「ヴァニラたん、あなたはこいつに穢されているなんて信じられないよ!!」
これでこいつ等の目的がわかった、こいつ等はただのエンジェル隊のおっかけ
であり「現実」をこの男に見せ付けられたためにその恨みでここに来たのだ
そして、青年はこういった
「だって、君たちは魅力がない」
この一言が奴等を完全に怒らせたらしく、青年はこいつ等によって蜂の巣にされた
そしてこの時、この青年こそが先のク−デタ−でエルシオ−ルの艦長にしてエンジェル隊
の指揮官である「タクト・マイヤ−ズ」であると思い出した時にはすべてが遅かった
「よし次はエンジェル隊の救助だ、ミントたんは格納庫にいると僕ちんのシックスセンスがそういってる」
「ん、そこにいるのは誰だ!? 出てこないなら撃つ!」
ノッポに俺の存在がばれたのだ残りの4人も俺のほうに銃口を向けてきたこいつらは話が通じる相手ではない
俺は横転で奴等の前に現れるとすぐに銃を乱射して奴等を始末した奴等の動きが素人であった事も俺が勝った
原因でもあった、銃の構えひとつもちゃんと訓練されるためこれで相手が素人かどうかすぐにわかるのだ。
俺は真っ先にタクト・マイヤ−ズがまだ生きているかどうか調べた、脈も息もない彼は既に死んでいたのだった。
俺は奴等の持ち物に何か役に立つものがあるかどうか調べるために奴等の体を調べた、するとエンジェル隊の隊員の
名前がラベリングされたテ−プが出てきた、俺は奴等があの男にどんな形で「現実」を突きつけられたかが
気になり、「ミルフィ−ユ・桜葉」とラベリングされたテ−プを再生した
テ−プはキッチンで料理しているミルフィ−ユの後姿から始まった、どうやら作っているのは蒸しパンらしい
そして蒸し終えるとミルフィ−ユは誰かを待っているようだった、しばらくするとドアチャイムの音がした
カメラは可動式らしくしっかりとミルフィ−ユの動きについていた。
「あっタクトさんですか、どうぞ入ってください」
「じゃあ邪魔するよ」
エルビスが以前言ってた話だとエンジェル隊の個室には本人または本人が招いた者しか入れないのだという
俺はミルフィ−ユがタクトを招いたの理由について二つの仮説を考えた
一つは部下が上司を招くといういわゆる社交辞令というものだ、もう一つは...
などと考えているうちにも二人の会話はだんだん親密なものになっていったそしてついにタクトはミルフィ−ユに
キスをした、唇や頬の動きから見るとディ−プキスのようだ、しばらくするとタクトは
ミルフィ−ユとのキスを終え唇を離した、そのとき互いの唾液が糸を引いていた
「あっ、だめですもうすぐPLANET07に到着しますしそれに」
「それに、なんだい?」
タクトはそういいながらミルフィ−ユの胸を服越しに愛撫し始めていたミルフィ−ユの顔は上気し始めている
「こんなに乳首まで硬くしていけない娘だ」
タクトはさらにミルフィ−ユを言葉責めをする
「それにここもこんなに濡らして」
タクトはミルフィ−ユの下半身に既に手を伸ばしていた、そしてその手をミルフィ−ユの目の前に
突きつけたその手は彼女の愛液でそれも白濁した「本気汁」というやつでベトベトになっていた
「あっ、そんなに焦らさないで」
「じゃあ、俺の事をタクトと呼ぶんだそれなら考えてもいいけどね」
タクトはそういうやはや急に前戯をやめそのまま何もしなくなった
「あっ、タクトさん止めないで下さいもっとしてください私興奮でどうにかなってしまいそうです」
ミルフィ−ユは湿った声と荒い息遣いで「おねだり」をした
「俺の事をタクトと呼ぶなら続けてやるがどうする?」
ミルフィ−ユはしばらく興奮にこらえていたようだ、だがついに
「ああ、タクトお願いします私の中をタクトでいっぱいにしてください」
「よくいった、ご褒美だ」
タクトはそういいミルフィ−ユをテ−ブルの上に押し倒すと下着一式を脱がし始めた
ミルフィ−ユの陰毛はその愛らしい顔には似つかわないほどの剛毛であった
タクトは男根の狙いを定め正常位で挿入した、ミルフィ−ユは牝としての一面を露にし始めた
「ああっ、もっと、もっと突いて、タクト、タクトォ!」
SEX特有の打ちつけるような音が鳴り響きながらミルフィ−ユは何度も
「タクト」と言っていた、やがて行為はさらに激しくなったタクトはそのまま
ミルフィ−ユを持ち上げ駅弁の体位にした
「ああ、凄いタクトのが私の中で激しく突いてくる!」
もはやミルフィ−ユは完全によがり狂う牝であった、そしてさらにタクトはミルフィ−ユの腕をつかむと
ミルフィ−ユを後ろ向きにさせそのまま仰向けになってミルフィ−ユを突き上げた
しかもミルフィ−ユ自身も腰を猥らに振っていた、やがて二人のペ−スは早くなっていった
「ああ、私もうイッちゃいます」
「俺もそろそろ限界だ、どこに出して欲しい?」
「ああ、中で、中で出して!」
そしてタクトは腰を一気に突き上げそのまましばらく静止したミルフィ−ユの女陰から白濁した
子種が流れ落ち始めていた
俺はここでテ−プの再生をとめたこれ以上ミルフィ−ユのいやエンジェル隊の
痴態など見たくもなかった、そして残りのテ−プもろとも弾倉が空になるまで撃ち込んだ
反吐が出るほど内容が読めたからだ。
俺はここを後にして格納庫に向かった、奴等の言葉を鵜呑みにするわけではないがもし怪物が
女を集めるのに十分な場所と言えば司令室と格納庫以外考えられなかったからでもある
俺は格納庫まで向かう道中あの怪物たちを相手にしなければならなかったしかも
雄の成体までも相手にしたのだから格納庫にたどり着くころには銃が1リロ−ド分と
グレネ−ドが2個しかなくなっていた、格納庫前にたどりついたとき格納庫に続く扉から
怪物たちが出てくるのを見た、俺は物陰に隠れてうまくこれをやり過ごしたそして格納庫に入ると
大量の兵士の死体がまず目に付いた、御陰で弾とグレネ−ドの補充は十分できた、そして
生ませるだけ生まされて死んでいった女たちの死体があった、そしてその部屋の奥にたどり着いたとき
俺はあの映像の怪物に遭遇した、ほかにヤツラの幼生や成体がいないのは幸いだった
俺はありったけの弾を撃ち込んでヤツをひるませその隙にヤツにグレネ−ドを投げつけてやった
ヤツがグレネ−ドに気づいたときヤツは俺にそれを投げ返そうとしただが一足遅かった
ヤツはグレネ−ドを自分のほうに近づけたときにグレネ−ドが爆発したのだヤツは木っ端微塵に吹き飛んだ
そしてさらに進んだ先にいたのはエンジェル隊たちであった、俺は彼女たちの生存を確認しただが手遅れだった
その時、ネルソンから通信が入った
「トマス・ロ−レンス、そろそろ私の部下がそちらに到着するころだそれでエンジェル隊はいたかね?」
「ああ、格納庫で冷たくあんたの部下を待ってるよ」
「そうかわかった、もう君がそこにいる必要はないだろうその惑星の件は私の部下に任せて軌道上にある私のシャトルに来て欲しい」
「ああ、わかった今からそっちに向かう」
俺はネルソンの部下と入れ違いで先の降下艇でPLANET07を離れた。

PLANET07を離れエルビスのオンボロ降下艇で宇宙空間に出ると威圧感を覚えるほどの巨大な巡洋艦が現れた
恐らくこれがネルソンのシャトルだろう、俺はこいつに着陸許可を求めている事をモ−ルス信号で送った
着陸許可の信号が送られるのに1分もかからなかった。
ドッキングベイはエルシオ−ルのそれよりもはるかに大きく紋章機が2桁は収容できるほどであった、
降下艇から降りた俺を待っていたのはフルフェイスヘルメットをかぶった武装兵達であった
「これをつけてもらいます」
一人が無機質な声でアイマスクを俺にかけさせた、俺はその後何かの乗り物になせられた、エンジン音からしてリムジンだろう
だがリムジンはジグザグに走り時には何回も急旋回をした俺の方向感覚を狂わすためだ、御陰でどこをどういったのかまたくわからなかった。
そしてリムジンは急停止し折れはそこから降ろされアイマスクをされたまま奴等に連行された。
そしてどこかで突如足が止まった、そして奴等の足音が明らかに俺から離れ、ドアが閉まる音がした
「外したまえ」
その声は聞き覚えのある声だ、俺はアイマスクを外したそこにいたのは
170CMほどの中肉の白髪のしわがわずかにあるフレ−ムに金箔を施した老眼鏡のかけた髭のない男であった
「はじめましてトマス・ロ−レンス君、私の名はネルソン・スタンレ−だ」
この男こそ今まで俺の通信機に良すぎるタイミングで通信を入れてきた男だ、そう思うと俺はこの男の敵意のない表情にも裏があると思い初めてきた
俺はこの男に対して一番疑問に思っていた事を聞いた
「今まで俺にいろいろアドバイスをくれたが、一体目的は何だ? まさか慈善事業ではないだろう」
そしてネルソンは俺にアドバイスをくれた目的を話し始めた。
ネルソンは返事の代わりに彼がかけていたイスから立ち上がりデスクの引き出しに手をかけその中にあるスイッチらしきものを押したようだった
すると俺から見て右手側の壁が自動ドアのように開いた、その向こうにあるものに俺は驚愕した
そこでは俺がPLANET07で遭遇した怪物たちが培養カプセルで飼育されていたのだ
「これは君が遭遇してきた生物を素に作ったものだよ、私はこれを「ゼウス」と呼んでいる、私が20年前にこれを発見し独自に研究をしていた事は既に話しているからそこは割合しておこう」
「怪物が万能の神なんてずいぶん趣味が悪いな」
「ロ−レンス君口には気をつけたほうがいいよ、これはPLANET07に生息している野蛮生物とは違うのだよ」
「ほう、ご講義願おうか」
「ゼウスは医療、観賞、兵器などあらゆる面で使えるのだよ、ゼウスはあの野蛮生物を品種改良したものだ、ただし遺伝子操作はわずかにしか加えていない凶暴性を減らしたと言う点のみだ、ゼウスの体液は難病のワクチンが含まれている
これが医療面での価値だよ、観賞面での価値は凶暴性を減らした代わりに従順性を高めた御陰で主人の命令には絶対服従だし繁殖も専用の容器に行わせる上寿命も2週間に縮めてあるこれが観賞面での価値だよ、
さあ最後の兵器としての価値だ、先に述べたように寿命は2週間なうえ主人の命令には絶対服従だし攻撃性はそのままにしているから目標地点にゼウスを投下すればタ−ゲットを確実に撃破してくれるしかも2次被害はない」
「なるほどたいした御託だ、それと俺にアドバイスした理由がまだ結びつかないのだが」
「そういえばそこをまだ説明していなかったな歳をとると無駄話が多くなる、われわれはゼウスの量産化に既に成功している、ただ無駄に長生きしているあの野蛮生物をこれ以上生かしておくわけ必要がない
そこで君にPLANET07の破壊を実行してほしい、もちろん設備は用意してある」
「そういうことだったのか、実は俺もあの怪物を野放しにするわけにはかなかった、たとえエルシオ−ルを破壊してもあそこに密航者が現れそれを占領しその船でトランスヴァ−ルに向かえばそれこそ破滅に向かうからな、
俺としてもその禍根を断ちたい」
そしてネルソンは右手を差し出した、俺もそれに右手で答えた無言の誓いの握手であった
「これをもっていくといい」
ネルソンは俺に鍵を手渡した
「これは、ここから5時間ほど進んだところにある今は無人で軍の監視下にある惑星破壊衛星「イカロス」の軌道に使う鍵のイミテ−ションだよ、
使えるのは一回限りだその後の事は私がもみ消しておく」
「ああわかった、もう会う事もないだろう」
そして帰りも再び行きと同じ方法でドッキングベイに向かった、そして俺は降下艇で今は無人となった惑星破壊衛星「イカロス」へと向かったのだった。
俺は降下艇でイカロスへ向かった、イカロスはネルソンのシャトルとは比べ物にならないほど巨大な球体だったそして一箇所だけ大きな窪みがありそこから巨大なアンテナが立っていた、
恐らくここがレ−ザ−の発射するところであろう、そう惑星一つを宇宙の地理にするレ−ザ−の。
イカロスは200年ほど前にトランスヴァ−ルが開発した兵器でこれまで一度も使われずネルソン達が今回のために3ヶ月もかけて使えるように修復したのだというネルソンのシミュレ−ションによるとイカロスは一回分しかエネルギ−はないという、
ゆえに失敗は許されなかったのだ。
俺はネルソンに指定されたポイントからイカロスに侵入しようとしたとき突如通信が入った
「トランスヴァ−ル軍だ警告する、今すぐここから立ち去れさもなくば強行手段に出る」
俺はトランスヴァ−ルの巡視艇に発見されたのだ
「繰り返す、今すぐここから立ち去れさもなくばお前を迎撃する!」
どうやら向こうは本気のようだ、しかし俺もここで引く気はなかった俺は警告を無視しイカロスにそのまま向かった、
すると巡視艇から威嚇射撃を始めた
「警告する! 今すぐここから立ち去れ、さもなくばここでお前を迎撃する!」
俺は警告を無視しそのままイカロスに向かった、すると向こうも本気で俺を迎撃しようとし始めただが俺の乗っている降下艇は10人程度の輸送船だったため
エルシオ−ル並みのサイズがある巡視艇は俺を迎撃できずついに俺はイカロスに侵入した
俺は無人となったイカロスの中にいるここには俺しかいない、おれはコントロ−ルル−ムに向かうまでそんな考えが俺の頭をよぎった
俺は無人のエレベ−タ−に乗った、エレベ−タ−は200年ぶりの稼動とは思えないほど早く整然と上昇した、
そしてエレベ−タ−はコントロ−ルル−ムで止まったそして再びエレベ−タ−は下降した、俺はネルソンに言われたとおりの操作をした
まず鍵でコントロ−ルパネルを稼動させる、次に目標を設定するそして微調整を終え発射にさしかかろうとしたとき俺の通信機に通信が入った
「トマス・ロ−レンスお前のやっている事は重罪だぞ、今すぐ操作を停止しそして投降せよ! 繰り返す、お前のやっている事は重罪だ既にお前は包囲されているおとなしく投降せよ!」
声はさっきの巡視艇の通信の声と同じ人だった
「こちらトマス・ロ−レンス、これからPLANET07を破壊する発射するまでに避難を要請する」
「たかが歩兵の分際で偉そうなことを! 今から突入するせいぜい銃殺刑になるように祈るんだな!」
どうやらヤツは完全にキレたようだ、だが御陰で発射を妨げるものはなくなった俺は仕上げを行ったエネルギ−をチャ−ジするアンテナの様子がここからでも見える、
チャ−ジの間足音が響き始めた、そして緑色のレ−ザ−がPLANET07に発射された、しばらくするとコントロ−ルパネルに「目標破壊成功」というディスプレイが出てきた
そしてネルソンから再び通信が入った
「ロ−エンス君、エルシオ−ルにいた部隊は君がイカロスにたどり着く1時間前に撤退したよ、エンジェル隊はちゃんと回収してトランスヴァ−ルに送っておいた、
それよりこれを聞きたまえ君の事がニュ−スになっているよ」
「現在、惑星破壊衛星にコ−ド00134、トマス・ロ−レンスが占領し先ほど
 PLANET07を破壊しました、現場は緊迫の模様です」
ニュ−スのアナウンスがBGMとして俺の耳に響いた、やつらはこれで滅んだのだ
そう、これで
俺はこのニュ−スを聞いたとき全身の力が抜けていくのがはっきりと感じたそして紙タバコをすい始めた
俺がタバコを吸うのは任務を終えたときであった、そしてタバコをすい終わったときエレベ−タ−からトランスヴァ−ル軍が現れた
「両手を挙げてそのまま地面にひざまずけ!」
そして俺はトランスヴァ−ルに連行された、トランスヴァ−ル本土に着いたときネルソンが俺に微笑みかけた勝者の笑みだ、
数時間もすれば俺の事は闇に葬られるだろうそして俺は無罪放免で出されるだろう、俺たちは勝ったのだ。
3時間後俺は鞭たたき10回という軽い刑で住んだ、ネルソンが圧力をかけたためだ。
そして自宅へと戻った後、思わぬの人物が俺を訪ねた
「あなたがトマス・ロ−レンスさんですね」
「あなたは!」
そこにいたのはウォルコット・ヒュ−イと額に「Z」というマ−クのぬいぐるみノ−マッドであった
「あなたの御陰でエンジェル隊は助かりました」
「私のヴァニラさんを助けてくれてありがとうございます、まああのクソガギが生きているのは癪ですが」
俺ははじめ彼等の言うことが理解できなかった
「そんなはずはない、タクト・マイヤ−ド大佐もエンジェル隊も死んでいた俺がそれを確認した」
「いいえ、実は皆さん生きていたんですよといっても装置でないとわからないほどの衰弱していたんすけどね」
「あのクソガキの服は防弾性でそれで助かったそうです、ショックで一時的に仮死状態になっていただけだそうです、まったくヴァニラさんを守るお方がそんなヤワでは先が思いやられます」
「そうか、そういうことだったのか」
俺はこの知らせが正直にうれしかった、そして俺はあのビデオのことを話した彼女たちのその後を彼等は知らなかったからだ。
「ん、そうですか後でお見舞いに行ってきます」
「ああヴァニラさんがそんなこと... とりあえずあとでヴァニラさんのところにお見舞いにって来ます」
彼等は表には出さなかったが確かに静かな殺意を持っていた、だがここから先は俺が関わることではない。
彼女たちが今後どうなる課など俺の知った事ではないのだから。
「それはおいといて、ロ−レンスさん実は早速仕事です、惑星ゴメラでゲリラ事件が発生してその鎮圧に乗り出すようにとの指令でした
ロ−レンスさん、仕事が終わったらエンジェル隊に会って下さいよあなたは彼女たちの命の恩人なのですから」
「私からもお願いします、あなたは私のヴァニラさんの命の恩人です」
「ああ約束する、生きようとする意志がある限り」
そして俺たちは新たな一歩を踏み出したのであった
END


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